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“府市合わせ”にならないように

2011-11-13 13:35:02 | 編集手帳



  11月11日付 読売新聞編集手帳


  エスカレーターでは多くの場合、
  立っている人は片側に寄り、
  もう片側は急いでいる人のためにあけておく。
  関東では右側を、関西では左側をあけることは知られている。

  「武士の文化」(江戸)と「商人の文化」(大阪)で説明されることが多い。
  武士は腰の左に差した刀をいつでも抜けるように、
  身の右側に空間を欲しがり、
  商人は懐中のそろばんを左手で取り出せるように、
  身の左側に空間を欲しがるのだ…云々(うんぬん)。

  説の当否は保証の限りでないが、
  ここはひとつ、
  土地の文化にふさわしい選挙戦にしてほしいものである。

  「独裁が必要だ」「独裁の阻止を」と、
  陣営同士が威勢のいい言葉の大ダンビラを振りかざすなかで大阪府知事選が告示された。
  13日告示の大阪市長選とダブル選挙になる。
  この政策で、
  こういう道筋をたどり、
  地盤沈下の下りエスカレーターをこうして止め、
  人々の暮らしはこう改善される。
  有権者が見せてほしいのはダンビラではなく、
  政策効果のそろばん勘定だろう。

  不毛の泥仕合にしてしまえば、
  悲しいシャレ“府市合わせ”(不幸せ)をいっそう重く人々に背負わせるだけである。
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