最近の日常の買い物はid、Suicaを使うことが多くなったけれど、それでも小銭は貯まる。
現金支払の場合、消費税というヘンテコリンな課税制度のおかげで、本体価格が10円単位であってもつり銭に5円、1円が返ってくることが多い。
10円までは自動販売機でも使えるが、未満は正直案外困る。
待ち人の多いレジの場合、財布にたまった小銭を数えて支払っていると、周囲から熱い視線が。
もちろん称賛ではなく、「なにやってんだよ。早くしろよ」との非難の熱意!
うちのカミさんは『銭ばあ』で、小銭を貯めるのを趣味のようにしている人だから、これまでは財布に溜まった小銭の殆どは『銭ばあの貯金箱』に寄進していた。
年間を通じると結構な金額になるらしかったが、今年からいよいよイカン!
庶民の味方、われらがゆうちょ銀行も、この1月17日からいよいよ硬貨取扱料金を新設し、小銭の貯金は手数料を取るという。
硬貨枚数 料金
1~50枚 無料
51~100枚 550円
101~500枚 825円
501~1,000枚 1,100 円
(以降 500 枚毎に 550 円加算)
庶民のささやかな希望『郵便貯金』
預金ではない、貯金。
余ったお金を預けるのではなく、目標を持ってコツコツと貯める。
こんな小さな小さな庶民の希望、夢にまでもお金をとるのか。
こういう制度導入を最後までよく踏みとどまったとの思いも少しはあるけれど、全国津々浦々までのユニバーサルサービスの提供を掲げるのなら、こういう手数料はとらないで欲しかった。
字田舎の街でほとんどお客さんのいないようなところに、新しい郵便局が建て替えられている。
地方の郵便局管理者などのコンプライアンス違反のニュースがあとを絶たない。
世の中はどんどん変わっている。郵便局の数だって、現状維持=サービスの維持ではないだろう。
拠点の統廃合などを進めてでも、庶民の味方『郵便貯金』の、安い費用で、全国津々浦々に同じ安心・安全を提供するサービスを維持することが、国民の支持を得、生き残ることになるのではないかと思う。
有力銀行と同じ路線では、残念ながらサービスの質も窓口応対の質もかなわない。
これから電子マネーがどんどん普及していくのかな。