まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

冷静に、冷静に

2019年07月14日 | 日記
今朝のフジテレビ『日曜報道 THE PRIME』で、古くから日本と、大陸・朝鮮半島をむすぶ交通の要衝としての役割を果たしてきた対馬が韓国化し、危機的な状況にあるという話を放送していた。
 
番組冒頭は、今回の日本からの韓国向け輸出規制に対抗し、韓国内で日本のビール不買運動がおこっているとし、ビール瓶をトンカチでガンガン割る映像でスタート。
 
煽るねぇ。
冷静に、冷静に。
 
対馬と韓国の釜山の距離は約50Km。
定期航路で結ばれ、費用も数千円。
70分程度で行き来ができるという。
 
このため、ちょっとそこまで感覚でできる海外旅行として韓国人には好評で、人口約3万1千人の対馬市に、年間36万人余りの旅行者が押しかけるらしい。
 
観光客がたくさん来て地元にお金を落とし、地域が潤う!までは悪い話ではないのだけれど、あまりの近さからか、韓国人自身が対馬で観光の事業を展開したり、民宿、空き民家などを次々と買収し、自衛隊基地の隣接地までも既に買われているのだとか。
 
ダメ押しで、私年代の韓国人酔っ払いジイサンマンがインタビューに応じ「対馬はもともと韓国のものだ。韓国はここを取り戻すべきだ!」と主張。
 
韓国の1人当たりGDPは3万1300ドル、今や日本とそん色ない水準になった。
数字からは、世界の先進国である。
 
だけど、やっていることは日本の昭和の中頃のエコノミックアニマルレベル。
実にえげつない。
 
ただ対馬で起きているこんな動きは、韓国人側だけを責めてけしからん!とはならないだろう。
 
産業の少ない地域で、観光で潤っている日本人もいる。
 
土地売買は、売る人(日本人)がいなければ成立しない。
売る人(日本人)は、固定資産税を払い続け、何も活用できないなら、だだ持っているだけより売却しようと考えるのも自然である。
 
自衛隊基地の隣接地などは、国家の国防への覚悟の欠如である。
隣接地などは国外の人に渡らないよう法的な制限なり、経済的な対策をすべきだろう。
 
対馬で起こっている韓国人の動きは、個別にみればどれも不自然なことではない。
 
観光収入を柱として考えるならば当然起こりうる問題として、政治家や行政が取り組むべき課題の方が多いように思う。
 
昨今の日本人が便利な都市部にばかり移り住みむ。そして、空いたところに外国人が入ってきて実際に生活を始め、定住する。
 
国家レベルではこれを実効支配というらしいが、個人レベルでは自然な動きではないだろか。
 
日本人が対馬を管理できないなら、長い年月では、韓国人酔っ払いジイサンマンの主張の通りになるのかもしれない。
 
朝からみっちり雨なので、テレビ番組でくだらない妄想をしてしまった。
 
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<今日は何の日>
1853(嘉永6年)年の今日、アメリカの4隻の黒船艦隊が江戸湾の浦賀沖に現れ、ペリー提督が久里浜に上陸して将軍への親書を渡しました。
 
「太平のねむりをさます上喜撰 たった四はいで夜もねられず」
 
圧倒的な力で開国を迫る、とても西洋的な迫り方だと思います。
 
東洋人は、地味に実効支配が得意ですよね。
でもとても有効。
 
北方領土も今やロシア人の生活があり、領土という括りでは、日本に戻ることはないでしょうね。
コメント
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