まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

大根のまびき(100円の裏側で)

2018年11月14日 | 家事・雑草との日々
ようやく大根の本葉がでそろったので、間引きを行った。
 
菜園を始めた頃は、この間引きがもったいなくて仕方がなかった。
せっかくを大きくなったのになぜ取らなくてはいけないのか、そもそも1粒ずつまけば良いのではないか、そんなことを考えていた。
 
大根の種まきは、1本の大根あたりに4粒から5粒の種をまく。

1粒、2粒は発芽しないものもあり、発芽しても双葉のうちに虫にかじられて終わってしまうものもある。
 
成長具合をみながら傷んだ株、小さい弱い株を抜き取って2~3株にし、虫などにも負けず自立できるくらい大きくなった段階で一本立ちにする。
 
大根は正直だから狭いエリアにたくさん育てれば栄養を分けあってそれぞれが小さく生きる。
だれも文句も言わず、寄り添って白い花を咲かせ、最後はカンピンタンになって一生を終わる。
 
人のように、たくさん肥料をとって自分が一番大きくになろうとか、フェイクを流して誹謗中傷し隣を枯らしてやろうという気はないようだ。
 
鳥や虫などには無抵抗でなすがまま。
まさしく彼らは公平平等である。
清々しい!
 
あの大根にするためには、ひとり立ちする環境をつくり、鳥や虫などに抗する少しの手段を講じてやらなくてはならない。

そして、はじめて大根がパワーを発揮し立派な根っこを作る。
 
人が大根を育てているように見えるけれど、そうじゃないなぁ。
 
実際育ててみると無駄にまくようでも、理にかなっている。
 
1粒だけ種をまいて、これがなんの障害も受けずにりっぱな大根になると思うのは、こちらの勝手な思い入れ(煩悩)で、自然界には自然界の成り行きというものがある。
そんなことを最近少し理解できるようになってきた。
 
それでも間引きは 元気な株を思い切って抜きとらなければならない時がある。

今日もたくさんの大根の小さな苗を抜き取ってしまった。
 
もったいないのでお昼に味噌汁の具にして食べたらとても美味しくいただけた。
 
なにもない一日だったけれど、とても満ち足りている。
 
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<今日は何の日>
今日は、世界糖尿病デーです。
インスリンを発見したカナダのバンティング医師の誕生日にちなんで制定されました。
 
生活習慣病はたくさんありますが、私は高尿酸血症です。
循環器にもそうとうへたりが来ています。
視力も弱い。
 
自分の体は、父母、祖父母・・・のいろいろな因子が重なって今にあるわけで、きっとご先祖さまもそんな病気で悩んでいたのかもしれません。
 
でも、遺伝因子はともかく、それが発症したのは生活習慣に起因する部分も多いのは確か。

家族だから同じ生活習慣を持ちやすくなるのは当然ですが、現状を自業自得と受け止めています。
 
コメント
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