まがりかどの先に

まがりかどの先にはきっと良いことがあると信じ、目の前の人生の小路をてくてく歩き続ける日々の雑記です。

振り子

2018年11月08日 | 日記
振り子というのは右に行ったり左に行ったりして時を刻むが、その時はいつも平等公平である。
 
米国の中間選挙というのが行われ話題になっている。
 
ここ数年米国大統領の強い個性で世界が翻弄されている感があるが、今回の中間選挙でかの国の民主党が躍進し、下院をせいしてねじれ構造をつくったという話を聞いたとき、かの国の民主主義は健全だなぁと感じた。
 
一方で、かの国から民主主義を学んだわが国はどうだろう。
 
小選挙区制度を取り、二大政党制のもと一方の極端な行き過ぎを牽制する選挙制度に移行したにもかかわらず、自民党の対立軸はいまだできず、一党独裁のような国になっている。
 
麻生さん、阿倍さん、小泉さん・・・。
世襲いうか、政治財閥というか、今の日本を作ってきた人たちのグループ。
個々にはとても立派な人たちだとは思うけれど、こういう上からの感覚ではなく、生活者、庶民の目での意見を政治に反映させてくれるグループがあっても良いと思う。
 
そんな受け皿の一つが枝野さんのグループだけれど、どうもキャラが弱い感じがする。
 
幕藩体制と言う封建制の中で、その枠組みの外から出てきた幕末の志士たちが日本を変え明治維新を行ったという。
そんな強い個性、求心力のある個性が少ないのが残念だ。
 
日本の現状は振り戻しがない。
 
勝てば官軍、どんどん一方向に偏っていく。
本当にこれでいいんだろうか。
 
国会がねじれてなかなかものが進まない。
とても非効率には見えるけれども、真面目に政策討論をするならば、実はそれがとても民主的な物事の進め方なのではないだろうか。
 
たくさんの人の色々な意見が集約されて行われる国の政治は、勝ち組、尖鋭層の独裁ではいけないと思う。
 
難しいなぁ。
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<今日は何の日>
昨日、11月7日から立冬、七十二候の『山茶始開(つばきはじめてひらく)』に入りました。
 
庭先のサザンカがきれいに咲き始めました。
コメント
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