TS-770無線機その2
とりあえずACコードをコネクタが無いので端子にハンダ付けしてスライドトランスで徐々に電圧を上げていき煙が出てないのを確認してからAVR UNITをDC電圧を13.8Vに調整しその他の電圧を調整。
こちらのトランスはデジタル関係回路用かな?どうやら分けてあるようです。
ボリューム関係は接点復活剤をごく少々塗布しました。
エンコーダの分解清掃 LEDとNEC PH102フォトTRでカウントしています。この故障も多いようです。LEDは清掃しておきますがこのLEDを周波数の動きが悪いからと最新の高輝度タイプと交換してはいけませんシャッターで隠しても高輝度なので光が漏れてうまく動きません。
AF/VOXとMIX UNIT 点検調整
PLL UNIT 点検
PLL(A) UNIT 点検調整 ここは根気よく調整しますが各種部品の劣化により規定値まではもどりません。
PLL(B) UNIT 点検調整 ここは根気よく調整しますが各種部品の劣化により規定値まではもどりません。
CAR UNIT 点検調整
VCO UNIT 点検調整
IF UNIT 点検調整 こちらも規定値までは持っていけませんでした。
RF UNIT 点検調整 感度の調整しましたがそれほどずれていませんでした。
DIGITAL UNIT 点検 今ならLSI 1個で済むんだろうな。
POWER UNIT 点検調整 こちらの面は144MHzで裏が430MHz パワーモジュールではなくディスクリート方式です。
2SC460は全て外してチェックしました。少し消耗しているのがありましたが今は販売していないので回路を見て選別して使用しました。互換TRを使うとCob,Cibが変わるので調整しきれなくなってしまう場合があるので注意が必要です。
調整中 さすがに40年以上も前の無線機なので部品の劣化があり調整は難しいです。調整は妥協しての調整となります。SメーターはS9を-73dbmで合わせました。
スピーカーからFMのザーという雑音が聞こえなくて本体を叩いたら音がする時があったので接触が悪いと思いコネクタや部品、配線などを触っていたら原因が分かりました。まるで囲った配線が外れかかっていたのでした。裏からよく見るとハンダが芋ハンダになっていてたのでやり直しました。
送信周波数調整 145MHz
送信周波数調整 434MHz
送信出力 145MHz 調整で20Wぐらい出るのですが抑えて調整
送信出力 434MHz 調整で20Wぐらい出るのですが抑えて調整
完成 調整すると145MHzの感度はそんなに悪くはなく普通ですが434MHzは少し悪いかな。この時代はまだ430MHzのレピーターって無いんですね。ダイヤルは凝った仕様で使いやすいです。
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