通電のみ確認のジャンク品を1,700円で購入しました。このシリーズはデザインが無線機らしくなくて好きなんですが、PLL無線機の初期型によくある故障や内臓のスイッチング電源の故障もよくあって中古の人気はあまりよくありません。ましてこのIC-351は430MHzトランシーバなのに通常仕様ではレピータ非対応なので特に人気のない機種になっています。
外見はスレや傷はありますが前面はそれほど汚れていません。
上蓋をとったところ
下蓋をとったところ
メインダイヤルのパルスを検出するフォトカプラをきれいに掃除します。
コントロール基盤のチェック
サブ基盤のチック
メイン基板のチェック
フロントパネルを外します。コネクタが多いので番号などを書いておきます。
分解します。
スイッチの清掃 VR関係は接点復活髄を少量塗布しておきます。
イッチング電源 ここでは13.8Vのほかバックアップメモリの電源も作っています。
アルミケースを外して点検清掃
ICOM純正の88.5Hzトーンが入っていました。この無線機は送受信別に周波数を設定できるので面倒ですがレピータ運用ができます。以前は88.5Hzのトーンを自作して内蔵して運用している人もいました。
送信周波数が4KHzほどずれていたのでPLL回路を調整します。丸のIFTを回して調整します
調整後
スペアナでチエック
パワーVR最小で2W
最大で12W
写真ではわかりずらいですがFL表示は433の最後の3が少し薄くなっています。
完成 受信感度はけっこうよかったので未調整のまま、専用のマイクがないので変調はチェックしていません。
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