ガラクタな部屋

音楽を古いガラクタ製品で聴いています

SONY TA-3130F 3台目

2019-07-07 | メインアンプ

SONY TA-3130F 3台目
オークションに「通電確認できずの現況品」が出ていたので3,500円で購入しました。ご存知のように名機SONY TA-1130のパワーアンプ部分を取り出したアンプで当時はやっていたマルチアンプ用アンプとして使っていた人も多かったようです。(当時お金のある人はTA-2000F+TA-4300F+TA-3200F+TA-3130F+TA-3130Fの3ウェイマルチチャンネルでスピーカーをドライブしていました。)1972年発売の製品で50年近く前の準コンアンプでダイレクトカップリング方式を採用していました。
修理終了後
周波数特性 15-200KHz -1db (1W)
出力 70W×2
残留雑音 L,R=0.3mV

それほど目立つ汚れはありません。

ケースは傷による塗装の剥がれが見えます。

ACコードがベタベタするので洗剤で良く拭いておきます。

横から

ケースを取ったところ。久しぶりに見るすごい埃です。倉庫にでもあったのでしょうか?

ランプが切れていました。ガラクタ箱から見つけた2.5V0.3A

VRは分解清掃します。

パワースイッチと連動してるスイッチは真っ黒なので清掃します。

パワーTRを外そうとネジを外して引っ張ると外れません?よく見るとハンダ付けされていました。シャーシを分解するときネジの頭が潰れているのが何個かあったので一度分解されているようです。アイドリング電流はTA-1130と同じ50mAに設定しました。

2SD88A それほど消耗していませんでした。他のTRも全部チェックしましたがあまり消耗していませんでした。アンプの使用頻度は少ないのかもしれません。

電源回路のC805これも古いTRです。この3130Fは初期のアンプのようでその後使用してあるTRが色々変わっています。

電源回路修理完了

2SA611 古い小型のTRでMarantz 7Tに使われているゲルマニウムトランジスタのような形をしています。

シャーシ どうやら電解コンデンサーの液漏れでは無いようです。トランスからの液もれ?

ケースは艶消し黒で塗装しました。

交換部品 今回もオーディオ製品は使用せずニッケミ、ルビコンの標準品を使用しました。

主電源用コンデンサーは膨らんでいませんでした。

100Hz

10KHz

修理終了ですがこのアンプは電源トランスから「ジー」という音がします巻き線の振動だと思いますが近くで使用する場合は気になるかもしれません。トランスが古くなると音がするものがあるようです。

トランスの「ジー」という音が気になってアンプを又分解してトランスから出ている配線を引っ張ったりトランスのケースを止めているネジを外してまた締めなおしたりシャーシにトランスを取り付けをきちんと確認しながらねじ止めすると不思議と音は無くなりました。原因がよくわからないのですが・・まあいいか。
USB-DAC FET-PRI+TA-3130F+Victor SX-3Ⅲで試聴、パワートランジスタが比較的元気なのかそれとも使用してあるTRの違いなのか分かりませんが以前のTA-3130Fとは少し違った音のような気がします。気のせいかもしれませんが純コンより準コンの方が私の好きな音がします。

 

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