母が満77歳を過ぎ、78歳になる前、父の誕生日あたりで、家族旅行をしようと
いうことになった。
弟家族が5年ほど、上海に住んでいたので、しばらく実家の両親が東京方面に
行くことがなかった。
父も3月11日で満82歳。もうあまりどこにも行きたくないと言っていたけれど、
誘えば、久しぶりに出かけてきた。
弟が、あんこう鍋を食べに行こうと計画を立ててくれたので、うちからは私と
三女が新幹線で品川に向かった。
弟家族と妹家族と両親と落ち合う場所は北茨木の五浦温泉。
品川から上野に出て、常磐線の特急列車「ニューひたち」に乗った。
せっかくだからと三女と水戸の偕楽園で途中下車した。
うちの庭の梅はとっくに終わってしまったので、もういい時は過ぎたかな?
と思ったら、まだまだこれからだった。
今年は寒かったからかな?
弟家族は両親を車に乗せ、五浦温泉へ来ていた。
妹家族も車で来ていたが、実は、偕楽園に寄っていた。
私たちの方が、1時間ほど早くついていて、徳川ミュージアムに寄っていたので、園内で会えなかった。
五浦温泉に着いたのが、4時過ぎ。
みんなで一回りしようとしたら、もう六角堂などは時間が過ぎてみることはできなかった。
ちょうど旅館に帰ってくると、ロビーであんこうのつるし切りをしていた。
鮟鱇は、捨てるところがないそうで、最後に残ったのは、口の周りだけだった。
朝、目の前の海から朝日が昇った。
露天風呂に行ったが、ちょうど太陽は見えないようになっていた。残念。
大津港の次の駅は、もう福島。
弟がアクアマリンふくしまに行こうというので、車に乗せてもらった。
津波で建物に被害はなかったものの、生き物はほとんどだめだったらしい。
3年たって、やっと観ることができるようになったそうだ。
植物といっしょに水生動物を観ることができて、なかなかおもしろかった。
福島の沖で親潮と黒潮が出会うそうだ。
平成18年の夏に有馬温泉に行って以来、7年半ぶり。
家族全員は集まれなかったけれど、みんなで旅行ができてよかった。