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トロのエンジョイ! チャレンジライフ

「音楽はやめられない。あと300年は続けたいね」マイルス·デイビス

「ぼくを探しに」シェル・シルヴァスタイン

2019-12-06 07:42:49 | 読書


これは、大人向けの絵本、と言ったらいいのでしょうか?

「ぼく」が、「足りないかけら」を探して旅をする、ということ、

それは結局、僕たちの人生そのものではないか、という気もします。


なにかが足りない、それで楽しくない、という気持ちは、

人間のすべての行動や表現の原動力である、と言えるでしょう。


また、こんな解釈もできるのではないかと思うんです。

人間はとかく、足りないもの、失ってしまったものを数えがちだけれど、

それではいつまで経っても、幸せになれない。

今あるもの、持っているものに喜びを見いだすことで、幸せを感じられるのではないか、と。


そんなことを考えさせる本でした。

僕は購入しましたが、図書館で借りるか、あるいは本屋さんで立ち読みでもいいかもしれません。

きっと印象深い体験になると思います。



自分にしか出来ないこと

2019-12-01 05:39:45 | 執筆について
「最近、創作活動のほうは?」

診察に行くと、主治医によく訊かれます。

主治医には、僕の書いた小説を読んでもらっています。


よく、「自分の本当にやりたいことをやれ」と言われますが、

僕の「本当にやりたいこと」は何でしょうか?

正直、よくわかりません。

「本当にやりたいこと」がたくさんある、というか、コロコロ変わるんです。


心理学、法律、中国語、絵を描くこと…

いろいろと手を出してはいますが、どれも中途半端なんですよね。

でも、創作活動、つまり小説を書くことが、一番なのかな?


なぜかというと、小説を書く以外のいろいろなことは、

僕でなくても、他の誰かがやりそうな気がするんです。

でも、僕の小説は、僕以外の誰かには、書けないんじゃないかと思うんです。


ずいぶんと生意気なことを言っているのかもしれませんが、

何をやるのか迷ったとき、「自分にしか出来ないことは何か」と、考えてみることが必要なのかもしれません。

そのように考えると、まだまだ未熟とはいえ、とりあえず僕には「自分にしか出来ないこと」がある、

それはとても幸せなことだし、恵まれているんじゃないかと思うんです。


戦時中は、みんなが戦争に駆り出されて、自分のやりたいことなど出来なかったといいます。

だから今の平和な社会に感謝すべきだと思うし、やりたいことがあるなら、やらなきゃ損だ、と思います。