トロのエンジョイ! チャレンジライフ

「人生で重要なことはたった3つ。どれだけ愛したか。どれだけ優しかったか。どれだけ手放したか」ブッダ

「影武者徳川家康」隆慶一郎

2022-05-16 05:45:29 | 読書

ずいぶん昔に読んだのですが、今回、再読しました。

といっても、完全に熟読玩味したわけではないですが、

隆慶一郎先生の作品の素晴らしさは、じゅうぶん感じることが出来ました。

 

他にも、「吉原御免状」「一無庵風流記」「花と火の帝」(絶作)など、

先生が遺した作品はいずれも面白く、ほぼ読みこぼしはないつもりです。

伝奇小説というのでしょうか、歴史に独自の解釈を加えたり、

SFやファンタジーの要素を加えたりしたものが多いです。

 

今回ご紹介する「影武者徳川家康」は、

「徳川家康は関ヶ原の合戦で死んでおり、その後はすべて影武者が替え玉として演技した」

という、突拍子もないものです。

 

この「家康替え玉説」は、確かな根拠があるわけではない…のかな?

しかし、ここまで深く掘り下げて書かれているのは、この作品だけだと思います。

隆慶一郎先生の非凡な才能を感じさせるものです。

 

出来れば、あなたの作品をもっと読みたかったです、先生。

コメント (2)
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