試験が終わって、水槽を眺めるゆとりも出て来ました。
写真の水槽に入っている水草は、すべて本物です。
大きく育ち、いい感じになってきました。
水草は、地上の植物と同じように、光合成をして育ちます。
水に溶けている二酸化炭素を吸って、酸素を放出します。
なので、水草を早く、大きく育てたい人は、
水に強制的に二酸化炭素を溶かしたり、光を強くしたりしますけど、
それには、費用も手間もかかります。
以前、熱帯魚を飼うことは水槽を飼うことだ、といった記事を書きましたが、
つまりは、水の入った水槽という、環境そのものを飼うことである、とも言えます。
最近は地球の温暖化ということが問題になっていますが、
大気中の二酸化炭素の濃度が増えていることがよく指摘されています。
しかし、二酸化炭素の温室効果は実際のところ非常に少ないと聞いたことがあります。
それではなぜ、二酸化炭素ばかりがヤリ玉にあげられるのかというと、
説明がしやすいし、企業アピールのツールとしても使いやすいからではないか、と思います。
結局、企業が儲からなければ、環境改善の道も開かれない、というところでしょうか。