檸檬

一人でのんびりと・・・。

熱狂の6月に!

2002-05-31 20:33:00 | 日記
イングランドのアシュボーンという町に今も残っているお祭り「シュローヴタイド・フットボール」というゲームがサッカーのルーツと云われています。村同士が皮で作った玉を奪い合うという、17世紀の中頃40日に及ぶキリスト教の懺悔の最後の日の大騒ぎがサッカーになったのだそうです。以来250年サッカーは世界中にもっとも普及したスポーツになり、今はじめて
アジアの地でワールドカップが開かれようとしています。過去にW杯でアジアのチームでは北朝鮮が1度だけ勝ち星を上げただけだとか。日本も韓国もまずは悲願の1勝
を上げて歴史にその名を刻んで欲しい。

プロ野球ファンの憂鬱・・・

2002-05-31 20:01:00 | 日記
1度は夢と消えた中津江村での高校生とカメルーンチームの交流試合がおととい実現した.「高校生のお兄さんたちと試合し!」幼稚園の子供たちの願いをカメルーンチームが聞き入れてくれたのです。喜んだのは高校生ばかりではなかった。父兄も村民もみんな総出で交流試合を楽しんだのでした。グランド中に溢れた歓声と笑顔は、それぞれの人たちの一生の思い出になるのでしょう。スポーツは文化なのだということを改めて認識しました。プロスポーツの意義とはこういうことなのですね。
欧米でこうした事は何も特別なことではないのです。クラブハウスやグランドの他、スポーツ施設などの設備の充実に、プロサッカーチームは得た利益を地域に還元したり、住民と交流をはかるシステムが出来上がっているんです。日本でもJリーグに関してはこのシステムを真似てスタートしたわけですから、W杯が成功に終わって、サッカーというスポーツが住民にもっと浸透
していけば未来は明るいですね。
さてプロ野球に目を向けてみると、これまで国民にもっとも愛されたスポーツという割りには、その内容は文化とはほど遠く興行の域を出ていないと思うのです。大半のチームが二つの大都市に集中していて、地域との繋がりは薄いですね。人気球団巨人におんぶに抱っこ状態。巨人との対戦カードを持たないパ・リーグの球団は親会社の宣伝・広告費という形でかろうじて球団を維持しているにすぎないのです。全米に球団が散らばりフランチャイズ制度が確立されTVの放映権料も全球団に平等に分配される。赤字経営の球団には利益が出た球団が補填する。球場は町の所有で球団は使用料と税金を地域に落とす仕組みです。高年棒の選手たちの寄付によって多くのボランティア団体が運営されています。その上に活発なトレードを利用して戦力の均衡を図っているメジャーリーグ。すべては、ファンに面白いゲームを見せるために球界がひとつになっているのです。交流試合も然りです。今年、日本のプロ野球会は交流試合にあまりメリットがないという巨人・渡辺オーナーの鶴の一声で企画は消滅してしまいました。一番見たい松井対松坂の対決を真剣勝負で見れないなんて残念だと思いませんか?。このままではきっとプロ野球はダメになってしまう・・・・







山は?川は?海は?

2002-05-29 18:32:00 | 日記
ほんの数日間、好天が続いただけで川の水
位が簡単に減少してしまう。山の保水力がないからですね。
僕の町を南北に分けるように流れている1級河川「本明川」のことですけど、なにもこの川だけに限ったことではないと思うんです。成長の遅いブナ類のような落葉樹を伐採して、収益率の高いスギやヒノキに変えてしまったからにほかならないのです。根の張りが小さいこうした木は本来、斜面に植えるべきではないのです。結果、雨が降ると水は吸水される事なく土砂もろとも斜面を駆け下ります。川は濁り、瞬く間に増水。そして、土石流からの被害を食い止めるためにやむなく砂防ダムを作る破目になったのです。砂防ダムは渓流魚の遡上を止めただけではない。食い止めた土砂にはその実、多くの栄養分(鉄分・チッソ・リン他)が含まれていて、この事がやがて注ぐ海での海草類の発育に大きな影響を与えているらしいのです。
海草は酸素を作り出すほか、海水の浄化作用やプランクトンを集め魚貝類の産卵、稚魚の成育にも欠かすことのできない役割を持っています。その海草類が栄養不足で育たなくなっているというのです。
戦後復興において急速に伸びた木材の需要
対策は50年経って日本沿岸の漁獲量の減少へと変わってしまったというお話です。
今、木材の主流は安い輸入木材になり、かっての杉林は後継者もなく野放し状態に。一方、海ではより多くの漁獲を求めて、遥か遠洋に。それも極力経費を抑えるために乗組員は賃金の安い外国人という。どんな対策を考えても結果を出すには長い時間がかかるのに手を拱いてなにも出来ない政府。山の管轄は林野庁、川は国土交通省、海は水産省。問題が起きてもすべてが円滑にいかない事情のこの仕組み。
これは極論だとしてもやっぱり何か変!ですね。






カメルーンが・・・・

2002-05-26 21:47:00 | 日記
人口1300人の山奥の小さな村にワールドカップがやって来ると、一躍脚光を浴びて有名になった大分県の中津江村。ところが、待っても待ってもなかなかやって来なかったカメルーン。4日以上送れて、深夜の到着にも村は総出のお出迎えでした。
中津江村以外にも、各国サッカーチームを
受け入れたキャンプ地で、文化の違いからか、様々な小さなトラブルも起きているようです。
激しい誘致合戦の末に手に入れたキャンプ地誘致、これを村おこしの起爆剤にしょうと考えたとしても別に悪くはないのですが
あまりにも入れ込み過ぎるのはどうかと思います。彼らは、日本に戦うためにやって来たのです。練習の合間に少しだけ地域の人たちと交流が出来ればと、いう程度でもよいのではないでしょうか。時間単位でガチガチにスケジュールを組まれて、遅刻したから時間にルーズと決め付けるのもなんだか可哀そう。各国選手は親善使節ではないのですからね。
僕たち日本人にもあまり知られていない村に世界のスーパースターがやってくるなんてW杯ならではのことでしょう。異聞化に触れることの出来るめったにない機会です。それくらいの受け入れ方でね!



1兆円って!

2002-05-24 17:01:00 | 日記
どれくらいの額だかピンときませんね。
毎日、1千万円ずつ使い続けてもおよそ3百年はかかる金額です。そして、昨年、1年間にODA(政府開発援助)で日本がいろんな国へ拠出した金額です。長引く不況
による税収減で予算は赤字、僕たち国民ひとりあたりが7,8百万円を借金している状態なのに・・です。
勿論、飢餓に苦しんでいる国を助ける事に異論はないのです。でも何か釈然としないのです。本当に有効に使われているのだろうかって・・・。
つい先日、インドネシアから独立した東ティモールという国、日本が最大の援助国でありながら独立式典に日本は呼ばれなかったのです。それと大使館の設置においても日本は含まれていないというのです。鈴木宗男さんの対ロシア人道支援のいい加減さも耳に新しいし、かって湾岸戦争においてもっとも多い資金を拠出したのに、クエートの復興から除外されたのを覚えていますか?理由は血を流さなかったからというものでした。中国にだってずーっと援助を続けてきたのに、今回起きた瀋陽の亡命事件で中国がとっている態度は解せないと思いませんか?なんか外国にいいように利用されている。そんな気がしてならないのです。