名馬電機社長の事業報告という名の日記

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菊花賞 2011

2011年10月22日 | G1(Jpn1)

とりあえずオルフェーヴルが三冠を達成できるかどうかというのが焦点であるが、個人的には五分五分だと思っている。前走の勝ち方は非常に鮮やかだったし、力がこのメンバーの中で抜けた存在であることは確か。ただ一方で菊花賞は能力よりも適性が優先されるレースだと思っており、オルフェーヴルについては京都外回りで2回走って勝てていない点が少し引っかかるし、これだけの長丁場を走るのは全馬初めてであり、オルフェーヴルが適性ないとは思わないがそれ以上に適性のある馬がいた場合足元を救われる可能性はなくはないと思うのだ。で、五分五分であるならばオッズ的に五分五分以下しかつかない以上馬券的には強くはプッシュしない(対処法は買い目で)。出走馬の中から「菊花賞に向きそうな馬」を探していきたい。ポイントは「血統」「長距離実績」「京都外回り実績」である。

 

トーセンラー

母父Lyciusは短距離なので血統的には微妙な気はするがそこは母母父Sadler'sWellsで相殺していただくとして、この馬が馬券圏内外したのは東京で行われた皐月賞とダービーのみ。右回りで走った他のレースは全て3着以内であり、右回りに戻るのはプラスのハズ。単純に「G1では力が足りないだけ」という可能性もなくはないが。

 

ルイーザシアター

内枠引いて前付けできるというのは良いし、夏に北海道で2600のレースを勝ってきているので長距離実績もある。ただ調べてみるとハーツクライの産駒は京都外回りコースの成績があまりよろしくない。直線の長短は数字上差が出ていない(というかどっちが得意というわけではなく各競馬場ピンポイントで成績のよい距離がある感じ)のでこれは3-4コーナーの下りがあまり上手じゃないんでは無いかと踏んでいる(お父さんもそういう面があったはず)。ということでここではハーツ産駒はそれだけで強調材料としないようにしているのと、この馬個体の話をすると「極度に脚が遅い」可能性があり、ステイヤーズS出てきたら買いたいね、という印象がありここですらスピード負けするんじゃないかと思っている。

 

スーサングレート

2勝はともに2000で2400は2回走って両方4着。血統的にも菊花賞っぽさは感じられず、かつ1000万勝ちもないという点で消し。

 

ユニバーサルバンク

京都芝外回りは京都新聞杯で2着がある。他はすべて内回りだが京都芝は【1-3-0-0】と得意にしており、枠も良くて先行できることを考えると狙い目。

 

フェイトフルウォー

前走はハイペースがハマった感があるのと中山巧者ぶりが発揮されてのものなんじゃないかと思う。いかに気分良く走らせるかが鍵な馬だけに3000という距離は折り合いの不安もあるし、ここは陣営が有馬出走諦めない程度かつ、世間的に人気がガタ落ちする程度に負けていただきたい。

 

シゲルリジチョウ

京都芝外回りで2回走って着外なのと後ろから行く脚質というのが減点。他に強調材料もないし消し。

 

ゴットマスタング

まだ500万勝ちの実績がないのと、京都より阪神に良績が集中している点から今回は手を出しづらい。

 

ベルシャザール

京都外回りは新馬1着と萩S3着がある。前走セントライト記念では差し馬が掲示板を占める中唯一先行して4着に踏みとどまっている。前目に行ける馬で積極的に乗る騎手という組み合わせは魅力。3冠リーチの菊花賞で社台RHの不良のダービー3着馬といえばザッツザプレンティが思い出されるがタイプとしてはまさにそんな感じだと思う。

 

ダノンミル

神戸新聞杯が2400に変更になって以来、菊花賞で馬券になるのは(かつ配当妙味がある)神戸新聞杯で先行して負けた馬、であり、本来なら逃げて4着だったスマートロビンがいいんだけど回避なので、先行して6着だったこの馬をチョイスしたい。春の競馬からも上がりのかかる競馬が得意で(というか速い上がりが使えない)舞台として距離伸びるのも良いはず。浜中騎手にはスリーロールスばりの積極的な競馬をお願いしたい。

 

ロッカヴェラーノ

ピリッとした脚が使えないのは毎度のことであり、距離伸びてよさそうなタイプにも見えるが個人的にはマンハッタンカフェ産駒はあんまり距離伸びてと言うよりは中距離でペースきつくなって好走、というイメージなので特に推したいとは思わない。あと過去10年前走1600万使った馬は【0-0-0-7】というのも。

 

サダムパテック

ダービーですら距離どうかなー、と思われていた馬であるのでそれをわざわざ菊花賞で買う気にはなれない。

 

ハーバーコマンド

ロッカヴェラーノの所で書いたようにマンハッタンカフェは長距離ではあまり買いたくないのと、500万勝ちまでしか無い実績面から積極的には推せず。キムタケってのは魅力だが。

 

ウインバリアシオン

青葉賞、日本ダービー、神戸新聞杯と3戦連続で連対しているわけだが、これらのコースはいずれもハーツクライ産駒が得意としているコースであり、そこで好走して人気している馬を、苦手(とこちらは想定している)コースで積極的には買いづらい。また後方からの末脚勝負で好走している点もここで推しづらい要因。

 

オルフェーヴル

前述の通り、普通に走るんであればこのメンバーの中でもかなりの確率で勝つと思うが、コースがコースであるし、みんながみんなこの馬を負かしに来るわけでそれをはねのけて勝てるのかどうか、しかも後ろから行く脚質というのは近年の菊花賞で必ずしも良手ではないとなると、そう簡単に勝てるレースではないと思われる。

 

サンビーム

これまで京都で3勝を挙げており、春には2400の距離でも勝っている。前走は逃げて残り600から11秒代前半のラップを3つ続けての逃げ切り勝ち。京都新聞杯も僅差の5着だし京都芝外回り適性も十分にある。ハナを切る展開になるだろうし、後続の仕掛けが遅れれば遅れるほどこの馬にチャンスがある。

 

ダノンマックイン

ルイーザシアターもウインバリアシオンも買わない以上、いくら長距離の1000万勝っているとはいえ、ハーツ産駒のこの馬を買うわけにはイカンのです。枠が外すぎるきらいもあるし、穴人気してほぼ単勝人気通りの着順になるのではないかと思っている。

 

フレールジャック

後ろから行く馬、外枠、いかにも中距離馬なレースぶり、とここで買いたい要素が殆ど無い。

 

ショウナンマイティ

再三書いている「マンハッタンカフェは基本中距離で~」というのと後ろから行く脚質、外枠が懸念材料。
以上からトーセンラー、ユニバーサルバンク、ベルシャザール、ダノンミル、ビームの5頭をチョイスして5頭のワイドボックス並びに単勝を購入。それプラスオルフェーヴルが連対するパターンを想定してオルフェーヴルからこの5頭へ馬単を裏表(断然人気のオルフェがアタマでないパターンが十分考えられるので)。


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2 コメント

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Unknown (名馬電機社長)
2011-10-28 23:24:59
・ニセ掃除係様

注目しなかった大多数の方が正解だったようで(笑)。
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Unknown (ニセ掃除係)
2011-10-23 03:10:46
正直、私以外にユニバーサルバンクに注目する人がいるとは思ってもいませんでした(笑)
返信する

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