小倉大賞典、きさらぎ賞、東京新聞杯回顧

小倉大賞典
スタートから速めのラップを刻んだエーシンジーラインが最後迫られながらもぎりぎり残しての逃げ切り。鞍上川須騎手ともども重賞初制覇となった。溜めて末脚がよいタイプではないのでこういった早め押切の競馬があっており、思い切った競馬ができ、ガンガン追える川須騎手とのマッチングも良かった。
人気のコスモファントムがあと一歩エーシンを捉えきれないところ、間を縫って差してきたスマートギアが2着。松山騎手もこの小倉開催ではそこそこ馬券に絡んでかつそこそこの配当を出していた印象。

きさらぎ賞
圧倒的1番人気のワールドエースが完勝。前走は内回りで前を捉えきれなかったが今回はしっかりと折り合いも付き、直線外に出してからは楽な手応えのまま差し切り、迫ってきたヒストリカル以下を抑えきった。初騎乗となった小牧騎手が掛かりそうなところをがっちり押さえて末脚を十分に生かし切った100点の騎乗だった。
ヒストリカルはメンバー中最速の32.8秒の上がりを使うも2着。内回りよりも外回りで直線の長さがあったほうが良いタイプなのだろう。
なんとなくこのあたりの戦績を見ていて「皐月賞はダイワメジャー、ダービーはディープインパクト」を狙おうかなとぼんやりと想定。

東京新聞杯
ゴール寸前でWIN5叩き割られたレースなんであまり解雇したくないんだが。
コスモセンサーが後ろを離して逃げる展開だがラップ自体は前後半半マイルが46.9-45.9とスローペース。これでは後続はしんどい。逃げ残るかというゴール前、1頭だけコスモセンサーを追撃し交わせたのは道中3番手につけていたガルボ。過去の戦績を見ると秋から冬にかけてがこの馬の活動時期のようで、暖かくなる頃には人気していても積極的に嫌っていって、今年秋の富士Sくらいから再び注視していけば良いのではないだろうか。

エースを狙う（World Ace 03） posted by (C)名馬電機社長