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Jeseph Zbukvicの個展に、同じアートスクールに通うYOKOさんと行ってきた。このアートスクールに通うきっかけをくれたのはYOKOさん。とても感謝している。クラスは違うけど。
これはDavid Summer Galleryという、30年以上も続いているこじんまりした画廊で18日から開催されてる個展で、クロアチア生まれのメルボルン在住の水彩画家。水彩画家としてはオーストラリアでトップクラスであるだけではなく、世界的に有名なアーティストらしい。オーストラリアには以外に優れた画家が多い。
展示されている絵はほとんどが、彼がフランスに行ってきたときの絵で、値段は10数万から40万円台。買えないけど、高名な画家の絵にしては意外と安い。いつも思うが、絵の値段ってどういう基準でつけられているのだろう?気に入った絵の前で(二枚目の写真の右下の絵)、画廊の経営者のとても柔和そうな上品なおじさんに、「うーん…誕生日プレゼント10年分入らないからこの絵が欲しいなー。」とぼやいていたら、「素晴らしい絵ばかりだろう?これなんか小さめだから安いよ。」なんて、ちゃっかり勧めてくる。この話を夫にしたら、「いやいや、君の絵で十分だよ。何よりタダだし。」と、サラッと流される。
この画家は、ほとんど彩度の高い色は使わずに、主に中間色でトーンを主に描いている。ともすれば汚くにごる中間色をきれいに出している。とてもルーズに見えるのに緻密に計算されていて繊細な絵。こういうのを上手いと言うのだろう。灰色っぽい絵の中に、本当にスパイス程度に少しだけほとんど必ず、カドニウム系っぽいオレンジ色とターコイズブルーっぽい青緑色を使っている。サインは必ずとても控えめにオレンジ色。まるで水墨画の印みたいに、彼の絵に完璧にバランスよく合っている。おじさんに「また来ていいですかー?」と聞くと、期待どうりの答えが返ってくる。
その後は、すぐそばのチョコレート専門店で、YOKOさんとお茶をする。ここでは私はまるでスープカップのようなでかいカップに入ったカプチーノと、ベルギー・ワッフルのチョコレート・アイスクリーム・ストロベリー添えを食べる。画のよい勉強になったし、また忙しい日々へのバッテリー充電をする。
帰り道、運転しながら、柔らかい秋の日差しと、木の葉の色がやたらに気になった。絵を頻回に描くようになってから付いた癖だ。日常にはよくみると、面白いもの、美しいものに溢れている…。
私にとってMさんはこの地では唯一の絵を通してのお友達だし、あなたの絵に対する姿勢にはほんとうに感化されるし、励まされてるし感謝してるのは私の方。
Joseph Zbukvic(発音できないて)よかったよね~。
しつこいけど影の扱いが素晴らしい。静かなのに力強い。またいい展覧会あったら誘ってくださいね。私そういうことに疎いから・・。
今度、APお勧めのKensington Art Galleryに行きましょう!CityのEast Tceから車で1分くらいです。