My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

失えないもの

2006-11-10 20:09:19 | 家族について
4:30に終わる長男のスポーツクラブに合わせて、小学校に迎えに行った。学校に着いたのは4:31。スポーツクラブや他の部活をしている子供達以外はほとんどもう下校しているので、学校の前に車が停め放題。早速学校の目の前に駐車して、いつもと違う門から最短距離で、彼の待っているはずのグラウンドに急ぐ。が、2-3人の子供とスポーツクラブの先生がいても長男が見当たらない。彼女に聞くと、「あら、さっきまでここで遊んでいたのに。」と言う。やたらに広いグラウンドと校内に数箇所もある公園を見てみるがいない…。さすがに不振に思い、いつも車を停めてある方向を探してみたらビンゴ!2ブロック先に大きなバックパックで身体のほとんどが隠れている小さい姿が見えた。どうやら、数秒の差で、私とすれ違ったらしい。名前を大きな声で呼んでも本人は気がつかない…。ダッシュして追いつこうとしていると、どこかのおねーさんに彼は呼び止められて何か聞かれている。追いつくと、「あそこのユニフォームを着ている子だけど、なんでここできょろきょろしていたのかと思って。」と気にかけてくれたそうだ。彼女に丁寧にお礼を言う。

ここまではあまり焦ったり余計な不安とかは持たないように冷静に考えて行動したが、こうしていざ逢えると、すごーく安心した…。彼の小さな身体をしっかり抱きしめた。

「大丈夫?学校にいないから心配したよ?どこに向かって歩いていたの?」

「マミーの車のところ。」

「学校の外は車がいたりして危ないからあなたが小さいうちはマミーが迎えに来るまで学校から絶対に出ないようにね。」

「マミーがいないから寂しかった…。」と、少し恥ずかしそうに言う彼。でもしっかりと、「今度から遅くならないでね。」と要求してくる。不安だったのだろう。

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失えないもの、失いたくないかけがえのないものが、今、自分あることを誰かに感謝した…。

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