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ロンドンから徒然に

WEBコミュニケーション

2007-09-18 | 日常
 CNNの放送の間に流れる、確かコピー機のCMだったと思います。上司に「このレポート、明日の朝までに仕上げといて」と言われた若手社員は、徹夜の残業でもして頑張るのかと思いきや、ラフに手書きした原稿を世界中の支店のメンバーに送り、それぞれお得意の分野らしきページを分担させ、翌朝までには綺麗なグラフ付きのきちんとしたレポートを送り返させて、上司に渡すのです。
 時差を利用すれば、丸一日どこかの国は働いているわけで、こちらが寝ている時間に働いてくれる人間がいるのです。ましてやコミュニケイトの手段もe-mail があるんですから、そのスピードやコストはひと昔前とは比較になりません。

 今、イギリスの法律事務所とやりとりをしているのですが、時差の関係で(まだサマータイムかな?だったら8時間)最近は夜に自宅でメールの往復です。
 実はもう13年も前に同じ事務所に仕事を依頼したのですが、その時はまだe-mail もインターネットも一般的ではなく、疑問に思ったこともFAXで送信したり、しょっちゅうというわけにはいかないので何度かに1回確認のため電話したりしてコミュニケーションをはかったものです。
 その頃のことを考えると、今は小さな疑問もその場ですぐにメールしたり、インターネットで調べたりして解決できます。

 便利なWEB関連ツールですが、もちろん功罪はあります。書き込みによくある誹謗中傷なんて、負の面の代表ですよね。
 メールにしてもそうです。なんですぐ側の席の君が直接話しかけずにメールするの?具合が悪いからって、電話じゃなくメールで休みの連絡よこすなんて、ちょっと違うんじゃないの?
 面と向かったコミュニケーションがだんだん下手になってくるのでしょうか?将来が不安!

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