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ロンドンから徒然に

バッキンガム宮殿で

2009-09-17 | 旅・イベント
 もう9月も後半に突入してしまいました。チェックしてみると、ちょっと予定より遅れ気味の仕事もあって、自分で尻を叩いています。どれもきっちりとスケジュールを立てたつもりが、何しろ相手が捕まらなかった夏の影響が大きいのです。
 というのも、みんな日本と比べると長い夏休み(というより、短く頻繁に取っていたイメージかな)を取るので、うまいタイミングで打合せができなかったのです。

 とはいえ、二ヶ月以上も続けて夏休みが取れるのはさすがに王室くらいのものでしょう。
 いや、よく知らずにこんなこと書いたらいけないのかな。この間も実際には公務があるのかもしれませんが、ともかく7月26日から9月30日にかけて王室はスコットランドに夏休みで滞在します。
 その間、主のいなくなったバッキンガム宮殿を一般公開するのですが、普段は見られない宮殿内部を見る一年に一度のチャンスとあって、8月などは世界中からの観光客が長い列を作ります。(下の写真は見慣れたものと違うでしょうが、衛兵のいる玄関と反対側です)



 とはいえ、何しろ部屋の広さはもちろんその数も規模が違う宮殿ですし、さすがにプライベートな場所まで見せるわけではないですから、各国の来賓等を迎えた時に案内するのと同じ、ごくごく限られた一角になります。
 それでも音声ガイドの説明通りの速さでゆっくり歩けば、おそらく2時間は優にかかるでしょう。

 今年も行ってきましたが、さすがに前回の記憶がまだ新しく、順路通りに進むとけっこう色んなものが馴染みに思えてきます(そんなわけはないのですが)
 この階段を昇るとこんな部屋が現れて、こんな置物が置いていたなとか、ギャラリー・ルームの絵の位置さえ不思議と覚えているのです。

 その分初めての時のような驚きや感動が薄れてしまっているのも確かで、ちょっと冷めた目で見てしまいました。
 この感覚のバランスって、考えてみたら仕事の場合とかにも難しいですよね。ある種の感動や興奮を持って望まないとしらけてしまう反面、どこか頭の片隅を冷静にしておかないと単なるミーハーで終わってしまう。
 


 そんなつまらないことを考えながら宮殿を後にしたのですが、そこから出口までがまた広い庭!それを囲む塀の防備はさすがに堅固で、何重にも巻かれた鉄柵と何ヶ所かのCCTVに守られていました。
 どんなに休みは長くても、どんなに敷地が広くても、やっぱり四六時中こうして警備されなければならないような生活は可愛そうかな。

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