植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

コロナが問う 日本に未来はあるのか

2021年01月27日 | コロナ
ちょっと思い立って、昨年からの「コロナ」テーマのブログ記事を少しまとめて、見返し整理してみました。
 昨年1月22日「予言します 人類は滅亡の危機に瀕しています」というお題で、コロナを取り上げたのが初めてでした。「中国が人類滅亡の引き金を引く」とも書きました。国会では相変わらず桜を見る会やらなんやらで停滞、コロナどこ吹く風でしたね。

 海外からの渡航者もスルー、武漢からの中国人旅行者さえ、検温と自己申告で通過させたのでした。ダイヤモンドプリンセスは、海上に放置して感染が拡大、2月中旬にようやく専門家に話を聞くための専門者会議を立ち上げるなどののんきな対応を始めました。このころから急にマスク不足が騒ぎになっていました。ワタシが緊急対策本部を立ち上げよう、と書いたのはその頃。
 
 しかし、相変わらず政治の動きは鈍く、コロナに関しては無策のままでありました。今度は検察長官人事やら国家公務員の定年延長で世の中をひっかきまわし「この政権は正気の沙汰とは思えませんな」とブログに上げました。
 その後、黒川さんのマージャン事件で一気に政治の流れが変わり、盤石に見えた安倍政権への風当たりが強くなり、支持率の低下が顕著になったんです。

 すると慌てた安倍さん、いきなり学校閉鎖を打ち出しました。次がアベノマスクでした。これが自民党政権のリスク管理の実態であり、安倍政権の非常識さの象徴ともなりました。実際、国民が危機感を強めコロナの怖さを実感したのが、志村けんさんの死亡(3月末)でした。
 
 ようやくGW前後で「緊急事態宣言」によりいったん感染が収まったのです。ところが反動で緩んだ若者たちを中心に繁華街・夜の街クラスターが多発するようになりました。せっかく国民の犠牲と努力でなんとか頑張ったのに、安倍さんは「日本モデル」と、さも自分の手柄のように威張って見せましたが、もうその頃には深く潜航していたコロナは取り返しがつかないレベルにまで来ていたのです。そして、オリンピック開催の見込みが立たなくなったら、さっさと安倍さんはお尻に帆をたてて、すたこらろ逃げ出しました。お腹が痛い、といって早退 片腹痛いわ、とワタシは控えめに感想を書きました。

 安倍政治を踏襲する、というお題目を掲げて何の準備もないその資格も能力もない菅さんが後を継いで火に油を注いだのがGo-toでありました。
 欺罔と思い上がり、嘘と隠ぺい。長らく続いた自民党政権のタガは緩み切っており、緊張感もなければ倫理観も欠如。何より世襲議員のお友達集団であるために、きわめてお頭が弱い口先ばかりの議員がなんと多いことか。

 自民党のやってることにケチをつけるな、と言い放つ、国民を馬鹿にした妖怪二階さんが、首相より偉いそうです。首相は、陰湿陰険な人事で官僚を睥睨し官僚を委縮させ、情報が分断されるので機動的な時宜に応じた判断が出来ない、という事態になっているのです。

 ワタシは思います。市井のワタシのようなものですら、ネットなどの情報からすでに1年前危機感を覚え、尋常ならざる事態の進行を憂いていたのです。
 リスク管理が大きな柱となるべき官僚や政治の世界では、それの何百倍もの情報、優秀な人材がいてしかるべきなのです。なのにどうしてこれだけお粗末で後手を踏み、危機や被害を拡大する方向に進んでいくのでありましょう?

 これは、菅さんひとりの責任では無いのです。はやいところ学者、民間有識者、心あるジャーナリストなど多くの中立的人材を集め、過去30年間の日本という、経済や国民生活の混迷、国のありかたの検証と再建のための根本的な改組・憲法改正・社会制度改変などを真剣に議論する会議を作るべきだと思いますな。

 このままだと、「日本はますます衰え消えていく運命になりはしないか」、というブログ予言を書くことになります。

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