植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

危険を察知し,回避する。

2019年10月12日 | 時事
9月30日本ブログ「万引きを見つかったら、お金を払うと無罪放免なのかな」で書きましたが、関西電力はいよいよ役員辞任まで来ました。勘のいい経営者ならとっとと謝り、引責辞任しますと言うでしょうが。次は、では退職金は貰うの?云々という些末な展開になるでしょうか。鈍感で、往生際が悪いというか、自分の責任問題には過小評価するレベルの低い人たちですね。
 そもそも原発関係者、業者から金品を継続的に貰い続けることの危険性を察知すべきだったのです。関西の財界のトップに君臨するのがこの程度なのですから、関電の従業員も嫌になろうというもの。これで幕引きになるか否か、それが日本の政治家の矜持であり、日本人の良識を計るバロメーターになるような気がします。

 さて、台風であります。もう雨が激しくなり夕方から猛烈な風雨が来ることは確実ですが、ここでジタバタしても仕方ありません。予報や最新情報を逐次チェックし、自分の目や耳で状況を判断するのが肝要だろうと思います。

あの東北大地震の時を思い出します。

ワタシは、あの時、横浜のみなとみらいの高層ビルの中で働いておりました。地震が発生した直後、余震も続き、30分以上館内では指示も無く、ただぼんやりと顔を見合わせている人が多かったです。その時、ワタシは急いで、非常階段を下りて一階に向かいました。屋外の人々の様子や周りの建物の状況を知りたかったのです。その時に目にしたのは、横浜駅に向かって歩く大勢の人たちと、ワタシの会社の社長の姿でした。その時に、ウチの社長は満更捨てたものではないなぁと思いましたが。万一の場合に設置していた、防潮板が上がっていましたよ。数十センチで普通に跨げました。(笑)しばらくして、階段を登り始めると大挙して社員が下りてくるではありませんか。
 1階の大ホールに待機せよと指示が下りたそうな。ワタシは逆らって、6階の事務室に戻りテレビを観ておりました。すると東京湾内での津波の発生警告もありました。津波が来たら真っ先に被害が出る一階にわざわざ全従業員を集めたのですね。そこから約1時間半待機していたそうですよ。トイレの大混雑と立ちっぱなしを耐えてね。津波がくることはありませんでしたが。上のちょっとした判断ミスが大惨事を招くのでは、と感じたのを今でも忘れられません。

何が言いたいか。

あの時学んだのは、指示を待つだけではダメ、情報収集が重要、自己判断が最終的には自分を救う、ということです。災害が発生しようかと言う時、最悪の事態を思い浮かべ、危険を事前に出来る限り排除し、早めに安全策を講じる、何事もなく笑われたり徒労に終わってもオッケー。

さて、相模湾の海岸の状況や、相模川の増水状況を見に行ってきますかな



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