植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

フェイジョアの果実が落果 ついに苦労が報われる!!

2019年11月12日 | 植物
本日は、フェイジョアです。
ワタシにとっては恐らく初めてお目にかかる果物であります。恐らくというのは、かなりの回数アジア諸国へ旅しているので、知らない間に口にしている可能性は皆無とも言えないのです。

フトモモ科、フェイジョア属の常緑樹です。フトモモ科というと、ブラシの木、レモンマートル、グアバ、ユーカリ、ギョリュウバイなどが有名です。当園ではグアバ以外は栽培しております。フェイジョアは、オーストラリア・ニュージーランド原産ですが、熱帯性の植物にしては耐寒性があるので、当地でも地植えで管理できます。葉は濃い緑で光沢があり、3Mくらいまでは生長するようです。

当園では、もはや空きスペースがなく、こうして室外機の間の空間に、ブドウ(甲斐路)と寄り添うように生育させております。


フェイジョアは、自家不和合性の品種が多く、授粉樹が必要になります。ワタシは、花粉が多いクーリッジとアポロという品種を育てております。そうしても、授粉しずらい植物らしく、今年は花粉を採取して人工授粉いたしました。ただ、この2品種が開花時期が微妙にずれるので、少なくとも先に開花を始めた品種は、結実する機会が非常に限定されますね。

今年5月23日の花がこちら。

どうです、可愛らしいエキゾチックな花でしょ。この花は食べられるのです!
ほんのりと甘みがあり、さわやかな香りとミントのような味もします。エディブルフラワーというのですね。フルーツやサラダを盛りつけた大皿に飾られることも多いようです。これは、商売になるのでは、と密かに思いめぐらせています。

この花を受粉させ、たった2個で葉ありますが、結実いたしました。
下は6月頃の様子です。

そして、8月はだいぶ実が膨らみ下向きに下がってきました。

フェイジョアの収穫は、11月から12月と聞いておりました。そして今朝、自然に地面に落果、これが収穫時期なのですね。

いきなり、割って食べようとしましたが、待てよ、何か違うな、と気を取り直して、ネットで調べたところ、新聞紙にくるんで1週間ほど追熟が必要なのだそうです。そういえば、パッションフルーツもそうでしたな。お預けとなりましたが、紙にくるんで、なんとなく熟したような香りがして柔らかくなったら食べ頃だそうです。

何しろ、果物屋さんはおろかネットでもなかなか販売していない果物です。楽しみであります。
うーー、食べたい。

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