植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

非常事態ではないのか

2020年02月15日 | コロナ
どうやら、新型肺炎はわが国では新しいステージに入ったようです。昨日から、急にテレビの論調が変わったように思います。
 すでに、日本は新型肺炎のウイルス汚染が進行しており、拡散を防ぐことに力点をおくべき、という実態を認めたのです。

 数日前までは、ダイヤモンドプリンセス問題とマスク不足が大きく取り上げられ、いわゆる水際作戦が奏功しているような印象を持っていました。ところが、国内初の日本人の死亡例が出て、感染源不明の患者発生、人対人感染が明白になり、各地での広範囲の患者が報告されるなど、もはや水際で封じ込め作戦が失敗したことが明白になりました。
 実際、年頭に中国での新型ウィルスが明るみになった時点で、既に多くの中国人や、武漢からの帰国者がいたわけで、最初からその作戦が、日本での感染を食い止める効果は少なかったのかもしれません。最初の保菌者が一人であろうが、100人であろうが、感染が広がり始めたら、日にちが早まるだけで蔓延することには変わりはありません。やらなかったよりマシだったというべきでした。

 いまだに、恐れるに足らず、発生率はコンマ数パーセントとか言ってる人がいます。インフルエンザでは何万人も死者が出ているので、過剰に心配して騒がないとかね。SARSでは、大した被害も出ずに終息したとして、高をくくっている節があります。
 本当にそうなのでしょうか。感染者数は、あくまで、現在判明しているだけで(あるいは公表されているだけ)、潜伏期または感染しても発症していない人は含まれません。勿論病院や保健所に把握されていない人だっています。そして、明日にはまた感染者数が間違いなく増えていくのです。
 中国での医療従事者の感染が千人以上、日本でも専門知識と防備があるはずの検疫官まで罹患しています。これがこのウィルスの恐ろしさです。未知であること、変異すること、そして、いまだに感染パターンがつかめていないことが問題なのです。潜伏期間も不明なので有効な手を打てません。少なくともマスクは自分が感染することを防ぐには不完全ということが明らかです。

 子供や若者は重症化しないというのも誤り。中国では亡くなった子供が袋に数人詰められている動画がネット上で見られました。若き中国の医師も命を落としました。統計的に、高齢者が、重病や老衰で亡くなるきっかけとして新型肺炎と重なって増えるだけのことです。

 有効な手立てとして考えられるのは、まず感染マップの作成です。ウィルス確認場所から、感染者の行動範囲、さらに濃厚接触者の所在地、街頭患者の入院している病院等、知り得た地点を余すことなく開示するべきでしょう。そういう感染エリアとその周辺にある人が密集するような場所も警戒ゾーンに指定するのです。
 それから、製薬関連の会社には、号令をかけ簡易検査キットの開発と製造を最優先かつ共同生産体制で行わせるのです。病院には、風邪の受診を原則禁止します。風邪や感染が疑われる場合は、電話受付を行い症状によって、自宅療養(様子を見る)から、特定の病院に誘導して優先的に検査する、専門救急で隔離・入院させるといった体制を築く必要があります。

 個人の行動指針も作成し、企業には従業員の管理体制を強化義務付け、自宅待機・休暇制度拡充弾力化を行う、などしろうとのワタシにも考え付きます。

 これからあいにく所用があるので、続きはまた明日

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