一応言っておきます。本日は2題目の掲載であります。憤懣やる方無いのです。
NHKはパラリンピックの放送をほぼ2,3のCHを使って日中延々と放送し続けております。視聴率が取れてるかは知りません。ほとんどが平日でもあるし、日本人選手の活躍は低調で、ルールもわからない地味な競技を見る人も少ないのでしょう。ワタシは相当なスポーツ好きですが、なんの興味もわきません。仲間内でもSNSでもパラリンピックの実際の競技内容のことは話題になったことはありませんし、選手の名前を一人でもさっと言える一般人はいないのではなかろうかと思います。
NHKはそれでも、いろいろな組織の人が動いて国際的なイベントを放送しなければならない事情や理由があるのでしょう。国策ですから。しかし、その活動原資の大半はワタシ達から強制的に巻き上げた視聴料です。視聴者が望まないかどうかはお構いなしに、観たくも無いニーズの無い放送源をやみくもに流していると感じます。それは、時代遅れで印象が悪い大相撲に象徴されます。最近では自民党内閣に忖度して、放送内容を差し替えたり、総理の意に沿わないキャスターを更迭したりしています。
一方、民放も放送法で守られて公共電波を独占していながら、放送時間のほぼ半分はCMと番宣、そして通販番組であります。金儲けと視聴率しか頭になく、スポンサー万能で、放送局は、視聴者ではなく電通など広告代理店の顔色ばかり見ています。番組の視聴率が平均的には大幅に低下したのは、若者のテレビ離れ、高齢者を含めた視聴時間の減少、BS,CS、スカパーなどテレビチャンネルの増加が原因だと言うでしょう。しかし、本質は、もう一つ、金をかけてじっくり作り込んだ番組が姿を消し安直で安物芸人を多用するインスタント番組が席巻したからであります。魅力に乏しい身内だけで喜んでいる「マスターベーション」番組ばかりであります。良質な娯楽番組を提供する、という本来のあり方が分からなくなったんでしょうか。
そこで、Wカップ最終予選のアウェー戦は、NHKでも民放でもWOWOWでも放送しないそうであります。1次予選や2次予選は放送してましたよね(一部は無かったかも)。試合するまでもないような弱小国相手に大量点を取り、海外から招集する有力選手もだいぶ制限していました。一方最終予選は、今日から来年3月まで行われます。二次予選までに勝ち残ったアジアで屈指の国の代表12チームが集まります。ホームとアウェーでの成績で4か国が本選に進む厳しい戦いで、実力も拮抗しています。
各国でベストの選手が終結して、最高レベルの試合となるのです。なによりその結果次第でワールドカップへの道が閉ざされるのですから、選手も関係者も必死、まさに手抜きなしのガチンコ勝負ですから、観戦する方だって力が入ります。そのコロナ禍で年間でもほとんど行われなかった国際Aマッチを放送しない不思議であります。少なくともパラリンピックを見たいと思う人の何倍何十倍もの人が、今回の試合を観たがると思います。
例え、放送権料がバカ高くても赤字でも放送すべきだと思いますな。そのために、普段は下らぬチープな番組や偏向放送を垂れ流しているのじゃないの?。
結局新興のネット配信企業DAZNがライブで配信するようです。経営者はたいしたものです。いくら金をかけてもその宣伝効果は絶大ですし、将来のユーザーを取り込むのにも大きな契機となるでしょう。以前契約していたDAZNの契約をたった今再開しました。
「みたくない(価値の無い)ものはタダでも見ない(買わない)、本当に価値があるものは金を払ってでも観る(買う)。」
それが、普通の消費者心理であり、商売の根源であります。
視聴率が下がるのは必然です。放送局は、現状に胡坐をかき、ユーザーや消費者・一般市民のニーズと乖離していることに気づかず、テレビ離れが確実に進んでいるのですね。
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