先週の日曜日、wacc&saccと神奈川県民ホールの鴻池朋子展「根源的暴力」の受付で
10時半に待ち合わせていた私は名古屋のホテルを8時前に出発したのでした。
スイカが新幹線の改札で拒否されるというアクシデントは有りましたが、
(チケット購入しなきゃいけないんですって。なんだよ~、この日のためにチャージしてたのに。)
その他は順調で、無事2人と合流し、
見たくてたまらなかった革の大作(緞帳)や、
先生や先輩たちの手掛けた作品たちにご対面が叶いました。
会場前の↑の掲示、大作の一部ですが、本当に力強さを感じる作品でした。
今回の展示の中で私がとても気になったのは、
まさに暴力的とも言えるほどのおびただしい数の粘土作品でした。
それは生命の原初的な形とでもいうような、まだ人にも動物にもなっていない生命の原型とも言えるような…。
不気味に見えたり生き生きして見えたりする、
不可思議でくねくねとうねった大量のもの達に、
ザワザワと心が震わされ、とても落ち着かないんですが、
でも、子細に見ないでいられない感じ。
何を考えながらこれらのものを作り続けたのだろう?と
鴻池さんの表現しようとするエネルギーの強さに圧倒されながら対峙していました。
この日手帳にメモしていたのは
「外に出れば風にさらされる。もはや同じものではいられない。」と言う
(たぶん鴻池さんの)言葉でした。
過去に拘泥せず、芸術家として常に変化し続けようとする姿勢のようなものを感じました。
(解釈はとても自分勝手で、申し訳ないような素人目線ですが…)
可愛い熊さんのクリアファイルを記念に買い、写真集の予約もしてきちゃいました。
長くなったので、横浜編は次に続きます。