今日は山菜をこの魯山人の織部のお皿に盛りつけちゃうよ。
え?魯山人にしては稚拙すぎるって?
正解でーす。これは昨年魯山人のイメージで私が作ったお皿です。
これでも石膏で型を取って数か月かけて
(ゆがんだりひびが入ったり、釉薬が上手くかからなかったり、いろいろありました…)
ここに至るって言う苦心の作なのです。
だからたとえ下手でも愛着があるんですよね。
でもその大きさゆえに家で使う機会がなかなか訪れず現在に至るって感じなのです。
遂にその時は来た~!
はい!こんな風に盛り付けてみた。
なんだか緑(織部)の釉薬部分が多くて山菜の緑と被るので、
炒めない人参のキンピラと焼かない(脂抜きのレンジでチン!)豚フィレ肉の焼き肉を作りました。
先に皿ありきの本日のメニューなのです。
後はシドケとアイコね。
本当は蕨のクルンとした造形でもうひとひねり飾り付けを演出したかったんだけど、
トラブル発生!
昨夜鍋にワラビを入れて炭酸振って熱湯かけて蓋して、
要はあく抜きしたのね。
で、寝る前にそっと確認したら、なんとそこにあるはずのお湯が跡形もない!!!
あれれ?って慌ててワラビをボールに移して鍋底を見てみたら、
穴が開いてるではないか。
この鍋は蕨のあく抜きに使用したら、一度で変色してそれ以来蕨のあく抜き専用に使ってきたものなの。
ワラビの灰汁ってアルミの何かに反応するのかな?
あく抜きに使う鍋は鉄?ホウロウ?何がいいんだろうね。
なんて悠長なことは言ってられなくて即水を張って、
朝から何度か水を変えてみたけど、苦みが抜けない。
で、強攻策をとったわけ。
ええ、もう一度熱湯かけて蓋してみたわよ。
そしたら、なんとワラビはふにゃふにゃ、食感や風味を味わうなんてレベルじゃなくなってしまったわけ。
(灰汁は抜けてた!)
で、レシピを変えて「蕨叩き」にいたしました。
柔らかくなったおかげであっという間にトロトロの美味しい蕨叩きができました。(右上)
これこそ怪我の功名!
その下は山ウドの葉の胡麻和えでござる。
ニシンと煮たのは茎の部分だけだったので、大量の葉っぱが残ってたのね。
捨てるのもったいないと思って大好きなクックパッドで検索したら出てきたレシピです。
癖の強い野菜が好きな私には非常に好みの一品でした。
今日もご馳走様。
今年は後何回山菜食べられるかな?