一昨日見ていただいたベッドカバーの縁取り。
赤のストライプを中心に、
パッチワークに使用した布の残りを縫いつないで作ったのですが、
さりげなくていいと思いませんか?
本体を制作しながら、
周囲はどんな色でやったらいいんだろう?
せっかくの作品がバイアスの色次第では台無しになるなあ、
大きな布でこの作品に合うような手持ち無いぞーと密かに思っていました。
本体に目途がついてきた時Sさんに
「縁の処理どうしましょう?先生合うような生地譲っていただけませんか?」と聞いたら、
「端布残ってない?赤のストライプあったんじゃない?」と言うので、
「だって、最低2、3メートルは必要でしょう?そんなにないですって。」と答えたら、
Sさん、ニヤッと笑って、
「ううん、70センチ四方の布があったら、10メートルのバイアスが取れるんだよ。」と
得意げにお鼻をピクピク。
私はキョトンでした。
洋裁を習った経験では、
バイアスは大きな布を斜めに裁つので、
生地を無駄にするものという感覚でしたから。
70センチから10メートルなんてあり得ません。
「無駄が出なくて、簡単にできるやり方を教えてあげるから、
まず残り布をはいで、70センチ四方にして!」と催促されて、
首をかしげつつ、とりあえず、はい!
70センチ四方が出来ました。
次、どうしたらいいのーーー?ということで、
この後は自分のおさらいのために書きますね。
①初めに70cm四方の布を三角に折って、
その斜めになった(つまりこれこそバイアスなわけですが)線をはさみでカットします。
②次にバイアスではない直線の2辺を縫って平行四辺形にします。
③その平行四辺形に5㎝幅の線を上まで鉛筆でひたすら書いて、
ひと幅分ずらしてピンを打ち、縫って筒状にします。
④裏返しにして、鉛筆の線のとおりにリンゴの皮をむくようにらせん状に切ります。
あら不思議。
これで70cmの継ぎはぎだらけの布から
10m弱の見事なバイアステープが完成しました。
なんて素晴らしい!!
驚きの連続で、とても楽しい作業でした。