まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

再び 文庫をお休みします!

2022-03-17 22:39:56 | 文庫のページ
文庫は3月16日をもってお休みとし、4月13日(水)から文庫を始めます!
 3月16日夜の大きな地震で、文庫は本棚からずいぶん本が落ちましたが、大丈夫です。ご心配のお電話をいろいろいただきました。ありがとうございます。
 3月に入ってやっと文庫を再開したばかりですが、コロナの感染者が高止まりしていることも考え、地震も心配ですので、残念ですが、今年度の文庫を16日で閉じることにします。28日の春休み特別企画も楽しみにしていたのですが、申し訳ありません。中止します。
 ウクライナの問題が一日も早く解決し、新型コロナ感染も収束して、平和な日々が訪れることを心から願わずにいられません。
新学期は4月13日(水)から始める予定でいます。またブログでご連絡します。
 来年度は文庫の45周年の年です。うれしい出会いがたくさんありますように。お友だち、お知り合いの方をどうぞ誘っておいでください。
お待ちしています。
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新しく買った本② 3月

2022-03-11 14:47:53 | 文庫のページ
⑥『ケケと半分魔女 魔女の宅急便 <特別編その3>』 角野栄子/佐竹美保 福音館書店2022.1
 『魔女の宅急便その3』に登場したケケのことを覚えていますか。『魔女の宅急便その6』にも登場し、「半分魔女」という短い物語を書き、キキの息子トトからケケおばさんと呼ばれていました。その後、ケケは『半分魔女 もうひとつのものがたり』という長い物語を書きあげます。タタという15歳の女の子の物語です。ケケがどんな物語を書いたかどうぞ読んでみてください。
 4才で母を亡くし、父の溺愛から逃げるようにして旅に出たタタは時間が不思議に交錯する魔法の森にたどりつき、自分と同じように探し物をするノビノくんとヒロッコちゃんに出会い、3人はそれぞれに探していた大切なものを見つけます。タタは亡くなった母ミコさんからのバトンを受け取ることができたようです。すてきな自分探しの物語です。
 角野さんはケケのことがずっと気になっていたと言います。ケケは角野さんの分身かもしれません。そしてタタはケケの分身です。
『黄色い夏の日』 高楼方子 福音館書店2021.9
 キンポウゲの咲き乱れる不思議なたたずまいの古い洋館に心惹かれる人たちの物語です。
 今この洋館に住むのは80才の小安津艶子(こやつつやこ)さん。この洋館を描いてみたいと密かに思う中学生の景介と出会い、封印していたはずのこの洋館にまつわる子どもの頃の出来事を小安津さんは思い出していきます。景介は時を超えてその出来事に立ち合うことになり、物語は一気にミステリアスに展開します。
 景介を心配してこの洋館を訪れた幼馴染の晶子もまたこの洋館に魅力を感じ、小安津さんともすてきな出会い方をしていきます。晶子のまっすぐな心の持ちようはまるで子どもの頃の小安津さんを見ているようで興味深いです。小安津さんとの出会いを通して中学生の景介と晶子はそれぞれにすてきな夏を体験し成長していく物語です。
 高楼さんは『緑の模様画』でもお年寄りと10代の少女たちとの交流をすてきに描いています。
⑧『ありがとう 絵本作家・田畑精一の歩いた道』 編/『ありがとう 絵本作家・田畑精一の歩いた道』実行委員会 童心社2021.6
 『おしいれのぼうけん』や『さっちゃんのまほうのて』などたくさんの絵本で知られる田畑精一さんは2020年6月7日、89才で亡くなりました。田畑さんが亡くなったあと、親しかった絵本作家や編集者の方たちが実行委員会を作り、2021年6月に追悼展を開き、この本を刊行します。絵本作りの中で語られた田畑さんのすてきな言葉にたくさん出会えます。その根っこにあるのは子どもの頃の戦争体験で、再び戦争を起こしてはいけないという田畑さんの強い思いに触れることができます。最後の絵本になった『さくら』と合わせて、その言葉をかみしめたいと思います。
 仙台で2度、田畑さんをお招きして講演していただいたことを懐かしく思います。『さっちゃんのまほうのて』や『ゆうちゃんのゆうは?』の原画も見せていただき、一枚の絵に、一冊の絵本に長い時間をかけ、心を込める田畑さんの姿に感動したのを覚えています。
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新しく買った本① 3月

2022-03-11 09:47:06 | 文庫のページ
①『ニューワと九とうの水牛』 小野かおる 福音館書店2007.1
 中国桂林の伝説をもとにできた絵本です。
 山奥の村にやってきた身寄りのない男の子が村人に育てられ、立派な若者に成長し、竜宮の竜王の娘と結婚して幸せになるという物語。
男の子はニューワと名づけられ、9頭の水牛の世話をします。日照りの時も水牛のために草を求めて奔走するニューワの優しさが竜王の娘の心をとらえ、日照りの時に二度もニューワを助けます。娘と竜宮で暮らすことになるニューワの気がかりは9頭の水牛のこと。不思議に満ちた結末が感動的。
 美しい色づかいで描かれた絵は素晴らしく、太陽の強烈な橙色も水牛たちの黒も印象に残ります。
②『けんちゃんのもみの木』 美谷島邦子/いせひでこ BL出版2020.10
 1985年8月12日の日航機事故から35年が経つ2020年に出版された絵本です。事故では529人の尊い命が犠牲になりました。美谷島さんも9才の息子さんを失います。
 あれから35年、美谷島さんの中ではけんちゃんはずっと9歳のままです。けんちゃんを探して迷子になってしまったお母さんの心が語られます。幼い息子を突然失った深い悲しみの中から紡ぎだされた魂の叫びのような言葉が心に響きます。それに寄り添うように描かれた伊勢さんの絵も心に残ります。長い時間の中で悲しみが次第に浄化され、心の平安を取り戻していく美谷島さんのようすをすてきな色づかいで悲しくやさしく描きだします。特に群青の色で描かれる世界が感動的です。
③『きたきつねとはるのいのち』 手島圭三郎 絵本塾出版2021.4
 1年に1冊のペースで作り続けてきた手島圭三郎さんの40作目の木版画の絵本です。
 40年間、北海道の厳しい自然の中で生きる生きものたちを木版画でダイナミックに描いてきました。NHKの日曜美術館で85歳の手島さんがこの絵本を制作している様子が放映され、手島さんはこれが最後の絵本とおっしゃっていました。
 3月、まだ森は深い雪に埋もれていますが、春はもうすぐそこまで来ているようです。食べ物を探しに巣穴を出たきつねの父さんは森のあちこちで厳しい冬を生きぬいた生き物たちの喜ぶ姿を目にし、春の訪れを感じます。そんな森のようすが木版画で美しく力強く描かれ感動的です。
④『旅の絵本 Ⅹ』 安野光雅 福音館書店2022.1
 『旅の絵本』10冊目はオランダ編です。安野さんが亡くなったあとアトリエから見つかり、原画に残された地名や解説文をもとに、できあがります。運河と風車とチューリップの国オランダの様々な町が美しく描かれています。表紙と裏表紙に描かれているアムステルダム駅も美しいです。
 安野さんが影響を受けたエッシャーが生まれたのもオランダです。レーワルデンという町です。ゴッホはズンデルトという町で、フェルメールはデルフトという町で生まれています。アンネ・フランク ミュージアム(戦争中アンネが家族と一緒に隠れ家生活をしていた家)やゴッホの跳ね橋も見つけることができます。江戸時代に太平洋を渡ってアメリカへ行った咸臨丸が作られたキンデルダイクという町も描かれています。オランダには何度も足を運んだという安野さんの解説がおもしろく興味深いです。
⑤『あの湖のあの家におきたこと』 トーマス・ハーディング/ブリッタ・テッケントラップ 落合恵子訳 クレヨンハウス2020.11
 1927年に湖のほとりに建てられた一軒の木の家の物語です。コラージュによる不思議な味わいのある絵がこの家の持つ歴史を印象深く伝えてくれます。ドイツで本当にあった話を元にしています。
 この家は作者の曽祖父アルフレッド・アレクサンダーが建てた家で、曾祖父の家族は週末をこの家で過ごしていました。しかし平和な時代は続かず、ナチスが権力を握るとユダヤ人だった曽祖父の家は没収され、一家はドイツを脱出しロンドンへ逃げます。
 その後さまざまな人がこの家に住みます。家はそんな人々の喜びと悲しみを見続けてきました。第二次世界大戦中のナチスの時代もベルリンの壁が作られそして崩れた時代も知っています。
 2013年、この家をひとりの若者が訪れ、荒れ果てた家を再生します。その若者がこの絵本の作者です。今、その家は「アレクサンダーハウス」と呼ばれ、教育やレクリエーションを行うセンターとして使われているそうです。昨年11月、来仙した落合恵子さんのサインが入っています。
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寄贈本 3月

2022-03-03 18:29:32 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
◆内田麟太郎さんからいただきました。
①『大どろぼう ジャム・パン ゆうかいされたおじいさん』 内田麟太郎/藤本ともひこ 文研出版2021.12
「大どろぼうジャム・パン」シリーズの5冊目。命を守るためなら命の他は何を盗んでもよいという警視総監公認の大どろぼうジャム・パンが活躍する話です。
 今回の事件はスーパー・スパコンМからジャム・パンへの挑戦です。超能力の耳を持つジャム・パンですが、今回ばかりは誘拐されたおじいさんの声が東西南北あらゆる方向から聞こえてきて、おじいさんの居場所がわかりません。タイムリミットは2時間。果たして見つけることができるのか、ドキドキさせられます。藤本さんの絵が物語を一層楽しいものにしてくれます。
②『むかしむかしⅠ 天の岩戸 ヤマタノオロチ いなばの白うさぎ』 内田麟太郎/ザ・キャビンカンパニー 文溪堂2022.2
この3つのお話は『古事記』の中でもよく知られているお話です。長く壮大な物語のエッセンスをわかりやすく語り、『古事記』の持つおおらかさ、おもしろさを知ることができます。表紙の赤が目を引きます。おしゃれな装丁の本です。子どもから大人まで楽しめます。続きが楽しみです。
③『はなになりました』 内田麟太郎/南塚直子 童心社2022.1
リスがアリに誰が好きかと尋ねると、アリはリスを見て「この人」と言います。リスのうれしそうな笑顔。心が花になります。今度はアリがリスに尋ねます。アリもうれしそう。今度は鳥が2人に尋ねます。繰り返しが楽しいです。みんなの笑顔がはじけて世界は花でいっぱいになります。南塚さんの陶板の絵が美しく、幸せになれる絵本です。
◆名古屋の「夢ぽけっと」の水内喜久雄さんからいただきました。
『手と手をつなごう』水上不二詩集  水内喜久雄編 夢ぽけっと2022.3
まど・みちおさんの依頼で水内さんが水上不二の詩を集め始めたのは2004年のことです。たくさんの詩を蒐集し、これまで『資料 水上不二さんの詩』(2005)、『ぼくは地球の船長だ』(2006)、『海はいのちのみなもと』(2017)を出版しています。『海はいのちのみなもと』は1月の文庫だよりの寄贈本で紹介しましたので、読んでくださった方もいたと思います。『手と手をつなごう』はさらに新しく見つかった115編を加えて全部で686編の詩を載せています。水上不二さんは気仙沼市大島で生まれ、まど・みちおさんと同人誌で一緒に活躍した詩人です。水内さんはこの詩集を気仙沼以外の宮城県内の子どもたちにも読んでほしいと県内の全小中学校、全図書館、地元関係者に2000冊寄贈することにしたそうです。
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松岡享子さんの作品を展示します!

2022-03-03 15:36:32 | 文庫のページ
松岡享子さんへ 感謝の思いを込めて
    松岡さんの作品を展示します!
  3月5日(土)~3月26日(土)

 1月25日、松岡享子さんが86歳でお亡くなりになりました。ご冥福をお祈りします。

 松岡さんの創作した絵本や児童書、翻訳した絵本や児童書の数はおびただしく、子どもと子どもの本についての著書、昔話と語りについての著書も多く、たくさんの喜びと学びをいただきました。2015年出版の『子どもと本』を今回再読し、松岡さんの人生の集大成の本だと、改めて大きな感動をもらいました。全国の文庫行脚をなさった2002年には文庫にも来てくださって、おはなしの時間に子どもたちに「ひなどりとねこ」と「なまくらトック」を語ってくださいました。懐かしく思い出します。
 松岡さんの本は文庫にあるだけでも90冊を超えています。この機会に手に取っていただけたらうれしいです。
<松岡さんの創作したもの>
・『とこちゃんはどこ』(かこさとし絵) ・『おふろだいすき』(林明子絵) ・『うれしいさん かなしいさん』 ・『いつもいっしょ どうぶつたちとくらすアジアのこどもたち』(車光照ほか・写真)
・『かえるがみえる』『いまはむかしさかえるかえるのものがたり』(馬場のぼる絵)
・『みしのたくかにと』(大社玲子絵) ・『それ ほんとう?』(長新太絵)
・『なぞなぞのすきな女の子』『じゃんけんのすきな女の子』(大社玲子絵)
・『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』(手島龍一画) ・『花仙人』(蔡皋画)
<松岡さんの翻訳したもの>
・『うさこちゃんとじてんしゃ』『くんくんとかじ』他 ・『おさるとぼうしうり』 ・『しろいうさぎとくろいうさぎ』 ・『キツネのホイティ』『ねこのくにのおきゃくさま』他 ・『がちょうのペチューニア』他 ・『おやすみなさいフランシス』他 ・『ペニーさん』他 ・『番ねずみのヤカちゃん』・『こぐまのくまくん』他 ・『あたまをつかった小さなおばあさん』他 ・『ごきげんいかが がちょうおくさん』他 ・『くまのパディントン』シリーズ ・『がんばれヘンリーくん』「ラモーナ」シリーズ ・『アジアの昔話』1~4 ・『三本の金の髪の毛』・『白鳥』『アンデルセンのお話』他
<松岡さんの著書>
・『たのしいお話』2~7 ・『サンタクロースの部屋』・『えほんのせかい こどものせかい』・『昔話を絵本にすること』・『おはなしについて』・『子どもと本』
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春休み特別企画

2022-03-03 15:09:50 | 文庫のページ
春休み特別企画 大人向けおはなし会 3月28日(月)10:30~13:00
 2月のレンゲの会(大人向けおはなし会)ができませんでしたので、準備をしてくださった方には申し訳なく思いました。春休み特別企画として開きます。お話をたくさん聞いて元気をもらいたいと思います。
 おはなしを語りたい方、聞きたい方、どなたでも参加できますので、どうぞお出かけください。
 語ってくださる方はこれからでもかまいませんので、お話の題名をお知らせください。
《プログラム》
・千両のことば(日本の昔話)      桜井
・天の笛(斎藤隆介)          千葉
・おまえ三つにおら二つ(インドの昔話) 東海林
・五分次郎(日本の昔話)        佐藤(ま)
・梅の木村のおならじいさん(松岡享子) 武田
    休     憩
・トラのはじまり(カンボジアの昔話)  佐々木
・歳 (山形の昔話)          笹森         
・かしこいモリ―(イギリスの昔話)   菅生
・炎の馬(アイヌの昔話)        松尾

<お知らせ>
宮城県美術館主催 「絵本原画の世界」
    2月5日(土)~3月27日(月) 9:30~5:00  一般900円 高校生以下無料

 550タイトルの「こどものとも」の原画コレクションを持つ宮城県美術館の9年ぶりの「絵本原画の世界」展です。今回はその中から52作品360点を展示しています。
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大人のコーヒーサロンとレンゲの会

2022-03-03 14:44:02 | 文庫のページ
大人のコーヒーサロン  3月9日(水)1:00~3:00  (月1回 第2水曜日)
1月も2月もお休みしてしまいましたので、今年最初のコーヒーサロンになります。
どうぞお出かけください。
   次回は 4月13日(水)1:00からです。

レンゲの会   3月14日(月)10:00~13:00
    月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
    残念ですが、今年度も会食なしで、おこないます。
川村たかしさんの『新十津川物語』全10巻(偕成社1977~1988)を取りあげます。
 明治22年8月、奈良県十津川村で起きた山津波で両親を失った9歳のフキが明治大正昭和の時代をどう生きたか、一人の女性の波乱万丈の物語です。フキは17才の兄や村人たちと一緒に新天地を求めて北海道に移住します。しかしフキたちを待っていたのは北海道の厳しい自然と貧しく苦しい開墾生活だけでした。
 10巻目でフキは80歳を迎えようとしています。1冊でも2冊でも読んでみてください。
 今、3人の方が全10巻に取り組んでいます。そしてレポーターも引き受けてくださいました。1巻から4巻までを東海林さん、5巻から7巻までを千葉さん、8巻から10巻までを佐々木さんが担当します。どうぞよろしくお願いします。
 **2022年度のレンゲの会の計画も立てたいと思っています。
   取り上げたい作家、作品を考えてきてください。
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3月・4月の文庫の日

2022-03-03 13:22:30 | 文庫のページ
◎手作りはお休みします。
 おはなし会もできるかどうかわかりませんが、状況を見てできそうでしたらやりたいと
 思っていますので、どうぞご参加ください。
 3月30日(水)から文庫の春休み。新年度は4月13日(水)から始めます。

3月5日(土)
 4:00 おはなし「おんちょろちょろ」 松尾
3月9日(水)
 4:00 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」 松尾
3月12日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです。
3月16日(水)
 4:00 おはなし「いたずらこうさぎ」 松尾
3月19日(土)
 4:00 おはなし「あるだんなさんとおかみさんの話」 松尾
3月23日(水)
 4:00 おはなし「ブラックさんとブラウンさん」 松尾
3月26日(土)
 4:00 おはなし「りこうなおきさき」 松尾
3月30日(水)~4月9日(土)
  文庫の春休み

4月13日(水)
 4:00 おはなし「三びきのくま」 松尾
4月16日(土)
 4:00 おはなし「マメ子と魔物」 松尾
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3月5日(土)から文庫を再開します

2022-03-03 12:21:19 | 文庫のページ
 1月26日(水)から一か月以上もお休みしていましたが、文庫を再開したいと思います。オミクロン株の感染拡大は少しも収まる気配はありませんが、感染防止をしっかりとって、文庫でいい時間を過ごしていただけたらと思っています。心配の方はどうぞもう少し落ち着いてからおいでください。借りている本はそのままお持ちいただいていてかまいません。
 本を借りたい方はちょっとの時間でもお出かけください。お待ちしています。いらっしゃるときには体温チェックをお願いします。マスク着用、手洗いもよろしくお願いします。
 💛 ❤ 💛 ❤ 💛 💛 ❤ 💛 💛 ❤ 💛 💛 ❤ 💛 ❤ 💛
 2月末から暖かい日が続いています。福寿草も芽を出してきています。花開く日が楽しみです。
 今月は水上不二さんの詩を取りあげました。明治生まれの水上さんが49歳の時に発表した詩です。70年近く前の詩ですが、心地よいリズムで口ずさみたくなるような、今の季節にぴったりの詩です。どうぞ声に出して楽しんでください。
 水上不二さんは宮城県気仙沼市大島の出身ですが、2005年に『資料 水上不二さんの詩』が出版された時の新聞記事で初めて知りました。この本は、まど・みちおさんの依頼で2004年から水上さんの詩を蒐集し始めた水内喜久雄さん(名古屋の「夢ぽけっと」)がまとめたものです。
 水内さんとは震災の時に内田麟太郎さんを通して出会い、いろいろ支援していただきました。そんなご縁で、昨年11月、水上さんの詩集『海はいのちのみなもと』(2017)も送っていただきました。その時、これまで蒐集した詩にその後見つかった詩も含めてあらたに詩集をまとめているというお話を伺いました。それがこの『手と手をつなごう』です。すてきな詩がいっぱいあるので、これからも今月の詩で紹介していこうと思っています。
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今月の詩 3月

2022-03-03 12:10:50 | 文庫のページ
 どこかで はるが よんだから
            水上不二
 どこかで はるが
      よんだから
 ほうい ほういと
      よんだから

 めだかが すいすい
      みずの なか
 あひるが すいすい
      みずのうえ

 ぎんいろ おてまり
      ねこやなぎ
 ももや すみれも
      さきました

 どこかで はるが
      よんだから
 ほぷい ほういと
      よんだから
    (『手と手をつなごう』
       水上不二詩集 夢ぽけっと)
 今月は気仙沼市大島出身の水上不二さん(明治生まれ)の詩を初めて取り上げます。
 昭和28年(1953)の詩です。
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