まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

寄贈本 1月

2023-01-10 23:08:16 | 文庫のページ
寄贈本
ありがとうございます。實井美知江さんからいただきました。
『オズの魔法使い』 L.F.ボーム原作 岸田衿子 文 堀内誠一 絵 偕成社2022.12
 1969年に世界文化社から出版になった絵本版『オズの魔法使い』に加筆訂正し、デザインも改めて、昨年12月に堀内誠一さんの生誕90年を記念して出版になりました。竜巻で家ごと飛ばされてオズの国にたどりついたドロシーが無事にカンザスの家に戻るまでの愉快な冒険の物語。
 オズ大王の住むエメラルドの都を目指す旅の途中で出会ったわらのかかしとブリキのきこりと弱虫ライオンと一緒にドロシーが巻き込まれる冒険の数々。見開き一杯に描かれる堀内さんの絵が楽しいです。
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新しく買った本 1月

2023-01-10 17:42:42 | 文庫のページ
新しく買った本
①『スティーブン・ホーキング ブラックホールの謎に挑んだ科学者の物語』
  キャスリン・クラル、ポール・ブルワー/ボリス・クリコフ さくまゆみこ訳 化学同人 2021.6
 「車いすの物理学者」として知られるホーキング博士の伝記絵本です。
 1942年1月、イギリスのオックスフォードに生まれたホーキング博士は世の中や宇宙について「なぜ」と考えるのが大好きな少年でした。オックスフォード大学で物理を学び、ケンブリッジ大学の大学院で宇宙について学んでいましたが、21歳の時、体の変調に気づき、検査をすると恐ろしい病気にかかっていることがわかります。ALS(筋萎縮性側索硬化症)です。動いたり、話したり、息をするとき使う筋肉が衰えていく病気です。医者は余命2年を宣告。その後、病気は進行し、歩くことも話すこともどんどん難しくなっていきますが、それでも宇宙について考えることをやめず、宇宙の謎に迫る本を何冊も出版していきます。2018年3月、76才で亡くなるまでの姿勢を貫いたホーキング博士のすさまじいまでの生き方を知ることができます。
②『ウマと話すための7つのひみつ』 河田 桟 偕成社2022.10
 2009年、馬と暮らすために沖縄の与那国島に移住した文筆家の河田さんの絵本です。
 本当に動物と話したかったという河田さん。なんだかドリトル先生にそっくりです。そして長い時間、馬とともに暮らすうちに馬たちのユニークで豊かなコミュニケーションのあり方が見えてきたと言います。
 それがこの絵本で語られていることです。「馬語のひみつ その1」から「その7」まで丁寧なイラストと言葉でわかりやすく語られています。馬の好きな人には必見の書です。そうでない人にとってもなんだか馬に会いたくなる本です。じっと馬の動きを眺めてみたくなります。静かな不思議な世界に浸れる絵本です。
③『新ドリトル先生物語 ドリトル先生 カラパゴスを救う」 福岡伸一 朝日新聞出版 2022.7
 生物学者の福岡伸一さんによるドリトル先生の新しい物語です。2021年4月1日から1年間、岩淵真理さんのすてきな挿絵付きで朝日新聞に連載され、昨年7月に単行本になりました。(単行本には残念ながら岩淵さんの挿絵はありません。)あのドリトル先生や助手のスタビンズくん、オームのポリネシアなどにまた再会でき、朝、新聞を開くのが楽しみな一年でした。
 今回の先生の旅の舞台は南米の赤道直下のガラパゴス諸島。イギリスのビーグル号が南米に向かうことを知った先生は、生き物たちの楽園であるガラパゴスを守るため、ビーグル号より先にガラパゴスに着く方法を考えます。なんと、気球で大西洋を横断するという壮大な計画です。
 嵐で不時着したエクアドルのジャングルで大きなゾウガメのジョー
 ドリトル先生の物語はたくさんの鳥や蝶や動物たちの知恵の結集と言えます。人間にはない素晴らしい能力を持つ生き物たちとの連係プレーで一つ一つの困難を突破していく先生とスタビンズくんの想像以上の冒険には終始ワクワクさせられます。最後にもう一つ、先生たちはイギリスに戻るのですが、ガラパゴスからどうやって戻るか、驚きに満ちた結末が待っています。
 1920年から1954年まで出版されたヒュー・ロフティングのドリトル先生シリーズは全部で12巻あります。井伏鱒二訳で岩波書店から出ています。できたらこちらも手にとってもらえたらうれしいです。
④『一本の水平線 安西水丸の絵と言葉』 安西水丸 クレヴィス 2022.8
 大人の方へおすすめです。子どもの時から絵を描くことが大好きだった安西さんの絵の原点は子どもの時住んでいた千葉の千倉の海と、そこで見た水平線のようです。イラストレーターとして活躍し、絵本も描いています。
 2014年にお亡くなりになった安西さんの集大成ともいえるすてきな本です。一本の水平線とシンプルな絵のもつ味わいと、含蓄のある言葉が見事にコラボした贅沢な作りの本です。
 2021年に出た安西さんの『てくてく青空登山』もおすすめです。低山登山の魅力を語るエッセイとイラストが楽しめます。
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大人のコーヒーサロン

2023-01-09 23:37:50 | 文庫のページ
大人のコーヒーサロン  1月11日(水)1:00~3:00(第2水曜日)
2023年、最初のコーヒーサロンです。
 新しい年を迎え、改めてウクライナの戦争が早く終結し、平和な当り前の日常が戻ること、子ども達に笑顔が戻ることを心から願わずにはいられません。
 膨れ上がる軍事費に恐ろしさを感じます。大人の責任が問われる一年になりそうです。
 鈴木まもるさんの絵本『戦争をやめた人たち …1914年のクリスマス休戦…』の最後の言葉が心に残ります。ー『この星に戦争はいりません』—
 本当にそうです。
             次回は2月8日(水)1:00です。

レンゲの会 1月23日(月)10:00~13:00 
   月1回子どもの本についておしゃべりしています。
   どなたでも参加できます。
『長い冬』『大草原の小さな町』 ローラ・インガルス・ワイルダー
   鈴木哲子訳/谷口由美子訳(岩波少年文庫)を取りあげます。
 前回取りあげた『シルバー・レイクの岸辺で』の最後で、ローラはアルマンゾが馬を走らせている姿を見かけます。『農場の少年』では、馬の大好きな9歳のアルマンゾの少年時代が描かれていました。その後、アルマンゾとローラがどんなふうに出会い、結婚するのか、後半の5冊を楽しみたいと思います。今回はそのうちの2冊を取りあげます。
   次回は2月27日(月)10:00です。大人向けおはなし会です。
     語ってくださる方はおはなしの題名を1月23日までお知らせください。
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あやとりを楽しもう!

2023-01-09 23:16:07 | 文庫のページ
1月から3月までの2ヶ月間、あやとりを楽しみます。
昨年は、1月後半から2月末までコロナで文庫が開けませんでしたので、あやとり検定もできませんでした。今年は小学生の利用が減っているので、子どもの参加は難しいかもしれませんが、あやとりの好きな子どもに来てもらえたらうれしいです。
 大人の方もどうぞ挑戦してみませんか。一本のひもから生み出されるさまざまな形にたくさんの感動をもらえます。6級から1級まで全部で30の技に取り組みます。楽しい技がたくさんありますので、一つでも二つでもマスターしていただけたらうれしいです。手や指が覚えるまで、繰り返し練習するのがコツです。
 *あやとりのひもを持っている人は持ってきてください。「あさがお」や「ヨーヨー」の時は口も使うので、自分のひもを用意した方がいいですね。ない人は文庫でプレゼントします。
 6級 さかずき(→ものさし)・うでぬき・もちつきぺったん・蚊(か)
 5級 ほうき(→はさみ)・やさしいゴム・ゆびぬき①・ゆびぬき②・いとひけぶんぶん
 4級 あさがお(→とんぼ)・花かご・かみしばい・四段ばしご(→ふじさん)・カニ(→女の子)
 3級 ゆびぬき③・ひもうつし・くびきり・山の上のおつきさん・さかずき・ちょう(→山)
 2級 五段ばしご・六段ばしご・てっきょう(→ヨーヨー・→占い)・菊の花(8枚・11枚)
 1級 ゆびぬき④・はたおり・あみ(→こと)・ひとりあやとり・ひと山(→み山)
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1月・2月の文庫の日

2023-01-09 23:01:37 | 文庫のページ
1月11日(水)
 4:00 おはなし「おんちょろちょろ」 松尾
 4:30 おりがみ(絵馬)
1月14日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
1月18日(水)
 4:00 おはなし「おいしいおかゆ」 松尾 
 4:30 おりがみ(五色の鶴)
1月21日(土)
 4:00 おはなし「かしこいポリーとおばかさんのオオカミ」 中村
 4:30 おりがみ(五色の鶴)
1月25日(水)
 4:00 おはなし「ことらちゃん 動物園にいく」 武田
 4:30 あやとりであそぼう
1月28日(土)
 4:00 おはなし「おそばのくきはなぜあかい」 武田
 4:30 あやとりであそぼう
2月1日(水)
 4:00 おはなし「三びきのこぶた」 松尾
 4:30 あやとりであそぼう
2月4日(土)
 4:00 新春特別おはなし会
2月8日(水)
 4:00 おはなし「ブラックさんとブラウンさん」 松尾
 4:30 おりぞめ
2月11日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
2月15日(水)
 4:00 おはなし「だめといわれてひっこむな」 松尾
 4:30 あやとりであそぼう
2月18日(土)
 4:00 おはなし「おてんとうさん金のくさり」 松尾
 4:30 あやとりであそぼう
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2023年がスタートしました!!

2023-01-09 22:39:20 | 文庫のページ
11日から文庫を始めます!
 冬休みも終わり、学校も始まりましたね。コロナはまだまだ収まりそうもありませんが、お友だちを誘って文庫に遊びに来てください。水曜日と土曜日の午後、待っています。
 昨年は10月に若菜晃子さんをお招きして文庫の45周年の講演会があり、11月には3年ぶりに子ども市を開くことができ、たくさんの方が文庫に足を運んでくださいました。思いがけなくテレビの取材も入り、久々に文庫に活気があふれました。レンゲの会の皆さんはじめ、たくさんの方々からお祝いや励ましをいただき、ありがとうございました。もう少しがんばってみようと思います。今年もどうぞよろしくご支援、お願いします。

新春特別おはなし会    2月4日(土)4:00
2023年 最初の特別おはなし会です。子どもも大人も誰でもおはなしを覚えて語ることができます。元気が出るような楽しいお話にいっぱい出会えるとうれしいです。
 詩やわらべうた、短いお話など何でもいいです。お話を覚えてどうぞ語りに来てください。どうぞ聞きに来てください。お待ちしています。
 ・「あのつく話」「あくびがでるほどおもしろい話」 松岡享子  松尾福子
 ・「桃太郎」 松谷みよ子再話 日本の昔話 武田節子
 ・「まぬけなトッケビ」    韓国の昔話 松尾福子

 *語ってくださる方はこれからでもかまいませんので、お話の題名をお知らせください。
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今月の詩 ’23年正月

2023-01-09 22:20:35 | 文庫のページ
   年めぐり ――しりとり唄――
             阪田寛夫
  かるた たこあげ げんきなこ
  こけし しもやけ けやきのめ
  めだか かげふみ みずすまし
  しがつ つみくさ さくらもち
  ちまき きつつき きりのげた
  たうえ えひがさ さくらがい
  いなか かなかな なつやすみ
  みさき きいちご ごむぞうり
  りんご ごいさぎ ぎんやんま
  まつり りんどう どうわげき
  きのみ みのむし しかのこえ
  えいが がいとう おおみそか
    (『夕方のにおい』阪田寛夫 
         教育出版センター)
 空は青空。雪の降らないお正月でした。こまやカルタや凧あげで遊んだ人はいますか。
 今月は阪田寛夫さんの「年めぐり」という詩を選びました。1月の「かるた」から始まって、12月の「おおみそか」まで、ぜんぶしりとりでつながっています。しかも「おおみそか」で終わらず、最初の「かるた」に続くのは見事です。どこまでもしりとりが続きそうで、愉快です。声に出して楽しんでください。リズムがあるので覚えられそうです。
 1970年代後半に、ある児童合唱団のために書いた詩です。作曲は湯山昭さんです。どんなメロディーか聞いてみたいですね。
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