まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

2014年度のレンゲの会

2014-04-20 11:16:04 | 文庫のページ
   レンゲの会
 今年度は、参加者それぞれが読んでみたいと思っている作品を取り上げることにしました。その結果、ジャンルも国もさまざまな子どもの本を取り上げることになりましたが、どの作品も興味深い作品ばかりです。どうぞ一緒に子どもの本を読んでみませんか。
 大人向けのおはなし会も自分たちの語りの場として、今年度も9月と2月に開きます。ふだん参加していない方でも、どうぞ語りに来てください。聞きに来てください。お待ちしています。
 日 時 下記の月曜日の10:00~13:00
 場 所 まつお文庫
<今年度の予定>
5月26日(月) 『赤毛のアン』(1908) ルーシー・モード・モンゴメリー
        村岡花子訳 新潮社または講談社
6月23日(月) 『くまのテディ・ロビンソン』(1959)
        『テディ・ロビンソンまほうをつかう』(1959・1974)
        坪井郁美訳 福音館書店
        『テディ・ロビンソンのたんじょうび』『ゆうかんなテディ・
        ロビンソン』『テディ・ロビンソンとサンタクロース』
        こみやゆう訳 岩波書店
8月25日(月) 『まぼろしの白馬』(1946) エリザベス・グージ
        石井桃子訳 岩波少年文庫(1997)
9月29日(月)  大人向けおはなし会
10月27日(月) 『みどりのゆび』(1957) モーリス・ドリュオン
         安藤次男訳 岩波書店(1965)・ 岩波少年文庫(1977)
12月1日(月)  各自、絵本を持ち寄って 出版されて50年以上の絵本を読む。
1月26日(月)  ステフィとネッリの物語
        『海の島』『睡蓮の池』『海の深み』『大海の光』(1996)
        アニカ・トール 菱木晃子訳 新宿書房
2月23日(月)  大人向けおはなし会
3月16日(月)  『子どものための美しい国』(1923) ヤヌシュ・コルチャック
        中村妙子訳 晶文社(1988)
  **月1回の子どもの本についてのおしゃべりの会です。どなたでも参加できます。
第1回は『赤毛のアン』をとりあげます。
 村岡花子さんの訳で昭和27年に出版になった作品です。中学生あるいは高校生の時に読んだ方も多いと思いますが、今、NHKの朝の連続テレビ小説「花子とアン」が始まっていますので、この機会にもう一度、村岡花子訳の『赤毛のアン』を読んでみたいと思います。
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2014年度のあそびの学校

2014-04-20 10:54:50 | 文庫のページ
まつお文庫主催 大人向けの講座  あそびの学校
 文庫で楽しんでいるさまざまな遊びを大人向けにご紹介する講座です。昔のあそびの技を身につけたい方、折り紙や工作など子どもと一緒に楽しめる遊びに関心のある方、どなたでも参加できます。年8回の講座です。できるだけ連続でご参加ください。

 日 時  2014年6月~2015年3月 
          第3土曜日 10:30~12:30(ただし3月のみ第2土曜日)
 場 所  まつお文庫(若林区中倉3丁目16‐8 ℡022-231-2712)
 参加費  1回 200円
 定 員  10~15人
     申し込み締め切り 6月14日
<年間予定>
6月21日(土) さいころパズル おりぞめの花火 あやとり
7月19日(土) ゲコゲコガエル あやとり
9月20日(土) キラキラ万華鏡 ケン玉
10月18日(土) ぱたぱたびょうぶ あやとり
11月15日(土) おりがみ(絵馬・くじゃく) お手玉
1月17日(土) セパタクロー あやとり
2月21日(土) おりがみ(おひなさま・ピカチュー風船) お手玉
3月14日(土) あやとり・お手玉・ケン玉
        **毎回15分 詩やわらべうた・手遊び・絵本の紹介をします。

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寄贈本 ’14年4月

2014-04-18 18:59:44 | 文庫のページ
ありがとうございます!

◆内田麟太郎さんから新刊の絵本を2冊いただきました。
『おひざでだっこ』 童心社 内田麟太郎/長谷川義史
 絵も言葉もやさしく、小さい人たちに声に出して読んであげたくなる絵本です。
『うみべのいす』 佼成出版 内田麟太郎/nakaban
 内田さんの詩のような言葉とnakabanさんの美しい海の絵が見事に響きあうすてきな絵本です。
◆点訳奉仕を長いこと続けている村上冴子さんからいただきました。
『カメレオンのカレン 小学校の秘密の通路』 偕成社 岡田淳
『いつもいつまでもいっしょに!』 福音館書店
        フース・コイヤー 野坂悦子訳
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新しく買った本 ’14年4月

2014-04-18 17:05:55 | 文庫のページ
『スーザンのかくれんぼ』偕成社
             ルイス・スロボドキン 山主敏子訳
 1961年の絵本。日本では1970年に出版になり、2006年に新装復刻になりました。
 クモの嫌いなスーザンに、クモを見せようとする兄たちから隠れようと必死で隠れ場所を探すスーザンの物語。
 どこに隠れてもだれかに見つかってしまいますが、やっといい場所を見つけます。いろいろとアドバイスしてくれる大人たちとの交流も楽しく、みんながスーザンを探し回るところも愉快です。「あたし、ここにいるわ」と飛び出していったスーザンのどこか誇らしげな表情も楽しいです。
 白黒のページと交互に出てくる、緑と黄色のやさしい色使いのカラーのページがとても美しいです。
 『たくさんのお月さま』や『百まいのドレス』の挿絵もスロボドキンです。
『はしれさんてつ、きぼうをのせて』 WAVE出版
             国松俊英/間瀬なおかた
 、最近、新聞で三陸鉄道がやっと全線開通したという記事を読んだ方も多いと思います。夏はお座敷列車、冬はこたつ列車で知られる三陸鉄道・北リアス線ですが、3年前の東日本大震災で大きな被害を受けました。でも震災からわずか5日目には久慈駅と陸前野田駅間で、さらに9日目には宮古駅と田老駅間で運転を再開します。
 どうしてそんなことができたのか。列車を走らせることでなんとか前に進もうとした「さんてつ」社長の望月さんと職員の方たちの、大きな決断と大変な努力の物語です。「カルボナード島越駅」「カンパネルラ田野畑駅」など、宮沢賢治の作品に登場する地名や人名も駅名になっているのを知ることができます。
 絵は乗り物をたくさん描いている間瀬さんです。白い車体に赤と青の線が際立つ「さんてつ」が力強く、しかも美しく描かれて心に残ります。
『マッチ箱日記』 BL出版
     ポール・フライシュマン/バグラム・イバトゥーリン  島式子・島玲子訳
 中高生向きの『種をまく人』『風をつむぐ少年』の作者ポール・フライシュマンの2013年の絵本です。早くも昨年の8月には日本でも出版になりました。いまアメリカで本屋と骨董屋を営む、イタリア生まれの曾祖父とひ孫の交流を描いた物語。
 子どもの時に移民としてアメリカにやってきた曾祖父は字を読むことも書くこともできませんでした。でもオリーブの種やお父さんの写真、ヒマワリの種や日付の入った新聞記事の切れ端などを大事に小さなマッチ箱に残していきます。それは曾祖父の生きた証しだったのです。
 ひ孫の女の子はマッチ箱の中のものを見せてもらいながら、曾祖父の語るその話にじっと耳を傾けます。曾祖父の貧しく苦しい人生が豊かに感動的に語られます。
 モノトーンで描かれる曾祖父の回想部分と現在の二人を描くカラーの部分がリアリティーを持って描かれていて印象深いです。高学年におすすめの絵本です。
『パディントンの大切な家族』 福音館書店
     マイケル・ボンド  田中琢治・松岡享子訳
 おなじみの「くまのパディントン」のシリーズ10作目です。ブラウン夫妻がパディントン駅で見つけたので、その駅名からパディントンと名前がついたくまのパディントンの愉快な物語です。
 なぜかパディントンのゆくところ、厄介なことが起こり、大変な騒ぎになります。今回もグル―バーさんを助けようとお金儲けを考えたパディントンは騙されて掃除機を買わされたり、グル―バーさんと裁判所に傍聴に行くとなぜかブラウンという人と間違われて証人台に立たされたりします。ペルーの老グマホームにいるはずのルーシーおばさんがイギリスにやってくる話も興味深かったです。パディントンはもしかしておばさんと一緒にペルーに帰ってしまうのではと心配するブラウン一家の人たちでしたが、パディントンはそんなこと、考えてもいなかったようです。
 お話はまだ続くのでしょうか。まだ読んでいない人は1冊目からどうぞ読んでみてください。
『物語ること、生きること』 講談社 上橋菜穂子
 「守り人」シリーズ全10巻、『獣の奏者』全4巻の作者であり、大学で文化人類学を教える大学の先生でもある上橋さんがどうして子どもの本の書き手になったのか、子どもの頃のことや読んだ本のことなどについて興味深く語った本です。サトクリフの『第9軍団のワシ』との出会い、ボストンさんに手紙を書いてお会いできたこと、最初の作品が出版されるまでのいきさつなど、とても興味深いです。
 3月24日、国際アンデルセン賞作家賞に選ばれました。日本では2人目、20年ぶりの受賞です。
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4月・5月の文庫の日 ’14年

2014-04-18 16:37:42 | 文庫のページ
4月19日(土)
 3:30 おはなし「マメ子と魔物」(松尾)
 4:00 おりがみ(六角封筒)
4月23日(水)
 3:30 子ども読書の日を記念して
      特別おはなし会
 4:15 お手玉であそぼう!
4月26日(水)
 3:30 おはなし「おんちょろちょろ」(松尾)
 4:00 びゅんびゅんごま
4月30日(水)
 3:30 おはなし「旅人馬」(目黒)
 4:00 新聞紙のヨーヨー
5月3日(土)
  憲法記念日で文庫はお休みです。
5月7日(水)
 3:30 おはなし「くわずにょうぼう}(武田)
 4:00 おりがみ(ねこの封筒)
5月10日(土)
  第2土曜日は文庫お休みです。
5月14日(水)
 3:30 おはなし「スヌークスさん一家」(みちえ)
 4:00 おりぞめ
5月17日(土)
 3:30 おはなし「たまごを売って子ブタを買って」(中村)
 4:00 紙ひものかご
♠♡♠♡4月はカードの書き換えをします。
     昨年のカードは読書の記録としてさしあげます。
♠♡♠♡
4月23日(水)~5月12日(月)は 子ども読書週間です!
そして4月23日は「子ども読書の日」
 4月23日から「こども読書週間」が始まります。50年以上も前の1959年(昭和34年)に始まり、今年で56回を迎えます。2000年の「子ども読書年」を機に、期間が4月23日から5月12日までの約3週間になりました(それ以前は5月5日のこどもの日をはさんで5月1日~14日まで)。また2001年12月公布の「子どもの読書活動推進法」により、4月23日が「子ども読書の日」となりました。
 今年はちょうど文庫の日と重なりましたので、「子ども読書の日」を記念して、特別おはなし会を開きます。おはなしをたくさん聞いてもらおうと思っています。ふだんのおはなし会よりも長く45分のおはなし会です。どうぞ聞きに来てください。お家の方もどうぞおいでください。
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今月の詩 ’14年4月

2014-04-18 14:27:44 | 文庫のページ
   はるのさんぽ
          まど・みちお
 どこも かしこも いちめんの
 なのはな レンゲソウ

 ほら あそこを のそり のそり
 ウシが あるいているでしょう

 あれは
 のそりのそりに ウシがのって
 ウシに そよかぜが のって
 そよかぜに ヒバリが のって
 ヒバリに おひさまが のって
 五人のりの サーカスが
 のそり のそり のそりと
 はるの さんぽに
 でかける ところですよ

 のはらの ずっと むこうの
 やまびこさんの おたくの方まで
   (『つけもののおもし』ポプラ社文庫)

 あちらでもこちらでも、春のそぞろ歩きが楽しくなってきました。
今月は、まどさんの「はるのさんぽ」を選びました。春の日ののどかな風景が広がります。「のそり のそり」がいいですね。

入園・入学・進級 おめでとう!! 
 春の陽気に包まれ、思わず体がスキップしたくなるようなうれしい季節になりました。まどさんの詩を読みながら、春の陽気を体いっぱいに味わいたいです。
 新学期が始まって早くも2週間になりますね。新しい学校、新しいクラスはどうですか。先生やお友だちにも慣れましたか。4月は、ひとつ、学年が上がって、どの子も大きく成長して、誇らしげな顔でやってきます。そんなみんなに会えるのを楽しみにしています。新しいお友だちもぜひ誘ってきてください
◇◆ 新しく文庫を利用するお友だちへ ◆◇
①毎週水・土曜日の午後2時から5時まで開いています。(ただし第2土曜日はお休み)
②無料です。
③本は10冊まで2週間借りられます。
④毎回、おはなし会(30分)と工作があります。
⑤お手玉やあやとりなどの昔あそびを楽しんでいます。
⑥月1回、文庫だよりを発行しています。文庫の行事やお知らせ、本の紹介を載せています。お家の方にも読んでもらってください。
⑦文庫に来るときには必ず本を入れるバッグを持ってきてください。










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