まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

あそびの学校・レンゲの会・お知らせ 6月

2014-05-28 17:01:12 | 文庫のページ
あそびの学校
<大人向けの講座> 年8回の講座です。参加費200円。
 6月21日(土)10:30~12:30
   さいころパズル・おりぞめの花火を作ります。

  今年度は毎回、昔のあそびを取り上げます。6月はあやとりです。
  毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
  今年度最初の講座になります。参加なさる方は6月14日(土)までに申し込んでください。
  次回は7月19日(土) ゲコゲコガエルを作ります。あやとりも楽しみます。

レンゲの会
月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
 6月23日(月)10:00~13:00
 『くまのテディ・ロビンソン』『テディ・ロビンソンまほうをつかう』 ジョーン・G・ロビンソン 坪井郁美訳 福音館書店 を取り上げます。岩波書店からも『テディ・ロビンソン』のシリーズが3冊(こみやゆう訳)が出ています。

<お知らせ> 第54回 宮城県母親大会in若林
        くらし再生と子どもたちの未来のために ――憲法が生きる社会に

 6月29日(日)9:00~16:00  仙台市六郷小学校にて 参加費700円
 記念講演 「あべノミクスで暮らしの再生・復興は進むのか」 浜 矩子氏

 22の分科会があります。
 その一つに「まつお文庫を訪ねて」という見学分科会があり、当日は30名ぐらいの方が文庫を見学にいらっしゃいます。

子ども市の準備を始めます! 6月6日(金)10:30~14:30 
 今年も秋に子ども市を予定しています。まだ早いのですが、1回目の集まりを持ちます。今年はどんなものを作るか、どうぞアイディアをたくさんお持ちいただけたらうれしいです。
お時間のある方、どうぞご協力ください。
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新しく買った本 5月

2014-05-28 16:09:49 | 文庫のページ
①『いちご』 平山和子 福音館書店
 いま、おいしいいちごが店頭にたくさん並んでいますね。これは1984年に「こどものとも 年少版」で出た絵本です。いちごがいっぱい描かれた表紙は印象的で、思わず手にとってみたくなります。
 いちごの花や葉っぱを見たことがありますか。雪の中でも元気いっぱいの葉っぱです。白い小さな花もかわいいです。いちごが赤く色づくまでをていねいに描いた絵本です。器にもられた水滴のついたたくさんのいちごが、なんとも新鮮で、見事で、感動します。
②『こんにちは また おてがみです』 福音館書店
 1956年4月号創刊の「こどものとも」は、今年7月号ででちょうど700号になります。それを記念して出版になりました。
 1冊目の『こんにちはおてがみです』が出版されたのは2006年2月、「こどものとも」の50周年記念でした。切手も封筒もとても凝っていました。「こどものとも」でおなじみの主人公たちからのユニークな10通の手紙は子どもたちをとても楽しませてくれました。続編が出てうれしいですね。「ぐりとぐら」や『とんことり』のかなえ、『ぞうくんのさんぽ』のぞうくん、せんたくかあちゃん、おばけのさくピーとたろぽうからの手紙もあります。切手も封筒も楽しみながら、10通の手紙をどうぞ楽しんでください。
③『貨物船のはなし』 柳原良平 福音館書店
④『みんなそれぞれ心の時間』 一川誠/吉野晃希男 福音館書店
⑤『家にいたイリオモテヤマネコ』 戸川久美/横内襄 福音館書店
 「たくさんのふしぎ」4月号、5月号、6月号です。最後にある「ふしぎ新聞」もどうぞ楽しんでください。ハード版には入っていませんので、月刊誌でしか楽しめません。
 4月号は貨物船について興味深い内容が満載です。著者の柳原さんは子どもの頃から船が大好きだったそうです。いろいろな船が登場します。船が大好きな子におすすめです。
 5月号は時間の不思議について取り上げています。「時計の時間」と「心の時間」について興味深く語っています。
 6月号は西表島に住む国の天然記念物のイリオモテヤマネコの話です。著者の戸川久美さんは、直木賞作家で児童文学者でもあった戸川幸夫さんの娘さんです。著者が中学生の時に2頭のイリオモテヤマネコが家にやってきます。2年間、イリオモテヤマネコと暮らした体験が興味深く語られています。そして今、戸川さんは西表島を何度も訪れ、イリオモテヤマネコを絶滅から守るための活動にも取り組んでいます。
6『ぼくたちはなぜ学校へ行くのか マララ・ユスフザイさんの国連演説から考える 
                         石井光太 ポプラ社
 2012年10月、学校へ行きたいと願ったパキスタンの15歳のマララさんが下校途中、銃で撃たれ、意識不明の重体になりました。その後、奇跡的に助かり、2013年7月12日、マララさんは国連で演説を行いました。この本の前半ではその演説内容を紹介しています。
 「一人の子ども、一人の教師、一冊の本、一本のペン。それさえあれば、私たちは言葉を使うことができるようになり、声を上げて、世界をより良いものにしていくことができるのです」というマララさんの言葉が心に残ります。
 後半は、著者がマララさんの演説を聞いて考えたことについて語っています。学校に行けない子どもが世界にはたくさんいる現状を見つめ、平和であることの大切さと、世界をよくするために自分の言葉で考え、声を出していくことの大切さを熱く語ります。
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5月・6月の文庫の日

2014-05-28 15:43:55 | 文庫のページ
5月28日(水)
 3:30 おはなし「いっすんぼうし」 武田
 4:00 おりがみ(吹きごま・くす玉)
5月31日(土)
 3:30 おはなし「おてんとうさま金のくさり」 松尾
 4:00 牛乳パックで作るこま
6月4日(水)
 3:30 おはなし「モーリー・フーピー」 目黒
 4:00 クリスタルドロップ
6月7日(土)
 3:30 おはなし「はらぺこピエトリン」 中村
 4:00 おりがみ(うさぎの封筒)
6月11日(水)
 3:30 おはなし「マーシャとくま」 みちえ
 4:00 びゅんびゅんごま
6月14日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
6月18日(水)
 3:30 おはなし「カメの遠足」 松尾
 4:00 きなこあめ
6月21日(土)
 3:30 おはなし「三びきのこぶた」 松尾
 4:00 くいつきへび

報告とお知らせ
< 4月の利用状況 > 文庫の日は5回(昨年は4回)
 登録者         35人(昨年18人)
 利用者(本を借りた人) 49人(昨年25人)
 貸出冊数       220冊(昨年110冊)
 実際に来た人      90人(昨年31人)
 この1ヶ月で登録してくれた人は、子どもが22人、大人が13人でした。利用者も貸出冊数も昨年の2倍、実際に来た人は約3倍になっています。新年度うれしいスタートになりました。元気な2年生がたくさん来ているのもうれしいことです。1年生はまだだれも来ていないので、来てくれるとうれしいですね。どうぞ誘ってきてください。
夏の特別おはなし会で、おはなしを語ってみませんか!
 7月5日(土)は、夏の特別おはなし会です。
 第1部は子どもの語り、第2部は大人の語りです。ふだんのおはなし会より長い時間をとっていますので、たくさんの人に語ってほしいと思っています。初めての人もどうぞ挑戦してみませんか。詩や短いおはなしをおぼえて語ってみませんか。子どもも大人も大歓迎です。もちろん聞きに来るだけの方も、どうぞおいでください。
 ** おはなしを語ってくれる人は6月11日(水)まで、おはなしの題名をお知らせください。
文集「なかま」36号は6月半ば完成予定! 
 5月中に完成させたいと思っていたのですが、なかなか作業が進まず、もう少しお待ちください。6月半ばには発行したいと思います。
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今月の詩 5・6月

2014-05-28 10:37:46 | 文庫のページ
   けやき  みずかみかずよ
 
 てんを ゆびさして
 ぐんぐん のびた

 おおきな
 おおきな
 ふんすいだ

 ひの におい
 みずの におい

 つちの におい
 かぜの におい

 
 まぶしい におい
 けやきの におい

 ひかりの
 ひかりの
 ふんすいだ

 てんから ふってくる
 みどりの しぶき
   (『きんのストロー』 国土社)

 今月はみずかみさんの「けやき」の詩を取りあげます。新緑のきれいなこの季節になるといつもこの詩を思い出します。上へ上へと伸び、緑の葉っぱを大きく広げているけやきは美しく、見ていると、そのみなぎる力がこちらまで伝わってくるような気がします。そんな勢いがあります。みずかみさんは「ふんすい」「みどりのしぶき」とうたっています。本当に「みどりのしぶき」を浴びているような気がします。うまい表現ですね。
 近くの卸町団地のけやき並木も年々大きくなって見事です。けやきは秋の紅葉も美しく、春も秋も楽しませてもらえてうれしいです。
 桐の花を見たことがありますか? 5月も半ばになると、気になるのが桐の花です。数年前、石井桃子さんの『幼ものがたり』を読んだときに、名前は知っていても花を見たことがなかったので、見てみたいと思いました。探してみると、意外といろんなところで見ることができました。大和幼稚園の近くのお家にもありました。それからここ数年楽しんでいるのが、東北大学の植物園の近くと宮城教育大学の構内にある大きな桐の木です。
 石井さんが子どもの時に味わった、あの甘い香りをぜひ味わいたいと思い、必ずこの時期になると、桐の木の下に立つことにしています。落ちた花にもかすかに甘い香りが残っています。
 トチの木の花を見たことがありますか? トチの木は、東北大の構内に、青葉山に向かう道に、宮城教育大学の構内にと、たくさん植えられていることに今年初めて気づきました。大きく茂った葉の上からベージュ色をした三角錐のようなものが天に向かってたくさん突き出ています。遠くからも目立ち、とても印象的です。
 いったい何の木だろうと思い、調べてみました。トチの木だとわかりました。三角錐に見えたものはたくさんの花の集まりで、これから一つ一つ花が開いていくようです。これまでどうして気づかなかったのか、ここ数年、毎年、この時期、この道を通っているのですが、今年初めて気づきました。
 *木の本も楽しんでください。
   『木の本』        荻原信介/高森登志夫(福音館書店)
   『20本の木のノート』 いわさゆうこ(文化出版局)
 
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