まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

寄贈本 8月

2016-08-31 18:07:21 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
◆汐﨑順子さんからいただきました。
①『日本全国ふしぎ案内② 菜の子ちゃんとカッパ石』 富安陽子/YUJI 福音館書店2016.4
 丸いメガネとカールした髪の毛がトレードマークの菜の子ちゃんが活躍するシリーズ2冊目。カッパ伝説が残る下関が舞台。明治時代の洪水で流されたカッパ石を探すため、菜の子ちゃんとトオルはイノシシやセイタカ童子、コンガラ童子の背に乗って山や空を駆け巡り、カッパ石の行方を探します。カッパや巨人、不動明王や毘沙門天も登場し、壮大な世界が展開します。
②『妖怪一家九十九さん 遊園地の妖怪一家』 富安陽子/山村浩二 理論社 2016.2
 シリーズ5冊目。化野原(あだしのはら)団地に住む九十九(つくも)さん一家は、実はおじいちゃんもおばあちゃんも、パパ、ママ、長男のハジメくん、次男のマアくん、長女のさっちゃんも、みんな妖怪です。遊園地に現れた不思議な妖怪を調査するために、遊園地にやってきた九十九さん一家は、初めての遊園地を楽しみながら、その不思議な妖怪の正体を見事に突き止めます。
③『フィリピン・ミンダナオ子ども図書館 手をつなごうよ』 松居 友 彩流社 2016.4
 2000年、初めてフィリピンのミンダナオ島を訪れた松居友さんは、40年間、紛争が絶えず、そのために貧困と社会不安の中で子どもの笑顔が消えてしまった現実を前にして、子どもたちのために何かできないかと考え、子どもたちに絵本の読み語りを始めます。やがてその活動は、2003年4月、特定非営利法人ミンダナオ子ども図書館に発展し、読み語り活動を基幹として、医療、奨学金制度、孤児施設と子どものシェルター、保育所建設、植林など、多岐にわたる活動が展開します。松居さんのミンダナオの子どもたちへの熱い思いが伝わります。

◆桜井あや子さんからいただきました。
①『おばあさんのしんぶん』 松本春野 文・絵/岩國哲人原作 講談社2015.7
 岩國さんは出雲市の市長、衆議院議員など歴任。政治家。子ども時代、新聞配達をしていた岩國さんは、貧しく、新聞を取ることができなく、配達をしていた三原のおじいさん、おばあさんの好意で、夕方新聞を読ませてもらっていました。おじいさんが亡くなった後、字が読めなかったおばあさんは岩國さんが来るのを楽しみに新聞を取り続けたといいます。
 日本新聞協会の「新聞配達エッセイコンテスト」の大学生・社会人部門で、2014年最優秀賞になった岩國哲人さんのエッセイをもとにした絵本です。松本春野(岩崎ちひろさんの孫)さんが文も絵も書いています。
②『はるかなるアフガニスタン』 アンドリュー・クレメンツ 田中奈津子訳 講談社2012.2
 アメリカのイリノイ州に住む6年生のアビーは、偶然の巡り合わせで、アフガニスタンに住む4年生のアミーラとその兄の6年生のサディードと文通することになります。アビーは成績不良で落第するかもしれないと先生に伝えられ、全ての科目でB以上の成績と、外国の学校の生徒と文通するという特別の課題に取り組むことになります。アメリカとアフガニスタンという複雑な国の問題も出てきて、アビーたちの文通は4カ月で終わってしまいますが、この文通を通して大きく成長するアビーたちが印象深いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

あそびの学校・レンゲの会・お知らせ 9月

2016-08-31 14:25:39 | 文庫のページ
<大人向けの講座> 年8回の講座です。参加費200円。
あそびの学校 9月17日(土)10:30~12:30
 ピカチューのバッグを作ります。
 あやとりは「ひもうつし」「くびぬき」です。
 ***毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
次回は10月15日(土) くいつきへび・紙ひもの馬を作ります。
      あやとりは「さかずき→ちょう→山」「はたおり」「かみしばい」です。


月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
レンゲの会 9月26日(月)10:00~13:00
  大人向けおはなし会です。

 語ってくださる方は9月17日(土)までにお話の題名をお知らせください。
 ふだんレンゲの会に参加していない方も、どうぞお話を聞きに来てください。
 お待ちしています。

子ども市(11月5日土曜日)の準備を始めます!
 子ども市まで2ヶ月になりました。子どもたちが楽しみにしているバザーです。子どもたちのお小遣いで買える楽しいものをたくさん準備できたらと思っています。どうぞご協力ください。
 10時30分から2時30分までやっていますが、1時間でも2時間でもかまいませんので、ご協力いただけたらうれしいです。
 <準備の日>
 9月9日(金) 23日(金) 30日(金) 10月7日(金) 14日(金)

お知らせ
⓵仙台手をつなぐ文庫の会主催講演会 10月1日(土)10:30~12:15 講師 田澤雄作さん
 (独立法人 国立病院機構仙台医療センター小児科医師) テーマ 「子どもとメディア -映像メディアは「親子のまなざし」そして絆を奪う―

◎申し込み 9月24日(土)まで 文庫の会事務局 田澤さん☎276-3958

②水曜日の文庫の終わるころ、野菜の販売会をしています!
蒲生にお住いの鈴木さん(まこと君とそよちゃんのお母さんです。現在2年生のまこと君が赤ちゃんの時から文庫を利用しています。)が、今年から本格的に農業を始めました。無農薬の野菜作りをしています。夏休み前は玉ねぎを販売しましたが、とてもおいしく、好評でした。これからも時々販売していますので、よかったらどうぞご利用ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これからの行事 いろいろ

2016-08-26 17:59:20 | 文庫のページ
文庫の39周年を祝って
  10月1日(土)

 まつお文庫ができたのは、39年前の1977年10月1日のことです。みんなの生まれるずっとずっと前です。お父さんやお母さんが子どもの時に文庫に来ていたという人もいます。
 この39年間には本当にたくさんの子どもやお母さんたちが文庫を訪れました。ありがとうございます。昨年10月には3000回目の文庫の日を迎えることができました。来年は40周年を迎えます。もう少しがんばって文庫を続けたいと思っています。
 みんなでおもちを食べてお祝いしましょう。どうぞお家の方もおいでください。一緒にお祝いしてください。お待ちしています。
 3:30~4:15 特別おはなし会
<おはなし>
 「いばら姫」      グリムの昔話 武田
 「まぬけなトッケビ」  韓国の昔話  松尾
<絵本>
 『赤い目のドラゴン』  リンドグレーン/ヴィークランド 岩波書店 他
 4:30~5:00 おもちの会

11月5日(土) 子ども市
 年1回のバザーです。これから2カ月、お母さんたちと一緒に準備します。どうぞお楽しみに!
11月26日(土) 秋の特別おはなし会
 子どもも大人も、だれでもお話が語れます。どうぞ語りに来てください。
12月21日(水) クリスマス会
 今年最後の行事です。キャンドルサービスもあります。楽しい会にしたいと思っています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

8月9月の文庫の日 ’16

2016-08-26 17:27:53 | 文庫のページ
8月31日(水)
 3:30 おはなし「おはなし」 武田
 4:00 紙テープのしおり
9月3日(土)
 3:30 おはなし「あるだんなさんとおかみさんの話」 松尾
 4:00 紙ひものかご
9月7日(水)
 3:30 おはなし「だんなもだんなも大だんなさま」 松尾
 4:00 おりがみ(六角封筒)
9月10日(土)
 第2土曜日は文庫お休み
9月14日(水)
 文庫をお休みします
9月17日(土)
 3:30 おはなし「おてんとうさま金のくさり」 松尾
 4:00 紙テープのミニごま
9月21日(水)
 3:30 おはなし「火を守った鳥ジュルバ」 佐藤
 4:00 くいつきへび
9月24日(土)
 3:30 おはなし「  」 中村
 4:00びゅんびゅんごま
9月28日(水)
 3:30 おはなし「へっぴりよめご」 笹森
 4:00 おりぞめ
10月1日(土)
 3:30 39周年を祝っての特別おはなし会
 4:30 おもちの会

◆□◆9月14日(水)は用事ができて、文庫をお休みします。第2土曜日と合わせると2回続けてお休みになってしまい、ごめんなさい。
◆□◆ほおずきが手に入ったら、ほおずき遊びをしたいと思っています。赤いほおずきの実を手で優しくもんで、柔らかくして、中の種と根を上手に取り出して、ふくらませると小さな風船ができます。できあがるまでに1時間近くかかります。失敗することも多く、大人でも難しいです。上手に種と根を出すのが難しいのです。
 できた風船を下唇の上に乗せて、前歯で軽く押すと、カエルの鳴き声のような音が聞こえます。大人の人でも上手に鳴らせる人は少ないようです。おばさんは子どもの時いっぱい遊んだので、鳴らすことができます。詳しくは『ほおずきがいっぱい』(島津和子 かかくのとも 福音館書店)という本に載っているので手にとって見て下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の詩 9月

2016-08-26 17:09:47 | 文庫のページ
 今年は文庫の夏休みが長くなってしまいました。もう学校が始まってしまいました。夏休はどうでしたか、いい思い出がたくさんできたでしょうか。
 暑い夏でしたね。秋の空が待ち遠しく、今月の詩は阪田寛夫さんの詩「秋の青空」を選びました。ナンセンスな楽しい詩です。声に出して楽しんでください。
 いわし雲はさば雲とかうろこ雲とも呼ばれています。ひつじ雲はいわし雲より低いところにできる雲です。魚や動物の名前がついていて、雲の名前も愉快ですね。

  秋の青空
        阪田寛夫
 秋の青空
 トンボをとばした
 トンボ とんでとんで
 いわし雲 おっかけた
 イワシをたべたら
 トンビになった

 秋の青空
 トンビをとばした
 トンビ とんでとんで
 ひつじ雲 おっかけた
 ヒツジをたべたら
 ヒコーキになった

 秋の青空
 ヒコーキとばした
 ヒコーキ とんでとんで
 ヒコーキ雲 のこした
 がらんとしずかな
 青空になった

 秋の青空
  (『ぽんこつマーチ』大日本図書)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする