まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

新しく買った本 2月

2016-02-24 13:08:51 | 文庫のページ
たくさんの不思議(福音館書店の月刊誌)2015年9月号~2016年3月号
①『カタツムリ 小笠原へ』 (千葉聡/コマツシンヤ)
 約120種類のカタツムリが生息する小笠原諸島。珍しいカタツムリにたくさん出会えます。小笠原諸島がカタツムリの楽園になったわけも興味深いです。
②『食べられて生きる草の話』(高槻成紀/菊谷詩子)
 宮城県の金華山に住む鹿の話です。鹿が増えるにつれて、ススキは鹿に食べられてどんどん減っていくのですが、シバは食べられても減らずに増えていくのはどうしてか。科学者の長年の研究によって、鹿とシバの興味深い関係が明らかになります。
③『神々の花園』(澤野新一朗)
 南アフリカ共和国のナマクランドでは春になると4000種類の色さまざまな花が一斉に咲き出します。地平線まで帯状に広がる広大な鮮やかな花園の写真は息をのむほど美しいです。
④『南極の生きものたち』(水口博也)
 氷と雪の南極で生きるアデリーペンギンやジェンツーペンギン、クジラ、アザラシなどについて、多くのことを知ることができます。この本も写真が素晴らしいです。
⑤『トドマツ』(石黒 誠)
 北海道の森に育つトドマツ。大きくなると高さが20~30メートル、太さも60~80センチにもなります。そのトドマツがどのように成長してゆくか、その生涯を丁寧に観察した本です。自然の営みの豊かさを考えることができます。
⑥『へんてこ絵日記』(U・G・サトー)
 表紙はヤシの木の葉っぱがいつの間にかイルカに変身し、それに飛び乗ってサーフィンをする男の子の絵です。1月から12月までの19の絵日記が載っています。どれもナンセンスな文章とセンスの良い絵で楽しめます。
⑦『家をせおって歩く』(村上 慧)
 村上さんは発泡スチロールで家を作り、それを背負って全国を歩いています。縦80センチ、横120センチ、高さ150センチの家です。もちろん夜はそこで眠ります。ただそのためにはその家を置かせてもらう土地を借りなければなりません。その交渉を通していろいろのことが見えてくると言います。
***
***「たくさんのふしぎ」は1985年4月創刊。3月で31年になります。「母の友」2015年10月号で「たくさんのふしぎ」の30年の歩みを特集しています。
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2月のレンゲの会

2016-02-20 11:35:58 | 文庫のページ
レンゲの会 大人向けおはなし会2月22日(月)10:00~13:00
 月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
<大人向けおはなし会>
・穴のぞき(日本の昔話)  桜井あや子
・おいしいおかゆ(グリムの昔話)  佐藤真弓
・クレヨン ドドーン(松谷みよ子) 金須桂子
・金の髪(コルシカの昔話) 佐藤和子
・まさかそげんことは(大分の昔話) 今野夏絵
・歳(山形の昔話)     笹森 環
・美しいワシリーサとババヤガー(ロシアの昔話) 武田節子
・いっすんぼうし(日本の昔話)   實井美知江
・豪傑ナザル(トルコの昔話)    高橋惠子
・トラたいじ(朝鮮の昔話) 佐々木文江
・漁師とウルマとチャラーナ(ジプシーの昔話)  松尾福子

次回は3月14日(月)10:00 おすすめの絵本を持ち寄って
 2016年度の計画を立てたいと思いますので、取り上げたい作家、作品について考えてきてください。

遊びの学校
 <大人向けの講座>年8回の講座です。 *参加費200円
 毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
 次回は3月19日(土) 10:30~12:30 
 こけし人形を作ります。あやとりは<ひとりあやとり>です。

お知らせ 『セロ弾きのゴーシュ』の朗読とチェロの調べ
  2月27日(土)10:00~11:30 七郷市民センター2階研修室

  無料・要申込(℡ 022-288-8700) 七郷市民センター主催です
 チェロ 仙台フィルハーモニー管弦楽団チェロ奏者 山本 純氏
 朗読 松尾福子
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君川みち子さんの山形弁での語り

2016-02-20 11:07:59 | 文庫のページ
君川みち子さんの山形弁での語り―愛情と共に届ける―
     3月24日(木)10:30~12:30  定員25名 まつお文庫で

 昨年君川さんは山形弁で再話した昔話集『女(おなご)むかし』を出版しました。その中から「ねずみの見合い」「赤い着物」他、いくつかの昔話を山形弁で語っていただきます。
 君川さんは山形県寒河江市の生まれで、現在は立川市にお住まいです。小学校で子どもたちに語るほか、全国各地で山形弁での語りの公演を行っています。1987年から3年間、仙台にお住まいで、仙台手をつなぐ文庫の会の運営委員としても活躍しました。2003年には赤ずきんの会の語りの講座で講師としてお招きしました。
 今回は山形弁でのお話をたくさんお聞きできるので楽しみです。どうぞご参加ください(申し込んでください)。
 ※12:30から、君川さんを囲んでの会を開きます。
  お時間のある方はどうぞご参加ください。(一品持ち寄りです。)

お願い‼ 文集「なかま」38号に原稿をお寄せください!
 今年も文集の原稿をお願いする時期になりました。
 みんなの声をたくさん載せたいと思っていますので、御協力下さい。
<子どもたちへ> 〆切は3月末
 ①面白かった本を5冊挙げてください。
 ②作文 ― 子ども市やクリスマス会のこと、手作りのこと、あやとりのこと、本のことな
       ど、自由に書いて下さい。 ○○○文庫に用紙があります。
<大人の方へ> 〆切は4月23日(土)
 「ひろば ―お母さんたちのページ― 」に原稿をお寄せください。長さは自由です。子ども達のこと、文庫のこと、本のことなど何でも構いません。遊びの学校やレンゲの会に参加の方もどうぞ原稿をお寄せください。
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2月3月の文庫の日 ’16年

2016-02-20 09:40:19 | 文庫のページ
2月20日(土)
 3:30 おはなし「アナンシと五」 中村
 4:00 おりぞめ
2月24日(水)
 3:30 おはなし「いっすんぼうし」 實井
 4:00 おりがみでおひなさま
2月27日(土)
 3:30 おはなし「牛方とやまんば」 武田
 4:00 あやとりであそぼう!
3月2日(水)
 3:30 おはなし「ぽとんぽとんはなんのおと」 笹森
 4:00 さくらもち
3月5日(土)
 用事ができて文庫お休みします
3月9日(水)
 3:30 おはなし「赤ずきん」 佐藤
 4:00 あやとりであそぼう!
3月12日(土)
 第2土曜日は文庫お休みです

3月2日 またさくらもちを作ります!
ホットプレートで簡単にできますので、どうぞ作りに来てください。 
 <材料> 下の分量で16個ぐらいできます。 
     小麦粉 60g  もち粉 60g  白玉粉 80g
     砂糖 20グラム 水 300㏄ 食紅 こしあん 塩漬けの桜の葉
もち粉を使わず小麦粉(120g)だけでもできますが、もち粉を使うとおいしさがぐんと違います。とても美味しくなりますので、ぜひ試してみてください。
あやとり検定 1級合格おめでとう!
 早くも3年生のりこちゃん・まおりちゃんが、1級に合格しました。
 2人は1年生の時から1級に合格していますので、今回もたった1日で30の技をクリアしました。おめでとう!
 いま1級に挑戦しているのは、1年生のこたろう君です。1級は<ゆびぬき④><はたおり><あみ→こと><ひとりあやとり><ひと山→み山>です。残すはあとひとつ、<み山>ができれば合格です。去年は3級でしたので、今年初めて2級と1級に取り組みました。
 同じ1年生のきよたか君・こうた君もがんばっています。これから1か月、まだ続けますので、どうぞ挑戦してみてください。5級まではちょっと頑張るとみんなできるようになると思います。
3月5日 文庫はお休みです!
 3月4日、東京で文庫功労賞の贈呈式があります。美知江さんと一緒に参加してきます。日帰りできるのですがその日は泊まることにしましたので、5日の文庫は、申し訳ありませんがお休みします。12日も第2土曜日でお休みしますので、土曜日が2週続けてお休みになります。ごめんなさい。
文庫の春休み 3月26日(土)~4月9日(土)
文庫は3月23日(水)までやっています。
4月は13日(水)から始めます。
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今月の詩 2月3月

2016-02-20 08:03:15 | 文庫のページ
  ふしぎなくにぐに   織田 道代

 イギリスには りすがいる
 りすが いっぴき あそんでる
  ほんとかな?

 日本には ほんがある
 ほんが いっさつ しまってある
  ほんとかな?

 アメリカには あめがふる
 あめが いつも ふっている
  ほんとかな?

 ジャマイカには いかがいる
 いかが ゆうゆうと およいでる
  ほんとかな?

 ネパールには パールがある
 パールが ひとつぶ かがやいている
  ほんとかな?

 オーストラリアには とらがいる
 たぶん おすのとらだよ
  ほんとかな?

 イスラエルには いすがある
 だれかが すわる いすがある
  ほんとかな?

 エルサルバドルには さるがいる
 さるが いっぴき かくれてる
  ほんとかな?

 ベルギーには ベルがある
 ベルが やさしく なりひびいている
  ほんとかな?

 カナダは かなたにある
 てんてんが みえないほど かなたにね
  ほんとかな?

 アルゼンチンには なにがある
 なんでも かんでも あるぜ!
  ほんとだよ!!
   (『おどる詩 あそぶ詩 聞こえる詩』 はせみつこ編 冨山房)
 
 今月の詩は、世界の国々がたくさん出てくる言葉遊びの詩です。スイスにも「いす」がありますね。200近くある世界の国々。なにか面白いものが見つかったら教えてください。

文庫の部屋にある世界地図を見て楽しんでいる子どもたちを見ていて、今月はこの詩にしようと決めました。どうぞ楽しんでください。
 トリニダード・トバコは「ヤギとライオン」の昔話でおなじみですが、ここにも「とり」がいますね。尻尾の長い鳥かもしれませんよ。アイスランドという国もあります。みんなの大好きな「アイス」がたくさんありそうです。
 世界地図で想像の翼を羽ばたかせた少年が出てくる絵本があります。『おとうさんのちず』(ユリ・シュルヴィッツ あすなろ書房)という絵本です。戦争中、お腹をすかせていた息子に父親はパンではなく地図を買ってきます。ユリ・シュルヴィッツの少年時代の話です。でもその地図で少年は想像の翼を大きく羽ばたかせるのです。「ちずにある ふしぎななまえが ぼくをとりこにした」――もちろん、今の子ども達と戦争中のユリ少年とは状況が全然違うのですが、そんな魅力が世界地図にはあるのだろうと思うと興味深いです。世界にはたくさんの国があること、それぞれの国には名前があること、そしてそこには私たちと同じ人間が住んでいること、それを知ることって、とても大事なことかもしれませんね。
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