まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

レンゲの会とあそびの学校 ’17年6月7月

2017-06-19 13:11:06 | 文庫のページ
レンゲの会
  6月26日(月)10:00~13:00

 9月の講演会にお招きする広野多珂子さんの絵本を取りあげます。
 次回は8月28日(月) 佐藤さとるさんの「コロボックル」シリーズを取りあげます。
   『だれも知らない小さな国』(1959年)他
      ※この会は月1回、子どもの本のおしゃべりをしています。どなたでも参加できます。

あそびの学校
  7月15日(土)10:30~12:30

  軍手で「指ぶた」を作ります(針と糸持参)。
  昔の遊びは「こま」です。つばめ返しの板のせ・手のせ
 次回は9月16日(土) おりがみ(10ページのノート・まんげきょう)・お手玉
   ※大人向けの講座・年8回の講座です。参加費200円。
   ※毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をしています。
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まつお文庫の40周年を祝って

2017-06-19 12:18:01 | 文庫のページ
1977年10月1日に始まった文庫は、秋に40周年を迎えます。
たくさんの子どもやお母さんたち、地域の方々に支えていただきました。
感謝の思いを込めて、9月から記念の行事を行います。どうぞご参加ください。
    会場 まつお文庫 申し込みは7月10日(月)から。無料です。
           *講演終了後、サイン会と講師の方を囲んでの懇親会を予定しています。


9月9日(土)13:00~15:00 定員40名
講演会
  絵本作家 広野多珂子さんをお招きして
     テーマ ねぼすけスーザとわたし

『ねぼすけスーザのおかいもの』(シリーズ1作目)が出たのは1991年のことです。シリーズ最後の7冊目が出たのは2014年。23年間にわたって、スーザのシリーズを描き続けてこられました。でも実際には、スーザの絵本を描こうと思ったときから数えるともっと長く、33年になるそうです。33年間、スーザと共に過ごした広野さんの思いをお聞きします。

<講師紹介>
 1947年、愛知県岡崎市に生まれる。スペインのシルクロ・デ・ベーリャス・アルテスに学び、帰国後、子どもの本の世界に入る。1979年『あうのはいつも夕方』(佐々木赫子)のさし絵が最初の仕事。文庫の20周年に原画展と講演会をしていただく。千葉県在住。

10月14日(土)13:00~15:00 定員40名
講演会
  児童文学者 岡田 淳さんをお招きして
     テーマ あっちの世界 こっちの世界

岡田さんの作品には『ようこそおまけの時間』や『二分間の冒険』『選ばなかった冒険 ―光の石の伝説』、最新作の『森の石と空飛ぶ船』など、登場人物があっちの世界とこっちの世界を行き来して冒険していく物語が多いです。どんなお話が聞けるか楽しみです。

<講師紹介>
 1947年1月、兵庫県西宮市に生まれる。1968年、ことばのないマンガ集『星泥棒』(私家版)を出版。1969年4月、西宮市の小学校の図工専科教師として2007年3月まで勤務。1979年『ムンジャクンジュは毛虫じゃない』でデビュー。(1975年、友人と合作で『忘れものの森』を出版している。)文庫の20周年、30周年にもおいでいただいて講演をしていただく。今回は3回目。神戸在住。

10月15日(日) 大人向けおはなし会  定員30名
  第1部 10:15~12:00  第2部 13:30~15:00  懇親会 12:00~13:30

 長時間になりますが、大人の方におはなしをたっぷり楽しんでいただこうと思います。
文庫の日のおはなし会、年3回の特別おはなし会、年2回の大人向けおはなし会(レンゲの会)を通して、おはなしを語る仲間が毎年増えています。
 転勤で今は仙台にいない方、お子さんが大きくなって今は文庫から離れている方も、ご都合がついたらどうぞ語りに来てください。聞くだけの方もどうぞご参加ください。
    懇親会に参加の方は一品持ち寄りでご参加ください。
 ※※※恐れ入りますが、語ってくださる方は8月19日(土)までにお話の題名をお知らせください。
    10分前後のおはなしでお願いします。

11月11日(土)13:00~15:00 定員40名
講演会
  詩人・絵本作家 内田麟太郎さんをお招きして
    テーマ 私の詩と絵本

詩人として、絵本作家として、児童文学者として、多彩な言葉の世界でご活躍の内田さんの詩と絵本がどんなふうにして誕生するのか、お聞きできたらうれしいです。

<講師紹介>
 1941年、福岡県大牟田市に生まれる。1960年上京し、看板見習の仕事をしながら詩を書き始める。1979年、福音館書店の月刊誌「子どもの館」に初めて童話が掲載される。1985年、最初の絵本『さかさまライオン』(長新太・絵)で第9回にっぽん絵本賞を受賞。東京都羽村市在住。
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6月・7月の文庫の日 ’17年

2017-06-19 11:52:53 | 文庫のページ
6月21日(水)
 3:30 おはなし「だんなもだんな大だんなさま」 松尾
 4:00 おりがみ(シャツ・ワンピース)
6月24日(土)
 夏の特別おはなし会
6月28日(水)
 3:30 おはなし「みょうが宿} 笹森
 4:00 こけし人形
7月1日(土)
 用事ができて、文庫お休みします
7月5日(水)
 3:30 おはなし「白い家の老人」 松尾
 4:00 紙ひものかご
7月8日(土)
 第2土曜日は、文庫お休みです
7月12日(水)
 3:30 おはなし「ヤギとライオン」 松尾
 4:00 おりがみ(ひまわり)
7月15日(土)
 3:30 おはなし「マメ子と魔物」 松尾
 4:00 牛乳パックの変身箱パズル

●文庫は7月22日(土)まで開いています。19日と22日は15冊まで本を借りることができます。
●7月26日から文庫の夏休みですが、29日(土)は、初めての試みですが「夜の特別おはなし会」を企画しています。
 普段のおはなし会に参加できないお父さん、お母さんも、
 お子さんと一緒におはなしを楽しんでいただけたらと思います。
●文集「なかま」39号ができあがりました。文庫に来た時もらってください。

7月19日(水)ドライアイスを使ってシャーベットを作ります
7月22日(土)すいかパーティ
 みんなですいかを食べます! お家の方もどうぞおいでください。

7月29日(土)19:00~20:00 夜の特別おはなし会
 初めての企画です。親子一緒でご参加ください。
 たくさんのお話が聞けます。こわいお話もあります。
6月26日(月)14:00~15:30 第2回40周年記念行事についての話し合い
 ◎レンゲの会の後で
 ◎お時間のある方、ご参加ください。
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6月24日(土)3:30 夏の特別おはなし会

2017-06-19 11:39:06 | 文庫のページ
夏の特別おはなし会 6月24日(土) 3:30からです
 子どもも大人もだれでも語れる特別おはなし会ですが、今回は大人だけの語りになりそうです。でもたくさんのお話が聞けます。どうぞ聞きに来てください。
 これからでもかまいませんので、語ってくれる子がいたらうれしいです。
<大人の語り> 3:30から
ものいうたまご(アメリカの昔話)   佐藤和子
ついでにペロリ(デンマークの昔話) 武田節子
幸福な王子(オスカー・ワイルド)   鈴谷輝秋
マーシャルとくま(ロシアの昔話)   佐藤真弓
ホットケーキ(ノルウェーの昔話)   東海林智子
月を射る(中国の昔話)         松尾福子

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今月の詩 ’17.6月

2017-06-19 11:02:46 | 文庫のページ
  雨ですこっそり降ってます
            サトウハチロー


  雨です こっそり 降ってます
  こまかい雨です しずかです
    あまえる鼻声 つばめの子
    それより それより しずかです

  雨です こっそり 降ってます
  こまかい雨です しずかです
    まいまいつぶろの ひとりごと
    それより それより しずかです

  雨です こっそり 降ってます
  こまかい雨です しずかです
    おはぐろとんぼの ためいきか
    それより それより しずかです

  雨です こっそり 降ってます
  こまかい雨です しずかです
    ひる寝のみの虫 その寝息
    それより それより しずかです
     (『幼児と遊ぶ 101の詩』 武鹿悦子編 ひかりのくに株式会社)

 天気予報に雨のマークが増えてきました。いよいよ梅雨入りですね。
 今月はサトウハチローの「雨ですこっそり降ってます」という詩を選びました。雨にもいろんな雨があります。ザーザー降る雨、しとしと降る雨、ポツポツ降る雨。音を立てずに静かに降る雨。この詩では霧雨(きりさめ)ともこぬか雨とも呼ばれるこまかい雨の降る様子を、つばめの子の甘える鼻声よりも、かたつむりのひとりごとよりももっと「しずかです」とうたっています。それで思い出すのが、松居直さんの子どもの頃の話です。
 霧雨のような細かい雨を窓越しに見ていると、そばを通りかかったお母さんが「絹ごしの雨やなぁ」と言ったというのです。5歳ぐらいの松居さんは初めて「絹ごし」という言葉を聞き、こういう細かい雨のことを「絹ごしの雨」というのだとずっと思うのですが、大きくなって辞書で調べてみると、「絹ごし豆腐」という言葉はあるが、「絹ごしの雨」という使い方はないと気づきます。
 講演でこの話を聞いたとき松居さんのお母さんはなんとすてきなお母さんだろうと思いました。「絹ごし」とはなんとすてきな表現だろうと思いました。この詩を読んでいると、松居さんのお母さんのおっしゃった「絹ごしの雨」という言葉を思い出してしまいます。

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