まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

2月と3月のあそびの学校・レンゲの会

2014-02-17 16:53:42 | 文庫のページ
あそびの学校
 <大人向けの講座> 年8回の講座です。参加費200円
           毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をします。
 2月15日のあそびの学校は、雪のため中止となりました。
 次回は 3月15日(土) 10:30です。
             あやとりとお手玉を楽しみます。

レンゲの会
 月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
     2月24日(月) 10:00~13:00
  レンゲの会に参加していない方もどうぞご参加ください。
  たくさんのお話が聞けます。
     大人向けおはなし会
  ・おっぽの釣り         (日本の昔話)高橋
  ・アリョーヌシカとイワーヌシカ (ロシアの昔話)佐々木
  ・牛方やまんば         (日本の昔話)今野
  ・大どろぼうと王さま      (インドの昔話)武田
  ・平林さまはどこ        (宮城の昔話)實井
  ・天国のかじや         (ロシアの昔話)笹森
  ・テイザン           (ハイチの昔話)松尾
       次回は3月17日(月)10:00
   『チボリーノの冒険』(1951)
   ジャンニ・ロダーリ 杉浦明平訳 岩波少年文庫(1956)を取り上げます。
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新しく買った本 ’14.2月

2014-02-17 15:57:17 | 文庫のページ
『てんじつき さわるえほん ぐりとぐら』 なかがわりえこ/おおむらゆりこ 福音館書店
 『ぐりとぐら』が「こどものとも」で出版されて昨年はちょうど50年でした。それを記念して、11月に出版されました。文字の部分は点字で、絵の部分も手で触って形がわかるように工夫されています。目の見える人も目の見えない人も一緒に楽しめるようにと願って作られた絵本です。
 「てんじつきさわるえほん」として、文庫には『しろくまちゃんのほっとけーき』(こぐま社 2009)もあります。『しろくまちゃんのほっとけーき』は蛇腹型ですが、『ぐりとぐら』は厚さが1.5センチもありますが、絵本の形になっています。さまざまな工夫を重ねて出来上がったことが『母の友』3月号に詳しく出ています。
 また文庫には日本で最初にバリアフリー絵本として出版されたスウェーデンの『これ、なあに?』(偕成社 1979)という絵本もあります。どうぞ一緒にご覧ください。
『カメレオンのレオン 小学校の秘密の通路』 岡田淳 偕成社
 『カメレオンのレオン』の続編です。向こうの世界に住む探偵のレオンは桜若葉小学校の校庭にある通路を使ってこちらの世界にやってきます。今回も桜若葉小学校の子どもたちと出会いながら、ユニークな方法で事件を解決していきます。自由自在に形を変えることのできるレオンですが、にわとりが怖かったり、ヴァイオリンの音が苦手だったり、挿絵も味わい深く、レオンが大好きになります。4つのお話を楽しんでください。どのお話もレオンに出会った子どもたちが羨ましくなるようなお話ばかりです。心が解放されるような快感を体験できます。3、4年生におすすめです。
『バク夢姫のご学友』 柏葉幸子/児島なおみ 偕成社
 5年生の五月(さつき)のふしぎな冒険の物語。あるマンションの部屋から五月はイノシシの変種(バク)と一緒に別の世界に紛れ込んでしまいます。ここではイノシシの変種はおしゃべりができ、夢姫と名乗ります。謎の屋敷に住むリッツという病気の女の子のため、五月と夢姫がこの部屋で出会ったねずみのプップやバッファローの「黒雲の角」と力を合わせて活躍する、ちょっとドキドキするお話です。鉛筆で描かれた児島なおみさんの挿絵もやさしく楽しく、特にバクの表情がいいです。
『ゆうかんな女の子ラモーナ』 べバリイ・クリアリー 松岡享子訳 学研
 『がんばれヘンリーくん』のシリーズを知っていますか。小学3年生の明るく元気なヘンリーくんの愉快な生活を描いた物語ですが、ヘンリーくんの友だちのビーザスの妹として登場するのがラモーナです。
 シリーズ1巻目ですでにラモーナは登場するのですが、シリーズの後半はヘンリー君に代わって、感受性が豊かで、悩みもいっぱいのラモーナが主人公になっていきます。もう高校生になった人の中には子どもの時、この本に出会い、ラモーナが大好きになった人がたくさんいます。新しいものに買い替えたいとずっと思っていましたが、なかなか手に入りませんでした。やっと昨年新しい装丁で出版になりました。ぜひ新しくなったこの本でラモーナに出会ってほしいです。楽しみにしていた小学校にやっと入学できたラモーナですが、なかなかうまくいきません。このシリーズはラモーナが10歳になるまで続きます。読んでもらうなら1年生から、一人で読むなら3,4年生におすすめです。
『おはなしのろうそく28』
『おはなしのろうそく29』 東京子ども図書館
 「美しい乙女」他2話(ろうそく28)、「ボルカの冒険」他3話(ろうそく29)が入っています。
『Today 今日』 伊藤比呂美訳 下田昌克絵 福音館書店
 10年前、伊藤さんの友人がニュージーランドの支援施設でこの詩に出会い、翻訳を伊藤さんに頼みました。それがいつの間にか巷に流布し、子育てに疲れた若い母親たちを支える詩になりました。出版するに当たりいろいろ調べたそうですが、とうとう作者はわからなかったそうです。読み人知らずの詩です。子育て中の多くのお母さんが味わう思いにやさしく語りかけてくれるすてきな詩です。誰かにそう言ってもらえたら、どんなに救われるでしょう。子育て中のたくさんの若いお母さんにぜひ手にとってほしい本です。わが子と向き合う時間の尊さをすてきに語っています。
『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』 村岡真理 マガジンハウス
 『赤毛のアン』を訳した村岡花子さんの伝記です。1893年(明治26年)に生まれ、1968年(昭和43)、75歳で亡くなるまでの村岡さんの生涯が感動的に語られています。東洋英和女学校での10歳から20歳までの10年間がとても興味深いです。『赤毛のアン』が翻訳出版されるまでのいきさつもとても感動的です。朝の連続テレビ小説「花子とアン」が3月31日から始まります。村岡花子さんの女学校時代を描いたドラマです。楽しみです。
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2月と3月の文庫の日 ’14年

2014-02-17 15:29:55 | 文庫のページ
2月19日(水)
 3:30 おはなし「雪女の話」(笹森)
 4:00 おりがみでおひなさま
2月22日(土)
 3:30 おはなし「アディ・ニハァスの英雄」(中村)
 4:00 あやとりであそぼう!
2月26日(水)
 3:30 おはなし「だめといわれてひっこむな」(松尾)
 4:00 さくらもち
3月1日(土)
 3:30 おはなし「ルンペルシュティルツヒェン」(松尾)
 4:00 さくらもち
3月5日(水)
 3:30 おはなし「ついでにペロリ」(武田)
 4:00 あやとりであそぼう!
3月8日(土)
 3:30 第2土曜日は文庫はお休み
3月12日(水)
 3:30 おはなし「いっすんぼうし」
 4:00 あやとりであそぼう!
****3月22日(土)まで文庫は開いています。
****文庫の春休みは3月26日(水)~4月12日(土)です。
<1月の利用状況> 文庫の日は5回
  利用者(本を借りた人)65人(昨年は35人)
  貸出冊数       274冊(昨年は88冊)
  実際に来た人     126人(昨年は70人)
 近くの小学校ではインフルエンザで学級閉鎖も出ていますが、1月からの文庫は毎回20人ぐらいの人が来ています。毎回、新しい人が来ているのも驚きです。1月15日から2月12日まで、新しく登録した人は13人でした。1~3歳児の小さい子どもたちも増え、若いお母さんたちも増えました。いつになく文庫に活気が満ちています。うれしいことです。

お願い! 文集「なかま」36号に原稿をお寄せください!
 毎年発行している文集です。5月末には発行したいと思っています。
 この1年を振り返って、書いていただけたらうれしいです。たくさんの人の声を載せたいと思っていますので、どうぞご協力、よろしくお願いします。
 <子どもたちへ> 〆切は3月末
 ①おもしろかった本を5冊あげてください。
 ②作文……子ども市やクリスマス会のこと、手作りのこと、あやとりのこと、本のことなど、自由に書いてください。
    *文庫に用紙があります。
 <大人の方へ> 第1回締め切りは3月末(第2回〆切は4月末)
 「ひろば――お母さんたちのページ――」に原稿をお寄せください。
 子どものこと、文庫のこと、本のことなど何でもかまいません。初めて文庫に来た方は、ぜひ文庫の感想もお寄せください。あそびの学校やレンゲの会に参加の方もどうぞ原稿をお寄せください。お待ちしています。長さは自由です。
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今月の詩 ’14.2月

2014-02-16 21:44:09 | 文庫のページ
  ゆっくりゆきちゃん  谷川俊太郎
 ゆっくりゆきちゃん ゆっくりおきて
 ゆっくりがおを ゆっくりあらい
 ゆっくりぱんを ゆっくりたべて
 ゆっくりぐつを ゆっくりはいた

 ゆっくりみちを ゆっくりあるき
 ゆっくりけしきを ゆっくりながめ
 ゆっくりがっこうの もんまできたら
 もうがっこうは おわってた

 ゆっくりゆうやけ ゆっくりくれる
 ゆっくりゆきちゃん ゆっくりあわて
 ゆっくりうちえ かえてみたら
 むすめがさんにん うまれてた
   (『わらべうた』集英社文庫)

 8日は78年ぶりの大雪で驚きましたね。ちょうどその日は朝早く飛行機で九州に向かっていました。福岡は暖かく、梅の花や菜の花も咲いていました。仙台でも地面の下では着々と春の準備が始まっていると思うのですが、まだまだ寒いですね。
 今月は谷川俊太郎さんのナンセンスな詩を楽しみたいと思います。『ゆっくり』をできるだけゆっくり声に出してみましょう。楽しいですよ。

あやとりを楽しんでいます!
 1月から始まったあやとり検定ですが、子どもたちが楽しんで挑戦しています。あやとりが始まったことで、毎回続けてくる子が増えました。初めぎこちなかった指の動きがだんだんスムーズになったり、1、2回教えてもらっただけですぐマスターできたり、子どもたちの集中力に感動します。子ども同士、教えあう姿もいいものです。時には大人の人が子どもに教えてもらっていることもあります。もともとはふたりで取り合うあやとりのことを「あやとり」と言ったそうです。人と人とが触れ合うところからあやとりは始まったのですね。なるほどと改めて思います。
 現在、幼稚園の年長から6年生までの子が挑戦しています。6級合格は9人。そのうち7人は5級も合格しました。4級に挑戦しているのは5人。2月12日には1年生のまおりちゃんがまず4級に合格しました。あとの4人ももう少しです。悔しいのですが、マスターしたと思っても、ちょっと時間がたつとできなくなってしまうのがあやとりです。手がおぼえるまで繰り返して自分のものにしてください。たとえば6級の「さかずき」は覚えていますか。4級の「かみしばい」や2級の「ちょう」でも出てきますので、忘れないようにしておくといいですね。2級の「五段ばしご」や「六段ばしご」も4級の「四段ばしご」をしっかり覚えておくとすぐできます。
 2年続けて1級に合格した1年生のえなちゃんは、今、お母さんと一緒に昨年4月から北海道に行っているのですが、3月12日には戻ってきます。あやとり検定をとても楽しみにしているそうです。年中の時、1級に合格しましたので、幼稚園の人もぜひ頑張って挑戦してみませんか。お母さんが1対1で教えてあげたら、きっとできるようになります。5級まではきっとできますので、お母さんと一緒に楽しんでください。
 3月までやっていますので、今から挑戦しても大丈夫です。大人の方もどうぞ楽しんでください。
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