まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

これからのあそびの学校・レンゲの会など

2013-11-17 17:26:54 | 文庫のページ
あそびの学校
  <大人向けの講座> 年8回の講座です。参加費200円
 11月のあそびの学校は終わりました。
 次回は 1月18日(土)10:30~です。さくらもちとあやとり

レンゲの会
 月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
 11月25日(月)10:00~13:00
  『夢を追う子』(1905) W.H.ハドソン
 
  西田実訳 福音館書店(1972)  網野菊訳 岩波少年文庫(1951)を取り上げます。
 次回は1月27日(月)10:00から
  『若草物語』(1868)L.M.オールコット 矢川澄子訳 福音館書店(1985)
  『四人姉妹』上下 遠藤寿子訳 岩波少年文庫(1958)

クリスマスプレゼント作りをします。
 時間のある方、ご協力ください。
 12月6日(金) 16日(金) 10:30~14:30の間で作っています。
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11月のお知らせ

2013-11-17 17:05:34 | 文庫のページ
  子ども市を終えて
 年に1度の子ども市。今年もたくさんの方々においでいただき、楽しい一日になりました。ありがとうございます。
 今年は特に文庫に来る子どもが少なくなっているので、果たして子どもは来てくれるのだろうかと心配でしたが、思いがけない方々も遠方から来てくださって、参加者は昨年よりも多く、100人ぐらいになりました。第2部のおはなし会には67人、第3部の手作りにも50人近い人が残って5時まで楽しみました。
 お手伝いいただいた方々には心からお礼を申し上げます。7月から11月まで9回、準備に集まってくださった方はのべ75人。10月は毎週でしたので、大変だったと思います。お疲れさまでした。その他にも10人の方(横浜・東京・富山・北海道の方も含めて)が手作りの品を届けてくださってありがたく思いました。たくさんの方のおかげで今年も子ども市を終えることができました。ありがとうございます。売り上げは73,300円でした。大事に使わせていただきます。

  まだまだ更新中! 積み木パズル
     (2006年から遊んでいます。)
 7個のパーツを組み合褪せて立方体を作る遊びです。ロシアのニキーチンの本に出ているものです。この7年間でなんと264通りの組み方が見つかりました。いったいどのくらいの組み方があるのでしょうか。今回吉田きよたか君のおかあさんがこれまでの組み方を全部パソコンに入れて、組合せの法則も見つけて、わかりやすく分類してくれました。分類しながらさらに新しい組み方も増えたそうです。パソコンに入れる前は264通りだったのですが、323通りになりました。すごいですね。まだ新しい組み方はあるのでしょうか。挑戦してみてください。
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新しく買った本・寄贈本 11月

2013-11-17 16:08:22 | 文庫のページ
新しく買った本
『どろぼうがっこう ぜんいんだつごく』
『どろぼうがっこう だいうんどうかい』  かこさとし 偕成社
 『どろぼうがっこう』の続編が10月に2冊出版されました。実に40年ぶりです。刑務所に入ったくまさか先生と生徒たちがその後どうなったのか、刑務所での生活の様子が語られます。本当に脱獄したのかどうか、気になる話です。「だいうんどうかい」にはどろぼうがっこうの応援歌や校歌も登場して愉快です。文庫にある『どろぼうがっこう』も古くなりましたので新しく買い替えました。3冊一緒に楽しんでください。
『やさしい大おとこ』 ルイス・スロボドキン 徳間書店
 山の上のお城に住んでいる大男とふもとの村に住む人々の物語です。大男は村人と友だちになりたいと思っているのですが、声が大きすぎて、村人は大男がやってくるとみんな耳をふさいで家の中に逃げ込んでしまいます。ある時、たった一人、大男と話そうとした女の子がいました。グエンドリンです。彼女の勇気ある行動によって大男の願いはかないます。スロボドキンの絵も楽しく、2・3年生にお薦めです。
『魔女のシュークリーム』 岡田淳 BL出版
 シュークリームの好きな男の子の物語。100倍も大きいシュークリームだって食べられると思っているダイスケです。ある日、魔女の手下にされたカラスと黒ネコに出会い、それが実現します。魔女に奪われた「いのち」を取り戻すため、カラスたちは100倍も大きなシュークリームを食べる子どもを探していたのです。魔女の巧妙な手口に苦戦しながらもダイスケと動物たちは戦います。3・4年生にお薦めです。
『空にぐ~んと手をのばせ』 新沢としひこ 理論社
 子どもの歌をたくさん作詞作曲している新沢さんの初めての詩集です。声に出して楽しんでみてください。12月の「今月の詩」にはこの詩集から「サンタクロースさま」を選びたいと思っています。とても楽しい詩です。楽しみにしていてください。新沢さんは工藤直子さんの『のはらうた』の詩にも曲をつけて歌っています。さまざまなジャンルで活躍しています。
⑥⑦⑧『はだしのゲン』1・2・4巻 中沢啓治 汐文社
 いろいろ話題になった『はだしのゲン』です。夏休み明けにお子さんと一緒に来たお父さんから『はだしのゲン』はありますかと聞かれました。文庫では80年代に購入し、たくさんの子どもに読まれてきた本です。原爆についての本は数多く出版されていますが、ゲンの一家の物語を通して描いた『はだしのゲン』10巻には原爆と戦中戦後の日本の姿が余すところなく描かれていると思います。最近はあまり借りられなかったので気づかなかったのですが、全巻そろえていたはずなのに、なぜか1・2・4巻がなく、申し訳なく思いました。
 10月の文庫の日には、夢中になって『はだしのゲン』を読む5年生の2人の女の子の姿がありました。文庫では珍しい光景でした。
⑨⑩ジャングル・ブック』Ⅰ・Ⅱ キップリング 金原瑞人訳 偕成社文庫
 オオカミ夫婦に育てられた人間の男の子モウグルの物語。番外編を含む9つの物語。モウグルを温かく見守る動物たちの世界の豊かさと厳しさが感動的に描かれます。トラや赤犬をやっつける壮絶な戦いではモウグルと動物たちの知恵と勇気に圧倒されます。人間と動物のどちらの世界で生きていくか、モウグルの悲しみも心に残ります。高学年の男の子たちにお薦めです。

寄贈本 ありがとうございます!
◆国際あやとり協会の野口ともさんからいただきました。
 『あやとり』 シシドユキオ(国際あやとり協会) ぶんけい
 世界のあやとりや日本のあやとりがたくさん紹介されています。震災の時、宍戸さんにはあやとりの本をたくさん送っていただきました。その時電話でお話したのですが、夏堀謹二郎さんのお名前が出てきてうれしく思いました。この本のあとがきにも夏堀謹二郎さんのお名前が出ています。文庫の会で夏堀さんに教えていただいた「竹やぶの家」「もちつきぺったん」「はたおり」なども紹介されています。
◆恐竜大好きのきよたか君(年中)からいただきました。
 『学研の図鑑 恐竜』 学研
 恐竜の好きな子にお薦めです。読んでね。
◆点訳奉仕を長いこと続けている村上冴子さんからいただきました。点訳の終わった本をいつも寄贈してくださいます。
 『モッキンバード』 キャスリン・アースキン ニキリンコ訳 明石書店
 『ミンのあたらしい名前』 ジーン・リトル 田中奈津子訳 講談社
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11月・12月の文庫の日 

2013-11-14 18:12:17 | 文庫のページ
11月16日(土)
 3:30 おはなし「だめといわれてひっこむな」(松尾)
 4:00 おりがみでドラえもん
11月20日(水)
 3:30 おはなし「スズメとカラス」(笹森)
 4:00 紙テープのミニごま
11月23日(土)
 勤労感謝の日で
    文庫はお休みです
11月27日(水)
 3:30 おはなし「きつねが化けた話 かみそりぎつね」(目黒)
 4:00 フェルトのハートのバッグ
11月30日(土)
 秋の特別おはなし会
12月4日(水)
 3:30 おはなし「ねずみじょうど」(みちえ)
 4:00 おりぞめ
12月7日(土)
 3:30 おはなし「白い家の老人」(松尾)
 4:00 おりがみでリース
12月11日(水)
 3:30 おはなし「おいしいおかゆ」(松尾)
 4:00 おりがみでサンタクロース
12月14日(土)
 第2土曜日で
    文庫はお休みです
12月18日(水)
 3:30 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」(松尾)
 4:00 布で作るクリスマスツリー
12月21日(土)
 クリスマス会
 *12月7日・11日・18日のおはなしの時間はクリスマス会の練習もします。参加してください。
 *今年は12月21日のクリスマス会でおしまいです。クリスマス会終了後、本の貸し出しをします。15冊まで借りられます。たくさん借りてください。
 *冬休みは12月25日(水)~2014年1月11日(土)です。1月15日(水)から文庫を始めます。
秋の特別おはなし会 11月30日(土)
  第1部 子どもの語り 3:30~
  第2部 大人の語り  4:10~
 子どもも大人も、誰でも初めてでも語れます。
 詩、わらべうた、昔話など覚えて語ってみませんか。
 子どもの部では1年生の久保まおりちゃんが初めて『のはらうた』から詩を2編、覚えて語ります。大人の部では「ねずみのすもう」(日本の昔話 みちえ)、「くまの皮をきた男」(グリムの昔話 武田)、「マーシャとくま」(ロシアの昔話 中村)、「月を射る」(中国の昔話 松尾)などが語られます。語ってくれる人はこれからでもかまいませんので。申し込んでください。聞きに来てくださる方も大歓迎です。どうぞおいでください。
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今月の詩 ’13.11月

2013-11-14 17:47:49 | 文庫のページ
  落ち葉の手紙  工藤直子
 春が来て夏が過ぎ秋になり……
 あんなこと こんなこと いろんなこと
 木々は たくさんの記憶を
 赤や黄色に染まった葉っぱに書きとめる
 そして風に呼びかける
 
 ――風 風 葉っぱをはこんでおくれ
   ひらひらはこんで 大地にわたしておくれ
   冬の静かな ひとときに
   わたしたち生きものの物語を
   大地に読んでもらいたいから

 木々は知っている
 その物語は ゆっくり大地にしみこみ
 冬の裸の木々の根っこに
 ふたたび吸いあげられていくことを
 だから しんと静かな日々を
 退屈せずにすごせることを

 さあ 用意はいいですか
 風が 葉っぱの手紙をはこんで
 空をはしる時間です
  (『クヌギおやじの百万年』工藤直子
      今森光彦・写真 朝日出版社)

 寒くなってきました。北海道も青森も秋田も、そして仙台の町から見える山々から雪の便りが届きます。赤や黄色に染まった葉っぱが木枯らしに舞う、今月はそんな情景をうたった工藤直子さんの「落ち葉の手紙」を選びました。
 小さい人には難しいかもしれませんが、風に呼びかける言葉や最後の3行など、声に出して読むととても気持ちがいいです。葉っぱを落とした木の凛とした姿や静かな思いが伝わってきます。
 『クヌギおやじの百万年』は今森光彦さんのたくさんの雑木林の写真が楽しめる写真集です。そしてその写真にぴったりの工藤直子さんの詩が楽しめる詩集です。大人の方にもお薦めです。「クヌギおやじ」とは、今森さんが通う琵琶湖近くの雑木林にある、今森さんが「やまおやじ」と呼んでいる幹の太いクヌギのことです。表紙の写真がそうです。緑の雑木林に堂々と鎮座している「クヌギおやじ」からはたくさんのメッセージが聞こえてきます。
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