まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

お知らせ 9月

2021-09-13 15:14:32 | 文庫のページ
     文庫の44周年を祝ってのおはなし会 10月2日(土)4:00
 毎年10月の最初の土曜日には文庫の誕生を祝っておもちの会を開いてきましたが、昨年同様今年もできなくて残念です。おはなし会と手づくりとで祝いたいと思いますので、どうぞ楽しんでください。
おはなし会
4:00  
今月の詩「やまぶどうの夢」
      わらべうたやことばあそび
       おはなし「のっぽ、ふとっちょ、千里眼」(チェコの昔話)
      絵本『おたんじょうびおめでとう!』パット・ハッチンス
        『パパ、お月さまとって!』 エリック・カール
      パネルシアター『これはジャックのたてた家』(マザー・グース)   他

5:00  
手づくり
     新聞紙のヨーヨー  びゅんびゅんごま  くいつきへび
        好きなものを作って楽しんでください。


レンゲの会 大人向けおはなし会  9月27日(月)10:00~13:00
月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
   残念ですが、今年度も会食なしでおこないます。
<おはなし会>
・さとりの化けもん (福島の昔話)      桜井
・三年峠(朝鮮の昔話)            高橋
・アナンシの帽子ふりおどり(アフリカの昔話) 佐藤(ま)
・願いの指輪(アメリカの昔話)        武田 
・雲の上にいってしまった子ども(北米の昔話) 佐々木                   
・のっぽ、ふとっちょ、千里眼(チェコの昔話) 松尾
 語って下さる方はこれからでもかまいませんので、題名をお知らせください。
次回は10月25日(月)10:00の予定です。
 安野光雅さんの絵本を取り上げます。「こどものとも」や「かがくのとも」でもたくさん出ていますし、その他にも『あいうえおの本』や『ABCの本』『旅の絵本』(全9巻)などもあります。お好きな絵本をお持ちください。

≪大人のコーヒーサロン≫ 10月13日(水)1:00~3:00(月1回 第2水曜日)
 3か月ぶりのコーヒーサロンになります。
 コロナは収束していませんが、どうぞお出かけください。
 お待ちしています。
 次回は 11月10日(水)です。
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寄贈本 9月

2021-09-13 12:20:36 | 文庫のページ
寄贈本 ありがとうございます。
💙堀米薫さんからいただきました。
『みちのく妖怪ツアー オンラインゲーム編』 佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫 新日本出版社 2021.7
 「みちのく妖怪ツアー」シリーズ4巻目です。3人の作家の息がぴったり合った東北の妖怪が出てくる、お馴染みの怖い話です。
 今回は、スマホで妖怪を捕まえるハンターに選ばれた子どもたちの物語です。
 どの子も普段からスマホで妖怪ゲームを楽しむ子どもたちです。妖怪を捕まえに来たはずの子どもたちが逆に妖怪に捕まり、魂を奪われてしまうという結末はやはり怖いです。ただ、妖怪にまつわる話や、その土地の観光スポットや珍しい料理の話など、東北の魅力もたくさん知ることができます。
💛水野スウさんのお知り合いの高槻の志水紀代子さんから送っていただきました。
『アンネ・フランク・ハウス ものがたりのあるミュージアム』 アンネ・フランク・ハウスの図録
 志水さんのお友だちの高木洋子さん(NPО法人グローバルプロジェクト推進機構)のこれまでの活動に対して、アムステルダムにあるアンネ・フランク・ハウス(『アンネの日記』に関する展示記念資料館)から、資料館の図録(日本語版)100冊が寄贈されました。どうすれば有効活用してもらえるか、高木さんから相談を受けた志水さんがスウさんにお声をかけ、スウさんは5つの文庫を紹介してくださって(その一つがまつお文庫だったのですが)、縦32センチ、横25センチ、厚さ3センチ弱の大判の、豪華なアンネの本が文庫に届きました。
 1929年生まれのアンネはもし生きていたら92歳になります。13歳の誕生日を過ぎて間もなく隠れ家での生活が始まりますが、図録は、「隠れ家以前」「隠れ家での生活」「隠れ家以降」に分けて、アンネの生きた15年数ヶ月を膨大な写真と資料で伝えてくれます。
 日本に100冊しかない貴重な本が小さな文庫にいただけて、ありがたいです。スウさんにも感謝しています。どうぞ手に取ってみてください。
💚伊藤忠記念財団からいただきました。
『Hello Kitty ぼくとわたしのSDGs ~世界のみんなと2030年を考えよう~』 アインズ株式会社 2021.4
 伊藤忠商事株式会社とかかわりを持つ印刷会社のアインズ株式会社発行の絵本です。アインズ株式会社とサンリオが共同で出版したSDGsの17個の目標を学べる子ども向けの絵本です。
 SDGs(エスデージーズ)は「2030年までに、地球がもっと良い世界になるように、世界中の人たちみんなで協力してかなえる17個の目標」のことです。貧困や飢餓、紛争や自然災害、環境汚染などをなくすため、私たち一人ひとりに何ができるか、考えるヒントをくれます。
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秋ですね!

2021-09-13 11:44:48 | 文庫のページ
身近な秋を見つけてみませんか!
🦋夏から秋にかけてよく見かけるというヒメアカタテハに初めて出会いました。雑草を抜いていて、目の前の草陰にオレンジ色の美しい蝶を発見!
 羽を広げ、ほとんど動かず、思わず見とれてしまいました。アゲハやモンシロチョウはよく見かけますが、初めて見る蝶でした。翅の先端が黒地に白い紋、翅の中央部がオレンジの地 に黒い紋が付いていて、白やオレンジがとても印象的でしたので、調べるとすぐにわかりました。 その後も庭を飛んでいる姿を何度か見かけました。
 <かがくのとも7月号>の『はっぱのかくれが』は、蝶の幼虫がどんなふうに葉っぱにかくれているか興味深く描いていますが、ヒメアカタテハも出ていました。もちろん大島進一さんの『ちょう』(福音館書店)の絵本にも出ていました。この絵本は64種類のチョウの、卵から成虫になるまでの姿をすべて描いている、チョウ好きにはうれしい本です。
🌰ヤマボウシの赤い実を初めて見ました。9月初め、コスモスを見に川崎のみちのく湖畔公園に行ってきました。コスモスにはまだ早かったのですが、その近くに赤い実のなる木がありました。草木の世話をしている人がヤマボウシと教えてくれました。
 落ちた赤い実を拾ってきたので調べると、確かにヤマボウシの実でした。春に葉っぱの上に白い大きな花(白いのは花ではないのですが)を咲かせるヤマボウシ。葉も特徴のある葉っぱでした。紅葉の時期には葉が真っ赤に染まるので、ぜひまた見に来たいと思いました。赤い実はちょっとでこぼこしていて柔らかく、指で押すと簡単に潰れました。ジャムにできるそ うです。
🌼ヒガンバナが芽を出しました。お彼岸が近くなると咲き出すヒガンバナ。一番長い茎で20センチぐらいでしょうか、これから毎日グングン伸びていくので楽しみです。花が咲く時には葉がなく、 花が終わると葉が出る不思議な花です。ハミズハナミズとも呼ばれています。
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文庫を始めて44年!

2021-09-11 18:40:36 | 文庫のページ
まつお文庫は1977年10月1日(土)に始まりました。
 1986年の秋から今の場所で文庫を続けています。ここに移るまでの最初の9年間は文庫の場所が何度か変わりました。その辺のことを振り返ってみたいと思います。
 まつお文庫が誕生したのはここから歩いて数分の、表のバス通りに面した父の家の2階でした。玄関を入って、階段を上った6畳二間が文庫の部屋でした。翌年6月、宮城県沖地震が起きました。外壁が落ちたりして、1979年夏には建て替えを余儀なくされます。1978年10月、文庫の1周年を記念して、初めて子ども市を開いたのはこの家の玄関先でした。
 建て替えの間住んだのが、私が子どもの頃に住んでいた古い家で、今の家のすぐ近くにありました。ここでの生活はわずか3ヶ月でしたが、忘れられないできごとがふたつあります。一つは、日本ユネスコ協会から寄贈の100冊の本が届いたこと。まだ蔵書も少ない頃でしたので、ありがたかったです。今も文庫の本棚に並んでいます。ラベルのところに赤い印が付いている本がその時いただいた本です。もう一つは、初めてこの家でテレビの取材を受けたこと。10月29日夜のNHK「みやぎ640」です。最初に映し出された古い家のトタン屋根と、狭い玄関に折り重なるように脱ぎ捨てられた靴の山を鮮明に覚えています。
 1979年秋にできた家は、父が建てた家でしたので、1階は貸店舗で、私たちは2階に住むことになります。子どもたちは外階段を上って、玄関と台所が一緒の部屋を通って、6畳二間の文庫の部屋に入ります。我が家の居間であり、家具も置いてあり、狭い部屋でした。すぐ隣の子ども部屋で、わが子が熱を出して寝ているときも文庫を開いていたことがあったと思い出しました。ここでの文庫は7年続きます。この7年間は44年間で最も年間登録者が多かった時で、毎年400人を超す子どもが登録していました。最も多かった1980年は604人が登録していました。あの狭い部屋にこんなにたくさんの子どもが来ていたことに、改めて驚きます。水曜日の「おはなしのへや」は1986年5月、この家で、始まりました。
 1986年10月31日、家の引っ越しより早く、文庫の引っ越しを、お母さんたちに手伝っていただいてやりました。歩いて数分のところとは言え、リヤカーで何度も往復して本を運ぶのは大変なことだったと思います。私もお母さんたちも若かった証拠です。文庫の10周年のお祝い会(大人の会)を1988年1月、この家で開くことができました。地震が起きても大丈夫なように本棚は作り付けにしたのですが、蔵書は増え続け、いつの間にか壁はすべて本棚で埋まり、2000年夏には、増築することになりました。
 文庫の変遷はそのままわが家の歴史と重なり、感慨深いです。
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9月・10月の文庫の日 21年

2021-09-11 18:27:29 | 文庫のページ
9月15日(水)
 4:00 おはなし「おだんごぱん」  武田
 4:30 おりがみ(三段組花ごま)
9月18日(土)
 4:00 おはなし「だんなもだんなも大だんなさま」 松尾
 4:30 おりがみ(三段組花ごま)
9月22日(水)
 4:00 おはなし「ちいちゃいちいちゃい」 松尾
 4:30 おりぞめ
9月25日(土)
 4:00 おはなし「おんちょろちょろ」 松尾
 4:30 おりぞめ
9月29日(水)
 4:00 おはなし「おいしいおかゆ」 松尾
 4:30 おりがみ(六角封筒)
10月2日(土)
 4:00 文庫の44周年を祝ってのおはなし会
10月6日(水)
 4:00 おはなし「てんぐのこま」 松尾
 4:30 おりがみ(10ページのノート)
10月9日(土)
第2土曜日は文庫お休みです
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9月15日(水)から文庫始めます!

2021-09-10 14:18:37 | 文庫のページ
 2か月ぶりの文庫! 9月15日(水)から始めます!
8月に入って、宮城県のコロナ感染者が急拡大し、25日からの文庫の再開をどうしようかいろいろ迷いましたが、やはり無理と判断し、休みを3週間延長することを、8月19日にブログでお知らせしました。25日には感染者が301人と過去最多になり、緊急事態宣言も出ました。30日のレンゲの会と8日の大人のサロンも当然中止になりました。中止を知らず、レンゲの会においで下さった3人の方には申し訳なく思いました。
 今、少しずつ感染者が減少し、緊急事態宣言も12日で解除になりますので、15日から文庫を開きたいと思います。来てくださる方は少ないかもしれませんが、本を借りたい人にせめて本を借りていただけたらと思っています。
 ワクチン接種が進んでも、収束までにはまだ時間がかかります。マスクの着用、手洗い、換気などに留意し、文庫を開きたいと思いますので、どうぞご協力よろしくお願いします。

■秋の大きな行事、44周年のおもちの会と子ども市は、残念ですが、今年も中止します。
 今後の予定
   ・10月2日(土)4:00 44周年を祝ってのおはなし会
   ・11月27日(土)4:00 秋の特別おはなし会
   ・12月18日(土)2:30 クリスマス会

 ■文集「なかま」43号ができあがりました。
 文庫に来た時、もらってください。
 誤字・脱字がないか、何度も校正をするのですが、今回もいろいろミスがあるかもしれません。お許しください。
 お忙しい中、原稿をお寄せ下さった皆さまには感謝しています。
 コロナ禍の中での文庫の1年がどうだったか、読んでいただけたらうれしいです。
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今月の詩 9月

2021-09-10 13:59:44 | 文庫のページ
 やまぶどうの夢
          工藤直子
 里へおりてきた 赤とんぼが
 山のうわさを 聞かせてくれた

 赤や黄色の 葉のかげで
 やまぶどうの ぼうずたちが
 はなしあっていたんだと
 —―オオキクナッタラ ナニニナル?

 マスカットねえさんや
 巨峰にいさんのように なりたいものや
 ビーダマになりたい 遊びずきなど
 いろいろいて 話ははずんだが
 なかで一つぶ いせいよく叫んだ
 —―オオキクナッタラ満月ニナル!

 それいらい 山のみんなは
 満月の夜を たのしみにしているんだと
   (『あ・い・た・く・て』 大日本図書)

 9月に入り、一気に気温が下がり、寒くなりましたが、また暑い日が戻ってきています。夜になると庭の虫たちの声もにぎやかで、季節は確実に秋に向かっています。
 今月は工藤さんの「やまぶどうの夢」を選びました。なんと元気のいい、やまぶどうでしょう。「オオキクナッタラ満月ニナル」とはすごいですね。あまりに大きくて、笑ってしまいますが、夢はでかい方がいいです。満月の夜が楽しみです。
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