まつお文庫からのご案内

仙台市若林区中倉3-16-8にある家庭文庫です。水・土の3時~6時(第2土は休み)どなたでも利用できます(無料)。

レンゲの会・あそびの学校・お願い

2014-09-27 13:53:48 | 文庫のページ
レンゲの会 大人向けおはなし会 9月29日(月)10:00~13:00
        *月1回、子どもの本についておしゃべりしています。どなたでも参加できます。
<大人向けおはなし会>
 ・神さまと小便(日本の昔話)  桜井あや子
 ・七わのカラス(グリムの昔話) 佐藤和子
 ・鳥呑爺(日本の昔話)     今野夏絵
 ・ネコとネズミがいっしょに住むと(グリムの昔話) 高橋惠子
 ・フクロウの染物屋(宮城の昔話)         實井美知江
 ・森のうそくいどり(松野正子) 笹森 環
 ・さきざきさん(日本の昔話)  田中亜紀
 ・もぐら温泉(杉山 亮)    金須桂子
 ・貧乏になれなかった男(日本の昔話)       目黒美香子
 ・死神の名付け親(グリムの昔話)         武田節子
 ・光の星(浜田廣介)      安達裕子
 ・チム・ラビットのうん(アリスン・アトリー)   佐々木文江
 ・犬になった王子(チベットの昔話)        松尾福子
<懇親会 13:00より>
秋の一日、おはなしを楽しみませんか。どうぞご参加ください。
次回は10月27日(月) 『みどりのゆび』モーリス・ドリュオン
           安藤次男訳 岩波書店(1965) 岩波少年文庫(1977)

あそびの学校 10月18日(土)10:30~12:30
        *大人向けの講座 年8回の講座です。参加費200円。
 今回は「ぱたぱたびょうぶ」を作ります。
 今年度は毎回、昔のあそびを取りあげます。10月はあやとりです。
 毎回15分、詩やわらべうた、手遊び、絵本の紹介をします。
 次回は11月15日(土) おりがみで絵馬とくじゃくを折ります。昔のあそびはお手玉です。

子ども市の準備をしています。ご協力ください。
 10月3日(金)  10月10日(金)  10月24日(金)  10月31日(金)
  いずれも10:30~15:00の間です。
  また 子ども市の当日、お手伝いできる方、お知らせください。
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新しく買った本 9月

2014-09-27 12:15:27 | 文庫のページ
①『光の旅 かげの旅』 アン・ジョナス 内海まお訳 評論社
 夜明けに出かけて、夜、帰ってくるまでの一日を白と黒でシンプルに描いた絵本です。最後のページまで行ったら、本をさかさまにします。同じ絵なのに、さかさまにしたことで全く違う世界が見えてきます。たとえば、「海岸に沿って走ると、花畑に出た。」場面の絵はさかさまにすると、「あ、花火。車を止めてちょっと見物。」の絵になります。思わず何度も絵本をさかさまにしてしまいます。光と影の作り出す不思議な世界をどうぞ楽しんでください。
②『ペニーさんのサーカス』 マリー・ホール・エッツ 松岡享子訳 徳間書店
 これはエッツの処女作『ペニーさん』(1935)のシリーズ3作目です。1961年の作で、7月に出版になりました。鉛筆で描かれた、温かみのあるやさしいタッチの絵が心に残ります。
 馬のリンピーをはじめ、牛、ヤギ、ブタ、羊、オンドリなどの動物たちがペニーさんの家族です。この家族に今回はサーカスから逃げ出してきたチンパンジーとくまが加わることになる物語です。動物同士はおしゃべりができますが、ペニーさんと会話することはできません。でもペニーさんと動物たちの豊かな触れ合いが楽しめます。絵本のわりには物語が長いのですが、とても満足できるストーリーですので、小学生にもおすすめです。できたらシリーズ1作目から楽しんでみてください。
③『パン屋のこびととハリネズミ』 アニー・M・G・シュミット 西村由美訳 徳間書店
 パン屋さんの作るパンがみんなハリネズミになってしまう話、大きな音を聞くたびに50メートルも地下深く潜るハミングこびとの出てくる話、「中へ」というとなんでも入ってしまう不思議なマッチ箱の話など、11の不思議で愉快なお話が楽しめます。オランダの作品です。低学年の人におすすめです。
④『そこから逃げ出す魔法のことば』 岡田淳/田中六大 偕成社
 『願いのかなうまがり角』の続編です。主人公の「ぼく」はいつもおじいちゃんから愉快な話を聞きます。こたつの中に住むネコタツバアサンの話や、打ち出の小づちを拾った話、安全ピンが役立つ話など、そんなまさかの話に首をかしげる「ぼく」ですが、おじいちゃんと過ごす時間は最高です。
 おじいちゃんと孫の、豊かで幸せな時間が伝わる物語です。軽快な関西弁で語られるふたりの会話もとても心地いいです。岡田淳さんの作品では『竜退治の騎士になる方法』も関西弁で書かれています。
⑤『わたしの木、こころの木』 いせひでこ 平凡社
 『婦人之友』2013年4月号から2014年3月号に連載されたもの(加筆修正)が1冊の絵本になりました。
 最初と最後の話は亘理町の吉田浜で伊勢さんが出会ったクロマツの話です。根こそぎ倒され、流れてきた横倒しのクロマツです。かつて阪神淡路大震災のとき、被災地に向かった伊勢さんのスケッチ帳は何も描けずまっ白なままだったと、講演会でお聞きしたことがありました。吉田浜のクロマツに毎年会いに来ていることを初めて知りました。あとがきで「被災地の風景を初めて描いた」とも言っています。クロマツ以外の10のお話もどれも心に深く響く話ばかりです。一編の詩のように選び抜かれた言葉のたたずまいと水彩で描かれた木々たちのやさしい風景が心地よい音楽を奏でてくれる、すてきな絵本です。大人の方にもおすすめです。
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寄贈本 9月

2014-09-27 11:55:22 | 文庫のページ
寄贈本  ありがとうございます!
①汐順子さんからいただきました。
 『伝記 ヘレン・ケラー 村岡花子が伝えるその姿 村岡花子 偕成社文庫
 汐さんが朝日新聞の8月の「子どもの本棚」で紹介した本です。今話題の村岡花子さんが書いたヘレン・ケラーの伝記です。ヘレン・ケラーが3度目に来日した時、通訳を務めたのが村岡花子さんでした。ヘレン・ケラーの生き方に改めて感動できます。2014年9月出版(初版は1960年)
②菅沼美由紀さんからいただきました。
 『ねずみくんのクリスマス』 なかえよしを/上野紀子 ポプラ社
 『ちいさなきいろいかさ』 もりひさし/にしまきかやこ 金の星社
 『うさぎちゃんとゆきだるま』 あいはらひろゆき/あだちなみ 教育劇画
 『きんのたまごのほん』 マーガレット・ワイズ・ブラウン/レナード・ワイスガード 童話館出版
 今年1月から来ていましたが、ご主人の転勤で一関に引っ越すことになりました。
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9月10月の文庫の日 2014

2014-09-26 22:19:00 | 文庫のページ
9/27(土)
 3:30 おはなし「ヤギとライオン」松尾
 4:00 ほおずき遊び
10/1(水)
 3:45 おはなし「白い家の老人」松尾
 4:40 おもちの会
10/4(土)
 3:30 おはなし「あるだんなさんとおかみさんの話」松尾
 4:00 牛乳パックの変身箱パズル
10/8(水)
 3:30 おはなし「おいしいおかゆ」みちえ
 4:00 牛乳パックの変身パズル
10/11(土)
 第2土曜日は文庫お休みです
10/15(水)
 3:30 おはなし「頭のおっきな男の話」笹森
 4:00 くいつきへび
10/18(土)
 3:30 おはなし「こぶとりじい」中村
 4:00 くいつきへび
10/22(土)
 3:30 おはなし「金色とさかのオンドリ」武田
 4:00 おりがみ(ピカチュー風船)
10/25(土)
 3:30 おはなし「三びきのくま」松尾
 4:00 おりがみ(たためる箱)
10/29(水)
 3:30 おはなし「小僧とやまんば」目黒
 4:00 きなこあめ

小さい秋見つけた!
 ◆27日はほおずき遊びをします。あそびの学校に参加の小倉さんから、今年もほおずきをたくさんいただきました。ほおずきを柔らかにもんで、中のたねと根を出すと風船ができます。それを唇の上に乗せて鳴らして遊びます。たねと根を出すのが難しいので、がんばってみてください。
 ◆文庫の庭にもヒガンバナが咲きました。ちょうどお彼岸の頃に咲くのでヒガンバナと言われています。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)というすてきな名前でも知られている花です。その他、いろいろな名前で呼ばれている花ですが、その中でも「はみずはなみず」という名前はこの花の特徴を見事に表現していて、印象深いです。普通、花は葉っぱが出てから咲きますが、ヒガンバナは花が咲いているときには葉っぱがありません。花が終わると葉っぱが出てきます。だから花は葉を見ない(はみず)、葉は花を見ない(はなみず)です。ヒガンバナは不思議な魅力を持つ美しい花です。もっと知りたい人には『ヒガンバナ』(甲斐信枝)や『ヒガンバナのひみつ』(かこさとし)がおすすめです。
◆20日の文庫の日、庭で体長6㎝のすらりとした緑の虫を見つけました。緑の羽根が長く、触角が細く、長いのが特徴です。虫に詳しい子どもも大人もいなかったので、まずバッタの本を調べました。でもバッタの仲間ではなさそうです。バッタは触角が太く、短いのです。マツムシと言った子もいたので、『ガチャガチャ』(伊藤秀男、福音館書店)の絵本を思い出しました。男の子が夜、「ガチャガチャ」(くつわむし)の声を聴いて、がちゃがちゃ取りに出かける話です。中表紙に「うまおい」と「くつわむし」と「つゆむし」の絵が 描いてあります。絵を見てすぐ、ツユムシではないかと思いました。ツユムシはジィージィーと鳴くそうです。夜、鳴いてくれたらと期待したのですが、鳴いてくれません。メスのようです。外に放してやると、大きな羽を羽ばたいて、サンゴジュの木の高いところまで一気に飛んでいきました。見事な飛翔に感動しました。
◆あなたの周りの秋も見つけてみよう!
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今月の詩 9月10月

2014-09-26 19:04:39 | 文庫のページ
   あきのそら
           こねずみしゅん

 くぬぎばやしで
 どんぐりを
 だいていたら
 かぜが ひゅうと
 とおりすぎました
 みあげると
 こえだを すかして
 あおいそらが みえました
 
 きれいだよ きれいだよ と
 なんかいも いいたくなる
 あおい そらでした

 しんこきゅうしたら
 こころの なかまで
 そらいろに そまりました
    (『のはらうたⅤ』工藤直子 童話屋)

 お彼岸の頃になると咲き出すヒガンバナ。文庫の庭にも咲きました。夜は虫たちの声もにぎやかです。秋ですね。
 今月は『のはらうた』から、こねずみしゅん君の詩を選びました。どこまでも澄みきった青い空に向かって、大きく深呼吸してみましょう。きっとこねずみしゅん君のように心の中まで空色に染まって、気持ちがいいこと、間違いなしです。

10月1日(水) 文庫の37周年を祝って
 1977年10月1日に始まった文庫は37年になりました。それをお祝いして、おはなし会とおもちの会を開きます。お友だちを誘って来てください。
 第1部 おはなし会 3:45~4:30 いつもよりちょっと長いおはなし会です。
 ・今月の詩   「あきのそら」 こねずみしゅん(工藤直子)
 ・人形を使って かんがえごと(工藤直子)」 たあんきぽおんきたんころりん(長谷川摂子)
         めのまどあけろ(谷川俊太郎) ぶたがぶたれた(村山知義)
 ・おはなし   「あくびのでるほどおもしろい話」 松岡享子
         「白い家の老人」 イギリスの昔話
 ・わらべうた  うの字  今日は朝から晩だった ひとつひばしでやいたもち
         しゃくとり虫  ちゃちゃつぼちゃつぼ  いっちくたっちく
 ・絵本     『きつねのホイティ』 シビル・ウエッタシンハ 福音館書店
 ・パネルシアター 「これはジャックのたてた家」
 第2部 おもちの会 4:40~5:00
 おもちを食べてみんなでお祝いします。お家の方もどうぞおいでください。
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