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ラミ・デュ・ヴァン・エフ シェフのブログ ~言葉の錬金術~

フランス料理に限らず、色んな話のブログ内容です。

店名の前に何が付くか、それが重要だ

2012-01-05 20:27:33 | Weblog
 インターネットに於ける某飲食店情報サイトが毎月発行している小冊子が当店にも送られてくるのですが、特集やインタビューが面白いので何気に毎回読み込んでしまいます。
 稀に、有名フランス料理店などが掲載されている事もあるのですが、殆どが居酒屋さんやダイニングバーで、しかも、大型有名チェーン系居酒屋さんではなく、個人経営か、規模がそれほど大きくない街に根ざした居酒屋さんやダイニングバー、というどちらかと言えばフットワークの軽そうなお店が掲載対象になっているように思われます。
 読んでいると、そちらのお店の代表者は若い方が多く、店名にも拘り(こだわり)を持った所が見受けられるのですが、店名の前に付く「サブタイトル」が長い、又は、個性的なお店が多い事に気がつきました。
 例えば、普通ならば「炉ばた焼き ○○」となるはずの店名が「男の包丁料理と炉ばた焼き ○○」といったように一捻りしているものが目に付くのです。
 「男の包丁料理~」はまだ大人しい方で、「恋文酒場 ○○」や「俺たち元気の源 炉端 ○○」なども見受けられますし、「心に花を咲かせる一軒家 ○○」に至ってはサブタイトルだけでどんなお店か判断しづらいように思われました。
 「それが許されて、流行ならば・・・」と一瞬、考えてしまうのは私のクセでありますが、「フランス料理 マチルダベイ」を現代風(であろう)店名に変えるならばどうするのか?いつものように考えてみましょう。(カッコ内は自分にツッコミです)

・「男の料理と男のサービス フランス料理 マチルダベイ」(何だかイヤな男臭さですな。現在の仕事状況を説明しているだけですし)

・「俺の仏蘭西料理 マチルダベイ」(だから何なんでしょうか?仏教系の料理に間違われる可能性があります)

・「幸せレシピを撒き散らす フランス料理 マチルダベイ」(迷惑防止条例に引っ掛かりそうなサブタイトルですな)

・「酒と涙とフランス料理 マチルダベイ」(飲んで、飲んで、飲まれて飲んで、一進一退の攻防が繰り広げられる悲しみのフランス料理ではないですか)

・「なんとなく・・・フランス料理 マチルダベイ」(元長野県知事に怒られます、クリスタルでしょ!)

・「愛と哀しみの果てに何が見えるのか フランス料理 マチルダベイ」(サブタイトルと店名が繋がりません。その昔「愛と哀しみのボレロ」という映画はあったのですがね)

・「いつも心に太陽を、そして財布に大金を フランス料理 マチルダベイ」(イヤな金臭さですな。殆どの方を敵に回しそうです)

・「明日は明日の風が吹く BERIEVE ケ・セラセラ フランス料理 マチルダベイ 七日町店」(ビリーブでケ・セラセラ・・・信じて良いのか判らない店ですな、しかも、七日町店しかありませんし)

・「七日町にある小さなお店 名前はまだ言えないけど・・・フランス料理 マチルダベイ」(どっちだよ!そんなツッコミを入れたくなりますな)

 と、まぁ、こんな所でしょうか。
 散々書いておきながら言うのもなんですが、やはり「フランス料理 マチルダベイ」だけで良いです、いや、それが良いです!

 新年もまだ5日くらいしか始動していないのにブログ記事のこのくだらなさ・・・オー・ジーザス。

 「次は真面目な事を書こう」といつも思ってはいるんですよ。

 思ってはいても、なかなか、それが難しいんですよね。

 よし!次こそは!













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