ラミ・デュ・ヴァン・エフ シェフのブログ ~言葉の錬金術~

フランス料理に限らず、色んな話のブログ内容です。

花の付いた笠を振り回しながら練り歩く、そんなフェスティバル

2010-07-29 22:14:22 | Weblog
 山形市近郊にお住まいの方は、この時期になると「花笠祭り」を心待ちにしているのではないか、と勝手に推測してしまう今日この頃、皆様、いかがお過ごしでしょうか。
 以前、当ブログで「花笠」の事を「フラワー・アンブレラ」とそのまんまの表現をしてみたところ、「バンブーハットではないのか。」とのご指摘を頂いた事がありました。
 確かに言われてみれば「なるほど、バンブーハットね!」と思いましたが、「バンブーハット」というと、どうしてもベトナムなどの東南アジアの活気のある市場や船上市場でにこやかに働いている人々を想像してしてしまいます。
 ならば、東南アジアの人を招聘して一緒に花笠祭りに参加していただいたら如何なものか、と考えてみました。
 「バンブーハット」の使い方も文化も違うかもしれませんが、是非、参加していただき、花笠、もとい、バンブーハット交流みたいな友好関係を結び、東南アジアにも「花笠祭り」という異文化を紹介していければ、どうなんでしょう?山形県のアジア進出なんて事にはならないんですかね、果物や牛肉とかもありますし、世界的視野の商売を目指してですね・・・吉村知事!ダメですか?
 
 毎年、「花笠祭り」の時は、何と言いますか、フレンチは弱いんですな、祭りですから。
 祭りになると日本人の血が目覚めるのでしょうか?皆さん、焼き鳥や焼きそばなどの「醤油」又は「ソース」ものに走ってしまうため、フレンチは立場がなくなってしまうのです。
 飲み物も祭りですから「ビール」になってしまうものです、気分的にそうですよね、ワインよりビールでしょう、判りますよ、その気持ち。
 3年前くらいは、所属しております商店街の屋台で出店をする、という事もしましたが、その年だけで終了、となりました。
 割と良い売り上げを出したのですが、何と言いましょうか、足並みが揃わない、と言いましょうか、売上金をくすねた人がいました、と言いましょうか、大変だったんですよ、まさか獅子身中の虫がいるとは思いませんからね。
 ですから、今、商店街で花笠屋台の話はタブーとされているのです。(ここでタブーを破って良いのか、という問題もありますが、この際、いいでしょう、ネタとして)
 その屋台(タブー屋台)では、私は「ヤキトラー(焼き鳥の焼き手)」として、前日から徹夜して焼き鳥500本近く刺し、平行して煮込みをフォン・ド・ヴォーを取る寸胴2本分一人で作るという強行軍で望み、お陰様で完売の運びとなりました、来店された方、その節はありがとうございました。
 さて、今年はどうするか?という問題があります。
 考えられるパターンは、

・通常営業をする(あくまで通常営業を貫き通す)

・店頭で何かを売る(チャコールグリラー、つまり炭火焼き台はありますからそれで何か焼いて営業する)

 の2つであります。
 「花笠祭りを見に行く。」という選択肢もありますが、さすがにそれはイカンでしょう、飲食店経営者として。

 因みに、私は一度も花笠祭りを見た事がありません。

 ずっと仕事だったんですもん。

 音だけは聞こえてくるものですから、それで、祭りに参加したような気になってるだけであります。

 それでもいいですよね、ね。












 
コメント (2)
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