6月10日(月)
目覚めるとすぐ母とお風呂に向かった。
どんなに角度や場所を変えてもカメラに収めきれない程の広さや
長さのお庭は、湯煙のせいか、霧雨のせいか少し霞んでいた。
湯殿には誰もおらず、露天風呂にも人影が見えなかったので、
こっそりパチリ。
硫黄で傷まないように、ガラス戸周りなどもよく手入れが行き届き、
とても気持が良かった。
昨夜、全て残さずいただいた夕飯はきれいに消化、
そして朝ご飯も美しく、どれもおいしく完食。
朝食後、11時のチェックアウトまで40分ほどあった。
途中までなら行けるかもしれないと
大急ぎで夫と二人霧雨の中 地獄巡りに出かけた。
約1300年前、僧行基により開山された雲仙は
霊山として山岳仏教の修行場として栄えた歴史を持つという。
「このホテルは地獄の上に建っているんですよ。
そして、外の景色を楽しんでいただくために
館内の明かりを落としているんです。」と
係の方から説明を受けてからずっと
このホテルの源泉、大叫喚地獄を見てみたいと思っていた。
時間がなく説明もよく分からないまま、
とりあえず撮った写真を羅列しただけだが、
このような土地に旅館を建てた先代の方達は
心配はなかったのだろうか・・・
(続く)