今日はまたブリュッセルの市内観光。
まず、王宮。
ベルギー国王の執務宮殿で、
屋根に国旗が揚がっている時は王様が執務中とのこと。


たくさんの小学生達が並んで見学していたが、
事前に申し込みをしなければ中に入ることは出来ない。
もちろん、我々は表を見ただけだった。

次に王立美術館に。

ルーベンスの絵が数点と、ベルギーの画家の作品、
モダンアートなど7000点が展示されているという。
11時半、チケット売り場で
「12時から1時までは休憩時間だ。」と説明があった。
日本では係員が交替で休憩するのが普通だから、
不思議に思ったが、ルーベンスの部屋に入ろうとした、
正にその時、係員が「すみません。
私達はランチタイムに入ります。
館外に出て下さい。」と言う。

日本では考えられないことで、驚いてしまった。
もちろん、チケットがあれば再度入場出来るが、
それにしても・・・・
交替で昼食を取るという発想は浮かばないのだろうか。

仕方がないので、後で回るつもりでいた
チョコレート博物館へ行くことにした。
その途中、モン・デ・ザール(Mont des Arts)
芸術の丘という意味らしいが、
ここから眺める景色はとてもすばらしかった。


後日談になるが、帰国後、テレビニュースで
菅総理大臣が笑顔で写っていた背景に
この丘からの風景があり、
ブリュッセルで会談があったことを知った。

チョコレート博物館では、
ヨーロッパのチョコレート作りの歴史を学んだり、
ベルギー独特の手作りチョコの実演や試食、
甘い香りの中で楽しいひとときを過ごした。


この美しい女性から、作りたてのチョコを
コーティングしたビスケットをもらい、口にほおばる。


そして、この白髪の男性が
30分間いろいろなチョコレートの作り方を実演、
多数のチョコ型をフランス語で説明してくれた。
言葉は何も分らないが、
しぐさやグラムなどという単語で、何となく理解出来た。
最後にここで作ったチョコが配られたが、
前のグループは大勢の人達がおり、もちろん一つずつ。
ところが、
我々は若い美女が5~6人と中年夫婦が2組だったので、
うれしそうに、もう一つずつ配ってくれた。
どこの国の男性も若い美女には弱い。
お陰で、私達はちょっと得をした。

そして、もう一つ得をしたのはカカオの勉強が少し出来たこと。

これはカカオの花で、年中咲き、
この中のいくつかが6ヵ月後に結実するという。
香りはないそうだ。

実は枝だけでなく、幹にも成り、この実の重さは約3キログラムほどあり、

中の種子が30~40個、これがカカオの原料になるそうだ。
ネットで調べると、カカオの種類もたくさんあり、
花や形も少しずつ違うようだが、
そこまで詳しくなくてもいいか・・・ナ。

次はすぐお隣のビルの中にあるビール博物館。

いろいろ試飲させてくれるという。

ところが、今日は一年に一回のビール祭りのため、入館禁止。

しかも、祭りは夕方からなので仕方なく、
また、王立美術館に戻ることにした。
階段を上って15分。


坂道を行ったり来たり、大変なことだった。