マッシーパパの遠吠え

インターネット情報を丹念に読み取り、ニュースの裏に潜む真実を綴るあなたのためのブログです。

政治主導で郵政民営化をぐちゃぐちゃにしてしまいました!?

2011-03-06 12:52:33 | Weblog

「マッシーパパの遠吠え」はより多くの人に見てもらえるようランキング上位を目指しています。ぜひ、皆様の応援クリックをよろしくお願いします。♪

にほんブログ村 ニュースブログ 国内ニュースへ

http://blog.with2.net/link.php?666082">人気ブログランキングへ

「時事通信」によると、「日本郵政グループの郵便事業会社が10年度予想の1185億円の赤字に続き、2011年度の事業計画で1000億円近い営業赤字を見込んでいることが分かった」という。

いや~、これは妙なこと。民営化直後の08年3月期決算では経常利益1137億円(当期利益694億円)、09年3月期が経常利益590億円(同298億円)、10年3月期が経常利益570億円(但し、JPエキスプレスの精算特別損を計上して479億円の赤字)を計上しているのに急に赤字転落、それも政権交代と時を同じくしているのだ。

このことは高橋洋一氏のブログ「ニュースの真相(http://gendai.ismedia.jp/articles/-/2076?page=2)」に分析があるので詳細は譲るとして、

要点を抜書きすると、「政権交代後に営業ベースで赤字転落は言い訳できないだろう。もし民営化路線のまま、経営陣を民間人から官僚に入れ替えなかったら、これほどの収益力の低下はなかっただろう。収益力が下がったために、2012年度新規採用の中止や非正規職員の雇い止めをやらざるをえなくなったわけである。民営化路線のままであれば、そうした措置は必要なかったはずだ」とある。

まさに、マッシーパパがエントリー、『脱官僚と矛盾する社長人事ですが、「郵政改革」だけは忘れないでくださいね!(http://blog.goo.ne.jp/massypapa/e/588ca249559f4aefc6e7abbacaaefc8c)』で、「民営化」のトップに「官僚」では果たしてと改革はうまくいくのかと問い、

亀井静香の執念岩をも通す? とうとう郵政10万人正社員化で国民新党支持者囲い込みに成功!?(http://massypapa.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/10-b78f.html)』でも

「政治の私物化もここまで来るともう、脱帽。驚くというより身震いまで出てきそう!」と彼の目的の為なら手段を選ばぬ破廉恥な行為を糾弾したものです。

ともあれ、この世の中、無理を通せば道理が引っ込むように、10万人の正社員化を無理に強行しようとすれば、それだけで3000億円のコストがかさむ。

いくら、勤続3年以上などの条件を満たす約6万5千人に対象を絞ったとしても、それでも2000億円の大仕事。

それが実際、実施した6500人ですら早、利益圧迫。

慌てて、3月末に契約の切れる非正規社員を数千人規模で「雇い止め」するやら、2012年度の新卒採用(11年度全職種で1250人)まで中止する始末。

まさに「角を矯めて牛を殺す」ようなもので、これでは菅さんの唱える「最小不幸社会の実現」どころか「最大不幸社会」が実現してしまいそう。

それも、「非正規社員全体の必要な人数は絞り込む一方で、正社員化は今後も続ける」というから二度びっくり。

いや~、驚くのはまだ早い。

「SankeiBiz(http://www.sankeibiz.jp/business/news/110128/bsd1101282206024-n1.htm)」には日本郵便事業会社が総務省に提出した平成24年度・営業損益の黒字化を目指す収支改善策に、

集配業務の効率化や人員配置の見直しなどを盛り込んだが、経費の6割強を占める人件費の圧縮に向けた給与やボーナスの削減では具体策に踏み込まず、実効性を伴わない計画となった」とあるのだ。

いやはや、これが、やり手といわれる亀井センセイの手口なのですかね。これが民主のマニフェストにうたった政治主導というものですか?

改革を本当にやりたいのなら、なぜ、管理職や正社員の給与を下げないのですか。なぜ、特定郵便局長の高給から削ろうとしないのですかね?

それともなに、弱い非正規社員の首ぐらいいくら切っても、自分の目玉政策は変えられないというのでしょうか?

いくら、(雇い止めで)人手が減っても残ったものに加重労働をおっかぶせて、補えばよい、とキャリアも政治家も己の地位を守るためだけにキュウキュウするいつものやり方ですか?・・。

これだから親方日の丸商法は困るというのです。民間企業の経営はやはり民間の経営者に任せればよいのです。

むしろ、政治家がやらねばならないのは、はげたかファンドが狙っているという郵貯とかんぽの金融資産340兆円を守る算段と、かんぽの宿のように税金で作った資産を私する不逞の輩を防ぐことである。

それをどう勘違いしたのか、政治家が一緒になって、甘い蜜を吸うなどもってのほか。とにかく、もうこの手の古い体質を持った政治家を駆逐することから民営化の見直しを始めるべきでないだろうか?・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

http://blog.with2.net/link.php?666082">人気ブログランキング

 

にほんブログ村 ニュースブログ 国内ニュースへ

 



コメントを投稿