マッシーパパの遠吠え

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麻生ソーリの厚労省分割案とかけて「夕立の祭り提灯」と説く。その心は「出したり引っ込めたり!」

2009-05-31 18:05:21 | Weblog

厚生労働省の分割・再編をめぐり、麻生総理が「指示したのしないの」「こだわっているのいないの」「ぶれているのいないの」とみっともない言い訳に終始しているようだが、いまさら何を言っても遅いのでは。

それが証拠に、コラム子のいい物笑いになっている

まず、大学の入試にまで取り上げられるという朝日の「天声人語」はこの空騒ぎに「首相は記者団にあっさり『最初からこだわってないと思います。話を作られると困るんで』と、またぞろ報道が先走ったかのごとき言い回しだ。迷走して転び、下手な強弁でまたこける。さて何度目だろう」と皮肉くる。そして、「首相が口にするからには『夕立の祭り提灯』では困ると苦言を呈しているのだ(http://www.asahi.com/paper/column.html)。

又、毎日の「余禄」も「周囲が空騒ぎしたといわんばかりの首相だがこの話、何も根回しを受けていなかった政府内や与党から拙速、唐突などの反発や批判を呼び起こした経緯はご存じの通りだ」と批判。「綸言汗の如し」の格言を例に取り消すのは見苦しいと諭す。そして、「この孔子の言葉にはさらに先があった。『言う可(べ)くして行う可からざるは、君子は言わざるなり』。言っても実行できないことは言わないことだ」と痛烈な止めの一言(http://mainichi.jp/select/opinion/yoroku/news/20090530k0000m070137000c.html)。

そして、与党御用新聞の「産経」まで閣下の「厚労省を<社会保障省>と<国民生活省>に再編する案に対し、分割して名前を変えたら、行き詰まっている年金や医療、介護、少子化の問題に突破口が開かれる、というものでもあるまい」と手厳しい。そして、省庁再編の旗振り役だった故橋本龍太郎元首相の言葉、「結局は組織を動かすのは人、人の意識が変わらなければ、統廃合だけで、すべてが解決するわけではない」を引き合いにだす。つまり、「統廃合を分割再編と、言い換えてもそのまま通用する」と言いうのである。(http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/column/opinion/256298/)。

まっこと、どれもこれも言い得て妙なること!・・。

処で、「読売」の「政治経済コラム」にはこの手の話がない。

それもそのはず、そもそもこの分割論の言いだしっぺは「読売」総帥のナベツネであるからだ。

つまり、御大が委員の政府「安心社会実現会議」で提案したのだが、実はその翌日に早々と、社説にも『厚労省分割 再編で国民の信頼を取り戻せ』と激を飛ばしている。となれば、いくらなんでもコラムで逆らえないよね・・。

ま、それはともかく、この時点の社説を見ても、他社は『厚労省分割 功罪見極め拙速避けよ(「毎日」5月27日)』、『厚労省分割 「結論ありき」はおかしい(「産経」5月27日)』と批判しているのだ。

勿論、朝日も遅れはしたが、ちゃんと29日に、『厚労省分割―またしても政権の迷走』と後追い記事にしている。

だからか、同じ「安心社会実現会議」メンバーの薬害肝炎全国原告団代表の山口美智子氏も、「1委員が提案した厚生労働省分割・再編が報道され、衆院選のためのパフォーマンスだとの思惑が広がり残念だ。国民は党利党略に嫌気がさしている」と御大を批判するのでないか。ま~、こういうのをもっと平たく言えば、世間では老害というのだろうけど・・。

閑話休題、さて、問題はその老害子が那辺に分割をあせったのだろうか。たぶん本人が書いたと思うその社説に答えを探そう。

厚労省の図体が大きくなって今や般歳出52兆円のうち厚労省予算が25兆円を占める。

インフルエンザ、雇用対策、年金記録問題、医療・介護の人材確保――。挙げればキリがないほどの難題を1人の厚労相で担当している。

厚労省は2001年に厚生、労働の2省を統合して発足した。しかし、組織は縦割りのままで、効率化された面は少ない。

一方で、医療政策は厚労省に一本化されておらず、文部科学省が医学教育と大学病院を、総務省が自治体病院を所管している。少子化対策も内閣府や文科省、経済産業省などに分散している等々。

果たして本当に老害子の言うようにこれらが問題なのだろうか?

にしても、「図体」の大きいのは当然、省庁再編で大きくなるのを承知で合併したのに、今さら何いっているのかの思いしかない。

だって一人で忙しいというよりどちらかといえば「忙しそうに」振舞っているだけ。新型インフルだって、夜中にTVに露出して大臣じきじき発表するなど外国では物笑い。どうしても発表する必要があるなら局長で十分。それに、何のために高い給与を払って副大臣を置いている?。どうせ、ほんとに仕事をするのは官僚。とにかく、パフォーマンスをなくせば老害が心配するほどのことはありません。従ってこれが理由には絶対なりませんって!

も同様、いまさら、縦割りと言われてもね!官僚内閣の下では何をやっても省庁は縦割り。それこそ、橋本さんの言うように組織をいくらいじっても一緒、根本から官僚の仕組みをいじらないとね・・。

④も勿論上に同じ。省益という元を断たない限りは何をしても駄目。

それより、組織をいじる間があるのなら、厚労省の犯罪を少しでもなくしてほしい。そして、国民から命(薬害エイズやC型肝炎)や財産(年金)を奪ったものたちのけじめをつけさせるほうがずっと先決。

それすら出来ず、彼ら犯罪集団の思うように操られる族議員の声に、オタついて尻尾を丸める意気地なしの閣下では到底改革など夢のまた夢。

どうせ、閣下のことだから、「老害子」の甘言に飛びついたのだろうが、それもただ、「解散・総選挙」の目玉がほしかっただけ。つまり、年金、医療とそして、失業、少子化問題に出口の見出せない厚生労働行政に「改革しています」のパフォーマンスを見せたかっただけじゃん。

だからこそ、(官僚と族議員の)抵抗が大きいと分かれば、さっさと撤退し、「ぶれていないよ」といったのだろう・・。

そら、そうだよね、天声人語子も「ぶれたというより、ぶれる間もない幕切れである」といっているほど。その意味では閣下の言い分が正しいのかも(笑い)。

ま~、そんなことはどうでも良く、こんな「夕立の祭り提灯」を何時までもしまえないでいる頼りない政権が続くことのほうが大問題。もう、使えなくなって、ボロボロでみっともないといったらありゃしない・・。

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