マッシーパパの遠吠え

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米国務省日本部長の沖縄侮辱発言に満足な抗議も出来ない管内閣のポチ外交!?

2011-03-09 10:41:47 | Weblog

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米国務省のケビン・メア日本部長が日米関係や沖縄の基地問題を学ぶため同省を訪問したアメリカン大学の学生たちに、沖縄県民のことを「ごまかしとゆすりの名人」「怠惰でゴーヤーの栽培も他県が多い」と侮蔑発言をしたことがわかった。

勿論、これには沖縄県議会と那覇市議会などが、「県民の心を踏みにじり、県民を愚弄(ぐろう)し侮辱した発言。断じて許せない」と、発言の撤回や県民への謝罪を求める抗議を決議。更には上京して在日米国大使館に直接抗議するとカンカンなのである。

処が奇妙なことに、枝野幹事長は7日午後の記者会見では、「事実と異なると思われる報道にどう対応するのかは米政府で、必要があれば適切に対応される」と述べ、発言について米側に照会するのは日米の「信頼関係」から不適切との認識を示したという(「毎日」)。

そして、怒りの世論が沸騰して来た8日の参院予算委員会では、一転、「事実なら、沖縄県民のみならず、日本国民の感情を傷付けるもので容認し難い」と怒ってみせたとか。

が、その実、抗議は大使館に電話をしただけ、と聞くから、これで本当に外相兼務?といぶかるのだが、

むしろ、在日米大使館の方が事態の悪化を恐れて打つ手が早い。

7日には、「ある米政府関係者が日本と沖縄について議論を呼ぶような発言をしたとする最近の報道は承知しているが、米政府の見解を全く反映していない」と異例の打ち消し声明をだし、

「グリーン在沖米総領事は同日、ワシントンと正式な対応を調整している段階」だと「琉球新報」の記事に掲載させるなど、如何に、米政府が今回の問題に神経を尖らせているかが伺われるのだ。

でも、これって何か変でない! 

アメリカ当局が慌てているのに日本の政府はいとも冷静。本当なら、(沖縄県民と)一緒になって激怒すべきなのに、どうしてアメリカ問題となると腰が引けるのですかね。

確か、管政権は鳩山前政権の沖縄県民への裏切りに対し陳謝。特使として送った福山氏にも岡田幹事長にも「沖縄の頭越しではなく、理解を求めていきたい。こうした機会を何度もつくらせていただきたい」とのたまったはず。

果たして、彼らの誠意とは「ただ、足しげく訪問する」ことなのか。パフォーマンスとして国民に訴えるだけだったのだろうか。

沖縄県民ならずとも、日本人の誠意とはそんなものでないでしょう。

本当に心を許すときは、同じ問題で共に喜び、怒り、哀しむことではないだろうか。

そんなことすら、もうわからなくなったこの政権は一体、”誠意”をどんなかたちで示そうというのだろうか。

まさか、日米同盟深化のためには、アメリカさんを怒らせないことが国益だとでも言うのだろうか。

だったら、それはおお間違い。真の意味の同盟というのなら、お互い言うべきは言う対等な関係でなければならないと思うのですがね・・。

それにしても、このメアとかいう御仁。駐福岡米領事などを経て2006年~09年まで駐沖縄米総領事。帰米後も国務省日本部長として日米の実務者協議などの際にたびたび来日している。

しかも東大客員研究員の経験もあり、日本語が堪能というのにこのザマ。

そうそう、確かこの御仁は駐沖縄米総領事のときにも「普天間は危険でない。宜野湾市が(住宅)建設を許しているのが問題だ」と物議をかもしたことがある。

いや、その前科があるからこそ、今回の、「普天間が危険だというが、沖縄の人はそれが本当でないことを知っている。本土にも基地のそばに住宅がある」と、「日本人の本音と建前に気をつけるように」と学生にアドバイスしたのかもしれない。

それも、言うに事欠いて、「日本人は合意文化をゆすりに使う。合意を追い求めるふりをしながら、できるだけ多くの金を得ようとする」と語ったというからびっくり(「沖縄タイムス」)。

ならば、オバマ政権の対日関係に最も影響を与える人がこんな偏見を持ったまま米国の対日政策が展開されれば日本政府にとっても国益を損なうのは必定、このまま放っておいてよいのでしょうかね。

それに何よりもおかしいのは、

①第一に札束で沖縄県民の頬を叩いたのは日米政府である。

沖縄の基地代償として、自治体と土地権利者をカネで縛り付け、結果として(沖縄の)発展を阻害してきたのではないのか。

②第二に、「ゆすりとごまかし」批判はそっくりそのままアメリカに返したい言葉。

そもそも、核の傘の代償として、天文学的な思いやり予算を要求したのはアメリカ。 米軍基地再編は日本のため、とおためごかしに3兆円も負担させたのもどこのどなたなのか?

それこそ、日本政府の弱みに付け込んで、「ゆすりとごまかし」でむしりとったのではなかったのか。

ま~だある。青山繁晴氏が、最近調査してわかったという、湾岸戦争で日本政府が拠出した1兆6千億円の行方。

肝心のクエート政府にはたったの300億円。大半はアメリカに渡り、日本の政治家に400億円キックバックされた由(但し、本人の話では目下未確認とのこと)。

事実なら、こっちのほうがどれだけ”ゆすり行為”か知れたものでない・・。

ともあれ、いい加減、日本政府も米国のポチになって、言いなりになるのでなく、大人の付き合いをしないと、金の切れ目が何とやらで、アメリカにも見限られて放りだされないとも・・。

つまり、中国人の言う互恵的戦略関係をまず構築しないと、”ゆすりとごまかし”で良いように扱われるということでは・・。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。ご批判ご賛同、なんでもいいですからコメントもいただければ幸いです。♪

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