[NPO法人 禁煙推進の会 兵庫さんだ] 子ども達の喫煙防止・薬物乱用撲滅教育を進めます。

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「死よりも怖いPOCDと言うタバコ病」

2012-12-29 17:31:50 | 日記
最近、階段を昇る時や坂道を歩く時息苦しいと思ったことはありませんか?あなたもPOCDと言う病気かも知れません!!

COPDは進行を遅らせることしかできません
COPDはたばこなどに含まれる有害化学物質を吸い込むことで、気管支や肺胞などに慢性的な炎症が生じ、肺機能が徐々に蝕まれていく病気です。肺胞はぶどうの房のような形をして、主に血液中の二酸化炭素と酸素を入れ替えるガス交換を担うとても大切な場所ですが、COPDが進行してくると、組織の中の壁が不可逆的に壊れ、肺本来の伸びたり、縮んだりという呼吸が阻害されてしまいます。
COPDの主原因はたばこ(患者の90%が喫煙者!)であることから「肺の生活習慣病」ともいわれています。WHO(世界保健機関)によれば、2005年段階で、世界中で500万人がCOPDにより死亡しています。
厚生労働省や日本呼吸器学会などの統計によると、日本国内では2007年に14,907人が亡くなっており、死亡原因の第10位となっています。国内の潜在的な患者数は500万人いると推計され、年々増えていってるのが不気味です。
あなたがたばこを一口吸う度に、小さなぶどうのような肺胞がブチブチと破壊されていきます。最初は動くときだけ息苦しかったのが、だんだんとじっとしていても体全体で息をするようになってきます。運動や外出が苦痛になり、子どもとディズニーランドにいったり、家族で温泉旅行にいったりすることも難しくなってきます。
COPDの進行はゆっくりです。毎日少しずつ出来ることが限られてきます。入浴、トイレ、着替えなどなど、生活のあらゆる動作で介助が必要となります。たばこの害でいえば、がんが有名ですが、がんは切除するという外科的な手法がありますが、COPDはそうはいきません。死ぬより残酷な病気というのが納得いただけたでしょうか。
COPDに犯され始めているかかどうかは、呼吸内科でスパイロメーターという検査をすれば分かります。現在の病院はたいがいは一緒に禁煙外来も併設しているかと思いますので、自力での禁煙が難しい場合、医師に相談するのがおすすめです。

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