庭で座ってのいろんな思い

庭の四季で花や木との語らいを写真とともに思いついたら記載する

小人さんの話と・・・

2010-04-07 | ちょっとした話
二人の小人さんが、庭のチューリップを見て何か話していました。
聞いてみると、ガーベラの花の中からチューリップが咲いているが、どっちの花の方が背が高いやろうか?と言っています。
小人さんは背が低いので、どちらが高いのかわからない様子です。
吾輩は、ものさしを持って来て測ってみました。すると、チューリップの方が5mmほど高いようでした。
チューリップと同じ赤い帽子をかぶった小人さんが、「ほれ見てみいや、わしのゆうたとおりや!」と得意げに話しながら、向こうの方へ引きあげて行きました。

我が家の庭の木は春になって、桜、梅それから桃の順番に花が咲きました。「梅は咲いたか?桜はまだかいな?」の歌の順番ではありません。

また、この前、島崎藤村の千曲川スケッチの本の解説に次のようにありました。
藤村は27歳の時、長野県小諸義塾の教師になり7年間過ごした。千曲川あたりの風景や人々の暮らしをスケッチして、知りあいの少年に伝える形で書かれている。
その中で、「・・・・・4月20日頃にならなければ、花が咲かない。梅も桜も李(すもも)もほとんど同時に咲く。城址の懐古園には25日に祭りがあるが、その頃が花の盛りだ。すると、毎年きまりのように風雨がやって来て、1時にすべての花をさらっていってしまう。」
この文章は、自分の考えをできるだけおさえ、事実をありのまま写し取るように努められている、写実文という。藤村がこれをこころみた理由は、小説を手がけるための練習だったそうです。この努力で後々小説を生みだした、と解説されていました。

要するに、我家では、梅の前にサクランボができる桜の花が一番さきに咲きます。
それから、梅と桃の実は今年もあかんやろなぁ・・・・・・・と思いながら日々を過ごしております。
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