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飾釦(かざりぼたん)とは意匠を施されたお洒落な釦。生活に飾釦をと、もがきつつも綴るブログです。

僕は知らない寺山修司NO.103⇒「身毒丸」(1995年・2002年)

2008-07-14 | 寺山修司
「身毒丸」(1995年・2002年)
■作:寺山修司/岸田理生
■演出:蜷川幸雄
■出演:武田真治(1995年)、藤原竜也(2002年)、白石加代子、蘭妖子、石井愃一、他

ビデオ&DVDで出ている蜷川幸雄演出による「身毒丸」を立て続けに2本観た。以前に記事として書いた埼玉における公演と、細部は若干違いがあるかもしれないが、概ね同じである。記憶の再構成に役立ったというか。基本的にはオドロオドロしい内容のものを比較的クリーンに、明解なイメージにしたという印象は変わらなかった。

そして主役の身毒丸を演じる武田真治、藤原竜也、どちらも初々しい。特に藤原竜也はとても10代とは思えない堂々とした演技で、これは大物だなと感じさせる。今回この2本を観て思ったのが、やっぱり寺山の演劇はわかりやすいか、むずかしいかというと、現実と幻が交錯し時空を超えていく展開をみせるため、後者の、むずかしい印象を受けるということ。その場面場面においては何となく理解した気持ちになっていても次の場面では予想外の展開でこんがらがってくる。それを蜷川はスペクタル感覚満載の視覚的手法を取り入れ、直感的にわかるようにしたのではないのかなと思った。そうでもしないと、おそらくこの「身毒丸」は観客サイドからすると疑問を抱えたまま劇は進行してしまうことになり、観客はあれこれ思考を暴走し始めついにはそれを停止させかねない、そんな危惧をしてしまう。

「身毒丸」についてはこれで3回映像も含めて観たことになるが、正直いまだよくわからない部分が多いのも事実。それだけ複雑でいろいろな解釈が可能なお芝居であるということだ。それがまた寺山修司の魅力の一つなのかもしれない。

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