■製作年:1963年
■監督:テレンス・ヤング
■出演:ショーン・コネリー、ダニエラ・ビアンキ、ペドロ・アルメンダリス、他
オープニングの映像が時代を感じさせるものの今見てもカッコイイ。お馴染みのジェームス・ボンドのテーマ音楽とともに女性の体に出演者やスタッフの名前が投射される。女は薄ぼんやりと暗い、そこに黒地の背景に女の体の曲線に沿って歪むカラフルな文字。辣腕スパイに女。007でイメージ付けられたそれは、いかにもというのが、いいのだ。このイメージ映像はのちに舞台となるイスタンブールのベリーダンサーと連関性があることがわかってくる。
007といえばボンドガール⇒セクシーとくるので、当時の水着を着た女性が登場する場面があります。前作、ウルスラ・アンドレスが登場した極上な場面は特別仕様であると認識したのちに、その水着、ビキニではあるものの、今でいうとまるで古い下着のようにおおきい、体に密着しているもののピタッとフィットしていないですこしだぶついている。この時代の水着はまだまだ古典的なのだ。それだけで現代というのは、露出している時代とわかってくる。また、ユニークなのが舞台となるトルコにそんな風習があるのか私はわかりませんが、一人の男を愛した二人の女の決闘=キャットファイトのエピソードが挿入されている。これもお色気サービスということで入れたんでしょうが、今ではなんてことない映像も当時は刺激的だったのでしょう。
旧ソ連情報局でジェームス・ボンドをはめる任務にあたることになるボンドガールを演じるダニエラ・ビアンキは、日本人好みの美人と感じた。とにかく美しい。知性を感じさせるなかで水着にはならないものの洋服を着ていてもわかる胸のふくらみと腰の張り、そして脚の長さ、ナイスバディなのだ。そのギャップがいい。そのボンドガールとともに、オリエント急行内の格闘やヘリコプターの襲撃などがあり、アクション&サスペンス映画の王道といえる。そうしたハードな難局を乗り越えての美女との逢引きは、ある意味で男にとっても最大のご褒美なのかもしれない。ボンドはその女性との情事を敵側に撮影されていた。ラスト、一仕事終えてゴンドラに乗って女と戯れるボンド、ダメ撮られるわと女、観光客がカメラを構えている。再現しようとボンド、海へ撮影会されたフィルムを棄て女に覆いかぶさる。そこに「ロシアより愛をこめて」の歌が…。
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