前に納品したW190なんだけどセルモーターのチェーンが切れてしまい、
さらにエンジンからガラガラと異音がするって事で修理に入り早速分解してみた。
まずクラッチカバーを開けたら金属片がコロンと落ちて、場所を探したらプライマリキックのギアが欠けてしまっていた。
原因はやっぱりケッチンで、始動の初爆でキックペダルを踏んだままだと間違いなくケッチンを食らうから、
このエンジンのキック方法は大振りのストレートではなくジャブのように蹴り終わったらすぐペダルを戻すのがコツ。
W190はストレートからのカウンターを虎視眈々と狙ってるようなもんだから、
気を付けないと右足を怪我することもあるし注意してもらいたいかなぁ。
しかしキックギアが1丁欠けたところで異音にはならないはずだし次はジェネレーター側をバラしてみる。
セルのチェーンが切れていたのは分かってるし異音には繋がらないと思っていたが、
たぶんチェーンの金属片がローターのワンウェイクラッチに噛んでスターターギアを痛めてしまい、
エンジンがかかってローターが回り出した時にクラッチのローラーとギアから異音がしていたみたい。
エンジンがかかるとローターは回転するけどスターターギアは止まっているから、
部品を外して手で回しただけで嫌な音がするし、これが原因で音が出ていたみたいだ。
で、修理なんだが今日部品を発注したし中国から届いてからになるためそれまではこのエンジンはお休み。
でも似た故障のために部品をストックしておくために多めに頼んでおいた。
ついでにデコンプウェイトのリターンスプリングも多めに頼んでおいて、
あんな細いバネがいつまで耐えられるとも思えないし、
もし切れてしまったらデコンプが出来なくなるから直ぐに分かる。
部品代もかからなそうだし自費で部品をストックしておくさ。
船便とコンテナ状況が不安定だから部品の納期は不明だし、
W190は一旦放置しておいて次のエンジンに移ることにするけど、
明日は休みだってさっき知ったからどこか遊びにでも行こうかねぇ。